中日新聞によく掲載されている、ひろさちやさん。この人の考え方は分かりやすくていいなぁと思っておりました。例えば「善因善果、悪因悪果」について。
これは、いいことをして、何か報酬を期待するのではなく、いいことができるそのことを喜べばよいのです。悪いことをすると、次にもまた悪いことをしやすくなるから、そのことを悲しみ、同じ悪いことをしないようにする。それが仏教の考え方だと言います。
仏教では、お酒は悪です。「一杯目は人が酒を飲み、二杯目は酒が酒を飲み、三杯目は酒が人を飲む」
はい。酒に飲まれた経験は、確かにありますねぇ。 二杯までにしておきましょう。
さて、このたび「けちのすすめ」という本を読みました。
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率直な感想は、ひろさちやの考え方は、ちょっと共感できないです。新聞の記事は、あまり過激に書いてないから好きだったのかなぁ。本の場合は、言うことが極端なんです。欲をもって、目標に向かって頑張って生きる生き方は、そんなのは幸せではなく、過労死したり、うつになったりするんだ、みたいな書き方です。勝ち組のカツマーの生き方を否定して、しがみつかない生き方をしよう、という話と似てるかな。
かなり極論になってしまっているので、まぁ言いたいことは分かるのですが、今のワタクシには納得できないし、こういう生き方はできません。70歳を過ぎれば、そんな生き方もいいかもしれませんけれどね。