平日の夜のことです。
荻窪駅着21時45分くらいで少しだけ早足気味に歩いて、お店に到着したのが21時55分前。
荻窪店の閉店時間は22時で、よっぽどの事が無い限りそれまでに並べば食べられるようになっています。
他店のように「麺切れで閉店するかもしれない」という思いを抱えたままお店に向かわなくて良いので、精神衛生上だいぶ楽だったり。
荻窪店は食券先買いを推奨しているので、お店に着いたらとにかく店内の券売機まで。
あ、当たり前ですが入口あたりは狭いので、店内から出てくる人や券売機で食券を購入している人がいたら外で待っておく方が妥当です。
その他の注意書。当たり前のことが当たり前のように書いてあるのですが、守れない人がいるから掲示しているのでしょう。
レンゲとコップは給水機の上下にあるので、それぞれを手にとってから着席します。
厨房の中は桜台出身の店主さんと桜台兼任のメガネの助手さん。息の合った作業をされていました。
入店時刻も22時ギリギリだったので僕を含めた4杯がオーラスロットとなり、22時になると同時に看板の電気が落とされていました。
やがて麺が茹で上がり、トッピングを聞かれた僕は「ニンニク少しと野菜」をリクエストしてラーメンが配膳されるのを待ちます。
助手さんの手により盛りつけがなされ、カウンター上部に僕のラーメンが到着。
そーっと丼を手前に下ろします。
小ラーメン¥700+ニンニク少し+野菜です。
うん。ラーメン二郎的な視点から言うとキレイなビジュアル。
ホクホクした野菜は甘みを感じて茹で加減バッチリです。
その野菜の山の裾野には少なめを指定した刻みの細かいニンニクがちょこんと盛りつけられています。
ニンニクは最初から積極的に撹拌しないで、天地返しの後にじょじょに丼内に自然と行き渡る具合が好きだったり。
豚はバラ肉が2枚。厚みもありますが脂身もなかなか多いな。と。
その脂身がふんだんに溶け込んだスープはかなり乳化していて、ヘビィーな塩梅になっていました。
豚が変わった影響でこのように油が多くなったか、所謂「ブレ」と呼ばれるバラツキの範囲内の事なのか………。
食べ終わった丼をカウンター上部にあげて、パーソナルスペースをダスターで拭いてご馳走様でした。と。
お店を出た僕は次回の訪問時にスープがどう変化しているのかを楽しみにしながら、重くなったお腹を抱えながら荻窪駅まで再び歩いて行ったのでした。