女王の教室最終回 | 私でもいいですか?

女王の教室最終回

いろんな話題を振りまいたドラマも、今回が感動の最終回です。

その前にまず、最初に言っておきたいことが・・・・

結局、最後まで、明治製菓、コカコーラ以外のスポンサーはクレジットされませんでした。
こんな異常事態は異例のことだと思います。こんな良いドラマを見極められない企業の資質を疑いたくなります。



さて、感想を言うなら、

もう感動した!!号泣しちゃったよ!!

で済んじゃうくらいです。(笑


先週倒れた、真矢だが心配した重い病ではなかった。過労だった。生活のほとんどを生徒達のために使っていた。なるほど、真矢が何でも知っているわけですね。

私立に行きたくないと言っていた和美ちゃん。でも、本心はお姉さんの行っている学校へ行きたかったみたい。私立へ行くと言う。

何だかうまくいったなかった和美ちゃんの家族、いつの間にか良い家族になっている。お姉さんまで、不登校が無くなるし。おそるべし真矢効果!!

しかし、真矢の住んでいる所って、ちょっと狙いすぎじゃない。古びたアパートって・・・
でも、中はすごい!!専門書の数々、生徒達の資料、あそこまですれば過労にもなるよ。

どうしても、真矢を辞めさせたい教頭。煮え切らない校長。しっかりしてよ!!

和美ちゃんたちは真矢に会いたがるが、病室にはもういない、部屋も引き払っている。
どうしても会いたい和美ちゃんたちは真矢に会うために途方もない手段にでる。
出会い系サイトで、大人と援交みたいなことをして、真矢を呼び出そうとする。
彼女たちの行動は危険極まりない。小学生を相手にするなんて、尋常じゃない。案の定、彼女たちは連れていかれそうになる。

しかし、彼女たちの思いは伝わったのか、真矢は現れる。
けれど、相手は男、しかも三人。さすがの真矢も応戦するが、敵わない。何とか追い払ったものの、真矢は傷を負う。心配して駆け寄る生徒達に、一喝する。
「何やっているんですか、あなた達は。今は他に、いくらでもやることがあるでしょう。こんなくだらないことに、頭も時間も使うんじゃありません。」

真矢は無事、いつもどおり教室へ行こうとすると、教頭に止められる。すでに、教育委員会から再教育センターへ行くように通達がでていることを告げる。
校長は「反省して、改めるという謝罪文を書いてもらえませんか。それを教育委員会へ持って行って、今回の処分を撤回するよう、何とか掛け合ってきますから。」
校長の説得も、真矢には通じない。校長がこれほど熱くなったのは初めてじゃない?

真矢を前にして、生徒達は自分たちのしたことを素直に謝る。
和美ちゃんは「先生、でも、みんな先生に会いたかったんです。先生と勉強したかったんです。」
クラスのみんながそう思っている。
これに対して真矢は「言い訳をしても許しません。おろかなまねをした罰です。授業が終わるまで、全員立っていなさい。」
クラス全員が素直に立つ。それから、いろいろな罰を生徒達に与えるが、誰一人文句を言う生徒はいない。

マヤを追い出すと言う教頭の言葉を聞いて生徒達は不安がる。
真矢はいつものように、言う。
「いい加減、目覚めなさい。人生に不安があるのは当たり前です。大事なのはそのせいで自信を失ったり、根も葉もない噂に乗ったり、人を傷つけたりしないことです。」
さらに続く・・・
「それより、今をもっと見つめなさい。イメージ出来る?私たちの周りには美しいものが一杯溢れているの。夜空には無数の星が輝いているし、すぐそばには小さな蝶が懸命に飛んでいるかもしれない。街に出れば初めて耳にするような音楽が流れていたり、素敵な人に出会えるかもしれない。普段、何気なしに見ている景色には時の移り変わりで、はっと驚くようなことが一杯あるんです。そういう大切なものをしっかり目を開いてみなさい。耳を澄ませて聞きなさい。全身で、感じなさい。それが生きていると言うことです。」

子供たちだけに聞かせるにはもったいない言葉です。私たち大人もそういうことを忘れているような気がします。生活に追われている、仕事に忙しい、そういってごまかしているのかもしれません。

教室から追い出そうとする他の教員、それを制して真矢は最後に言う。
「今はまだ、具体的な目標がないのなら、とにかく勉強しなさい。十二歳の今しか出来ないことを一生懸命やりなさい。そして、中学へ行きなさい。中学に行っても、高校に行っても、今しか出来ないことは一杯あるんです。それをちゃんとやらずに、将来のことばかりを気にするのは止めなさい。そんなことばかりしていると、いつまでたっても、何にも、気付いたりしません。」

