夫の不倫を静観してしまう心の裏には・・ | 夫婦問題・不倫問題改善カウンセリング~明日へ架ける橋

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不倫に陥る心理とは?なぜ人は不倫をするのだろうか?どうしたら不倫を止めることができるのだろうか?
相談実績3,000件以上のカウンセラーNAOKO(松宮直子)が心理的側面から徹底的に分析し、その対処法についてを発信していきます!

※過去に人気があった記事をリメイクして再アップしました。

 

 

こんにちは。

カウンセラーのNAOKO(松宮直子)ですにっこり

 

夫の不倫が発覚しても、なかなかそのことを

 

「夫に告げられない」

 

ことがあります。

 

妻が不倫をしていることを知っていて、それを夫に告げてしまったら、

 

「もしかしたら夫は離れてしまうかもしれない・・」

 

という不安から言えなくなることもあるでしょう。

 

発覚当初に夫に「不倫を止めて欲しい」と伝えても、

 

夫が逆切れをしたり、不機嫌になったりして、それ以上言えなくなってしまうこともあるでしょう。

 

「今は夫に何を言っても無駄だ・・・」

 

「これ以上、不倫のことを指摘したら、本当に離婚されるかもしれない・・」

 

そんな気持ちから、「不倫を静観してしまう」ということもあります。

 

私は、夫の不倫を何年も何十年も

 

「静観をして」

 

「良い妻をする」

 

ということはお勧めしていません。

 

不倫が長引くばかりか、夫が調子に乗って不倫がエスカレートしてしまうことが多いからです。

 

妻の苦しみもわからないままですからね。。

 

でも、何も言えなくなってしまう妻の心情も痛いほどわかるのです。

 

 

夫が不倫をしていることを知っていても何も言えない場合・・・

 

これまでの夫婦関係において、上下関係ができているのかもしれません。

 

経済的に、圧倒的に妻が弱い立場もあるかもしれません。

 

妻が何かを指摘することによって夫は聴く耳を持たずに、すぐに逆切れをしてしまっていたからかもしれません。

 

 

不倫発覚当初に不倫のことを指摘したとき、夫が逆切れしたり、離婚だ!と脅してきた場合・・

 

これ以上指摘したら、「本当に離婚されるかもしれない」という不安と恐怖に襲われます。

 

夫の不倫という事実が、妻に混乱と不安と恐怖を植え付けます。

 

精神的に追い詰められている状態なのに、

 

「これ以上指摘したら、次は何が起こるかわからない・・」

 

という不安と恐怖を抱えながら、それでも強く動けるでしょうか。

 

もちろん、すぐに行動できる方もいると思いますが、

 

こうしてすぐに行動できずにしばらく「静観をしてしまう」ということもあるのです。

 

夫の心が未熟な場合、

 

不倫以前に「妻の想い」や「こうして欲しい」という願いを、夫に受け入れてもらえていなかったのかもしれません。

 

何か少しでも指摘をするだけでも、夫はそれを受け入れられずに

 

「なかったことにしてしまう」「妻の責任」

 

にして逃げてしまっていたのかもしれません。

 

何年も何十年も、すぐに壊れてしまいそうな夫の心を支え、我慢強く受け入れ、家族を守ってきたのではないでしょうか。

 

「この人なら指摘しても大丈夫だろう」

 

なんて安心感などなかったのではないでしょうか。

 

自分が不倫のことを指摘することで、今まで築き上げてきたもの、守ってきたものが壊れてしまうかもしれない・・・

 

そう思えば思うほど、怖くて怖くて行動などできなくなるのです。

 

それほど妻にとっては大切な家族であって、壊したくない、守りたいものであったのでしょう。

 

なんとかギリギリまで

 

「夫に元に戻って欲しい」

 

「元の家族に戻って欲しい」

 

そんな願いを胸に秘めながら、何ヵ月も何年も耐え忍んでいるのです。

 

 

不倫を静観している期間というのは、様々な葛藤や期待、希望、絶望を何度も味わいます。

 

それでも、壊したくない想い、私さえ我慢すれば壊れないで済むかも・・という想い。

 

周りは言うかもしれません。

 

「どうして夫とちゃんと話し合わないの?不倫相手と別れてくれないなら、離婚すればいいじゃない」と。

 

でも、妻がどんな想いを抱えているかなんて、周りにわからないですよね。

 

今まで精一杯努力をして守ってきたもの、築いてきたものがあるのです。

 

がんばってきた人ほど、「それを壊したくない」「なんとか守りたい」と思うのではないでしょうか。

 

単純に「静観をしている」だけではなく、妻の心は複雑な苦しみと闘っているのです。

 

苦しみや悲しみを背負いながら、それでも「守りたい」「壊したくない」気持ちは、

 

その人にしかわからない「かげがえのないもの」だと思うのです。

 

自分以上に家族を大切に思ってきたからこそ、芽生える気持ちなのかもしれません。

 

 

夫に自分の気持ちを伝えられるようになるまでは、何ヵ月、何年かかってもいいと思います。

 

何ヵ月で気持ちを伝えられた人もいれば、20年ほど経ってようやく伝えることができた人もいます。

 

でも、みんな大事な気持ちを心に秘めていて、怖れや不安と闘って、

 

その人にとっては「それだけの年月が必要だった期間」です。

 

 

不倫をしている夫にすぐに指摘できなかったとしても、決して自分を責めないで下さい。

 

あの時、もっと早く対処できていたら良かったのに・・・・と後悔をしないで下さい。

 

誰かを大切に想う気持ち、誰かを守りたいと想う気持ち、

 

築き上げたものを壊したくないという気持ちを否定しないであげて下さいね。

 

怖れや不安を乗り越えて、何よりも自分の心を守りたいと思えたとき、

 

その時が不倫をしている夫と「本当の意味で向き合うタイミング」です。

 

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ピンク薔薇カウンセラーを目指している方ピンク薔薇


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