なぜ、古民家にすみたいか | 似顔絵とちんどん屋の なるみ堂

似顔絵とちんどん屋の なるみ堂

兵庫県の市川町にある古民家で似顔絵とちんどん屋をはじめました、なるみ堂です。

ちんどん屋のなるみ堂一座、似顔絵のなるみ堂創作工房の紹介をしていきます。

関西一円どこでも!よんでいただければお邪魔します。

なるみ堂です。

今日は、なぜ、古民家に住みたいと考えているのかを書いてみたいと思います。


古民家というのは、つまりここでいうのは放置された民家のことです。

たいていの持ち主は既に遠方に住んでいて、古い民家を手入れせずに放置している場合がほとんどです。

家は住むことで風通しが良くなり、長持ちするのですが、いったん住まなくなった家はどんどん湿気がこもって痛んでしまい、解体せざるを得なくなる状態まで行ってしまう場合もあります。

それで修繕や解体お金がかかるからです。

それでも古民家には魅力があるのは、修繕すればまだまだこれからも使えるというところにあります。

また、ツーバイフォーの現代建築のように、寿命が短くないのも素晴らしいことです。

日本の風土にあった長持ちする住宅であり、また新築の家では大量の接着剤を使い、その中に体に悪い物質が室内にどんどんと漏れ出して体内に蓄積していく、そんな危険も古民家にはありません。

先日の棚田ラバーズでの講演会でも、田中優さんが語られていた「ネオニコチノイド系農薬」の危険についてでも出ていたらしいのですが、新建材の中にもネオニコ農薬が使われているそうです。

それもドラム缶1本くらいとか…

このネオニコチノイド系農薬は神経毒性が有り、水溶性で、脳にたまりやすい性質があるという厄介なもので、昨今のADHDや物忘れ、手足のしびれなどの症状はこのネオニコのせいだと言われています。

ーーーーーーーーーーーーー

ここで私の話をします。

私は小学1年生になったころ、祖父が新築の家を建てて3世帯同居の7人家族で住むことになりました。

鉄筋鉄骨の3階建てです。

ちょうど6、7歳の頃でしたが、この頃から高校あたりまで、記憶がしばらく飛んでいました。

散髪屋に行って髪を思った以上に短くされたときに、期待される可愛い子ではなくなったという思い込みで、何故か心を閉ざしてしまい、そのまま自分はダメで汚い人間とずっと思っていました。

その後恋愛と破滅的な青春時代の中で、振り返りをし、さまよって結婚後に断食をして体質改善して、ようやく記憶が連結していくのを感じました。

記憶が飛んで思い出せなかったのに、あるときに急に給食のナプキンと机の距離感と色を思い出した時には衝撃を覚えたりしました。

7歳頃から徐々に「暗い人間」という自己認識が取れなくなり、ひどい顔をして生きていましたし、鏡に映る自分を見たら目が腐るくらいに思え、外に出ることに恐怖感がありました。

大学でバイク通学で排気ガスを吸いまくって一気にうつと不安が出た経験から、やはり科学的な物質はおかしいと思い、自然をもとめるようになったのです。


高校で自然愛好会、大学で農耕サークル通称畑部に属している中で、農作業がやりたいというよりは一連の自然に沿った暮らしがしたいと望むようになりました。



大学時代は京都にいたのですが、市民が寄り集まって生涯教育のような会を運営していて、「京都自由学校」と言う名前で私も参加していました。

その中に京都市北部の茅葺き屋根の日本一残る「美山町」に移住したKさんの主催する、百姓入門講座にはスタッフとして参加費を払わず関わらせてもらい、大きな影響を受けました。

マキでたいたお風呂に入ったとき、体の芯まで温まったこと
縁側から麓を見下ろして足を揺らして子供たちと遊んだこと
となりのおばあちゃんのシワともんぺの美しさ
庭に生えるフキをつんで皮をむいたこと
奥山を歩くと鹿の骨が落ちていたこと
消防団にいかんならんと言って夜に出かけていたKさんのこと…


私はこの頃慢性疲労でスタッフとは言え10時まで寝ていたのですが、Kさんに個人的に気に入っていただいて、子守(子どもに使われていたが…)と農作業の手伝いと話し相手で雇ってもらっていました。

それに京都自由学校のパンフのデザインもさせてもらっていて、かなり破天荒なものでしたがみなさんに可愛がってもらいながら農村の空気に包まれていました。

その縁側にスイカの種を吹きながら、食べた皮も投げ捨てて、次の日には虫がせっせと分解している様などもひとつの循環の美しさに胸をふくらませていました。



また別に、奈良の月ヶ瀬村(現山添村)の縄文の風農場を主催し、研修生、見学者募集の記事を「百姓天国」なる市民雑誌で見かけてサークルのメンバーとお邪魔しました。

その月ヶ瀬村の小山さんの家も素晴らしかったですが、月に2万という家賃の価格を聞いたとき、広さと共にかなり驚いたのを覚えています。

都会や交通の便利なところに住むと、2万円は考えられない価格です。

でももっと安いところもいくらでもあるということもあとになっていろいろと知りました。

月ヶ瀬村でも移住者が増えていて、小山さんの仲間たちもたくさんいて、大工ができる人など得意分野を活かして協力し合ってコミュニティを築いていたのが印象的でした。

そんな中で仲間たちの交流の企画で、お祭りに何回か参加させてもらいました。

音楽も太鼓や唸り声といった超自然なものも発信している人もいました。

それが小山さんの息子さんで、今は結婚されて「ママテラス」というバンドで活動されています。ブログの最後に動画を貼り付けておきます^^

余談ですが、この小山さんのお嫁さんであるみゆきさんから、デモクラティックスクールの存在を教えてもらい、私たちの移住が決まったので、多大な影響を受けた人々だなぁと思っています。

まとめてみると、古民家の魅力というのは、

○基礎がしっかりして風土にあった建物である
○修繕が可能
○自然と一体感が感じられる可能性が大きい
○家賃や、売買にかかる費用が都会ほど大きくない
○コミュニティを築きやすい



また、個人的理由としては家族構成が変わる可能性があり、受け入れ可能スペースがあるということです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ここで市役所の方から情報が入りました。
物件に関して前向きに検討しているという話に大家さんも喜んでおられるそうです。

登記その他相続の料金は120平米で20万円くらいとか…
それと名義変更にかかる費用を大家さんにお払いすればいいとのことですが、本当なんでしょうか…???


また次回は相続に関する費用について、どんなものがいるのかを書いてみたいと思います。



ではでは音譜




音楽
ママテラス
♪↓↓♪
グッドバイブレーション
ママテラスの大和ソーラン節 in レ コッコレ

参考リンク
京都自由学校
タイトル文字と右のイラストにまだなるみ堂の絵が生きてたw