真矢にとってはこの生徒達との最後の授業だった・・・

校長が真矢を知り合いの私立へ紹介すると言うのだが、真矢は、
「私は公立しか行きません。子供たちに、学力や貧富の差が有る難しい環境があるこそ、やりがいがあると思わないんですか、皆さん。」
真矢はとうとう学校を出て行った。

学級主任の並木先生がぽつりと言い始める。
「何で、あんなすばらしい人を辞めさせなきゃいけないんでしょうか?阿久津先生は自ら大きな壁になって、自分を乗り越えろと言いたかったんですよ。壁にぶつかったことのない子は挫折に弱いし、今は大人が壁になっていないから子供がなめるんだし。子供は私にことなんかすぐ忘れるけど、阿久津先生のことは一生忘れませんよ。本当に辞めなきゃいけないのは私のような教師の方じゃないんですか。せめて俺達年寄りは阿久津先生みたいなやる気も理想もある人を守ってやらんと行かんのじゃないですか。大人がかっこよくないから、子供がぐれるんです。」

並木先生、もっと早く言ってください。

しおり先生に「先生は何でそんなにがんばれるんですか?何でそんなに教師が好きなんですか?」聞かれ、真矢は「教育は奇跡を起こせるからです。子供たちは成長して行く中で、私たちが予想する以上に、素晴らしい奇跡を起こします。」

再びクラスは真矢が出て行ったことで、戻るまで授業に出ないと言い出すが、さすがに和美ちゃんは的確な判断を下します。
「ほんとにそれでいいのかな?こんな事して先生が喜ぶと思う?さっき言ってたじゃん。今しか出来ないことをちゃんとやれって。」

ほんと和美ちゃんは良いこと言う。真矢の分身みたい。(笑

クラスはひとつにまとまり、真矢の教えどおり、行動する。

時は過ぎて卒業式を迎える。
なぜか、クラスにカップルが出来てる、出来てる。

私もあったなあ、卒業式が近づくと好きな人に告白するかどうか、悩んじゃったりして。どうせ同じ中学へ行くんだけど、独特の雰囲気がそういう気分にさせるんだろうね。
結局、その人には告白しなかったし、第二ボタンを貰うこともなかったけど。
うーん、懐かしい思い出だ。と言うか切ない思い出だよね。

卒業式の歌って、時代と変わってきていると思うけど、「仰げば尊し」がいけないなんて、今の教育がいかにゆがんでいるかって、証拠だよね。

創業式当日、由介のもとを母親が現れる。探し出したのは真矢だった。(探偵顔負けだね)

あのおじいちゃん(いやおばあちゃんかな)が出ないのは寂しいなあ・・・(笑

卒業式のさなか、真矢は再び学校へ現れる。
真矢はいままでの生徒達の個人データを消して行く。それはお分かれの儀式のようだった。
時を同じくして、卒業証書は彼らに渡されて行く。

一年の思いが詰まっているデータを消すマヤの気持ちはどんな思いだったのか。

一人一人の名前を言う真矢。彼女なりの卒業証書授与だったのかも。

真矢は最後に慣れ親しんだ教室へと向かう。一年の思い・・・

そこへクラスのみんなが駆け込んでくる。

これは教頭の粋な計らいだった。最後になってマヤを理解出来たかな?

彼女たちは真矢に見てもらいたいものがあると言って、見せる。
それはクラスのみんなが作った卒御制作。しかし、そこにはなかった真矢の姿が新しく刻まれていた。

クラスたちはこの一年の思いをぶちまける。
真矢は「何をくだらないことを言っているのと」いつもの調子だが、
生徒達は「仰げば尊し」を歌い始める。
さすがの真矢もこれにはぐっと来る。

顔を上げて涙をこらえるシーンも。


そして、
「早く中学に行きなさい」真矢節炸裂。(笑

さて、由介は和美に告白出来るのか?
大事なものを交換する二人。アロハ(I Love You)!!

時は流れて新学期。

小学校はがらりと変わっている。真矢が遺した財産だ。

しおり先生はにわか真矢になってる。大丈夫!!(笑

真矢の笑顔、初めてだよね。

だけと、新しい学校ではまたいつもの真矢かな。

今回は三十分の拡大版だったけど、見ごたえあった。

やはり、この番組は素晴らしい。今の教師に見せてやりたい。親に見せてやりたい。

真矢だったら、子供預けられる、そう思った。

そして、自分自身も真矢のような先生と出会っていたら、どう変わっていただろう。

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