作業開始まで結構・・・
レーザーレベラーのポイントNO.4
NO.3まで、レベラーの動きと整地のイメージをレポート しました。
これからは、いよいよ圃場内での作業レポートになります。
レーザーレベラーは圃場に入って、
「はい、作業開始!」
というわけには行きません。
段取り、セッティングがあるのです。
実際、このセッティングが面倒くさい・・・。
圃場が1ヶ所にあればいいのですが、点在してると・・・。
話がそれそうなので、詳しく語らず本題へ。
圃場に入る前にレーザー発光機を立てます。
ポイントがあって、必ず守ってください。
●垂直に立て、重りを下げる(転倒防止)
●トラクターの天井より高く立てる
●発光機4つの窓のうち、2つの窓を閉める(エチケットです)
●圃場のカドに立てる
特に、レーザー光線の混線を防ぐため、不必要な窓は閉めましょう。
図で示すと、①の位置になります。
→のようにレーザー光線が飛ぶことになります。
発光機を立てたら、②圃場の真ん中へトラクターを進め、
そこで仮りの基準を決めます。
これは、圃場の真ん中が大体基準だろう、ということなので、
自分の圃場の大体基準と思われるところで構いません。
②の位置に行ったら、Pレバーで作業機最下げにして、レーザー用のスイッチをオンにします。
受信すると、レベラー作業機が宙に浮くか、もしくは下がります。
受光機ポールに目盛りが付いています。これを5の位置に合わせます。
これもミソです。
コックピットから降りて、人力にて受光機を上下させ位置を決めますが、ここでもポイントが。
●レベラーが宙に浮いている場合は受光機を上げる。→レベラーが下がります。
●レベラーが地面に付いている場合は、受光機を下げる。→レベラーが上がります。
トップリンクが黄色の●の位置にくる所で受光機を固定します。
これでこの圃場内における
土を5cm削らないことも出来るし、
土を15cm削ることも出来る、
基準が決まりました。
均平作業状態よりもレベラーを少し上げた状態にするのがミソ。
これで、粗均平を開始する段取り、準備が出来ました。
参考にしてください。
いよいよ、作業開始です。