家族の間では、かえって言えないことがあるものです。
心配をかけたくないとか、お金がかかるとか。
情報として伝えておきます。「病院へ行くべし。」
「あなたの健康百科」より
http://www.medical-tribune.co.jp/kenkou/zutu-09.html
高血圧による頭痛
起床直後に起きやすい
-重い病気の場合も-
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高血圧の人は頭痛が起きやすい。しかし、その原因は、まだはっきり分かっていない。高血圧の頭痛の中には危険なものもあるので、頭痛が続くようなら医師に申し出ることだ。
●脳血管の拡張が原因か
最高(収縮期)血圧が平均で174mmHg(Hgは水銀柱を表す。以下単位同)、最低(拡張期)血圧の平均が100という未治療の高血圧の人は、3分の1が起床時に頭痛を感じるという調査結果がある。そして、血圧を下げる治療を受けると、頭痛が軽減するという。
また、血圧が正常(収縮期140未満、拡張期90未満)であっても、血圧が急に上昇すると、頭痛を起こす可能性がある。上昇後の値が正常血圧の範囲内であっても、血圧の変動幅が大きいと、頭痛が起きやすい。
これは、血圧上昇によって、脳内の太い血管が急に広がり、脳内の神経が刺激されるために、頭痛として感じるのだと考えられている。
起床直後に頭痛が起きやすいのは、睡眠中に脳にたまった炭酸ガスを早く排出しようとして、脳の血管が急に広がるためだ。
●どうきなど伴えば危険
高血圧による頭痛が、生命に危険が及ぶ状態にあることを示していることもある。そうしたケースでは、拡張期の血圧が120以上になっていることが多い。
異常な血圧上昇が起きるケースとしては、重い腎臓(じんぞう)障害、重い妊娠中毒症、副腎の髄質にできる褐色細胞腫(しゅ)や、抗精神病薬のMAO阻害薬を服用している人が赤ワインやチーズを食べた後などがある。
そうした異常な高血圧の場合は、頭痛だけでなく、どうきやけいれん、意識障害などを伴うことが多い。
こうした重い症状があれば、直ちに救急車を呼び、血圧を下げる治療を受けなければならない。また、高血圧の治療中に頭痛が続いたときは、普段と違う血圧変動が起こっている可能性がある。早く医師に相談をした方がいい。