こんにちは、なおです。

いまは過去の恋愛について書いています。

興味ない人はスルーだよ♡

 

 

 

わたしの恋愛、つづきです。

読んでない人は最初から読んでね♡

わたしの恋愛①

わたしの恋愛②

 

 

 

彼と同棲を始めて数か月。わたし21歳。

こちらで見つけた彼の仕事もようやく板についてきた年末。

一緒にライブを観に、新宿まで行ったのね。

 

ライブ会場は階段を昇って7階くらいまで行かなければならなくて。

人でぎゅうぎゅうだし、昇るのが、ものすごくつらくてつらくて。

 

それでも彼氏とライブを楽しんで、また岩手に戻ってきたの。

そこであることに気が付いた。

 

 

あれ、生理が来てない。

 

 

妊娠検査薬を買ってきて試したら、あっという間にクッキリした線。

 

わたし、妊娠してる。

 

 

 

わたしの兄は10歳上なんだけど

できちゃった結婚をして、2年くらいで離婚したの。

それを中学生くらいに見てたわたしは

できちゃった結婚だけはしたくないって思ってた。

 

 

だからね、

妊娠したことが全然うれしくなかったの。

 

できちゃった結婚するくらいなら堕胎すればいいのに

って、ずっと思って生きてきたら、

その現実がわたしの目の前に現れた。

 

彼以外、親にも誰にも言わなかった。

誰にも相談しなかった。

堕胎することもわたしが決めた。

もしかしたら彼は、産んで欲しかったかもしれないけど。

 

年が明けて、産婦人科に行って

尿検査してエコー検査して「おめでたですよ」ってニッコリ言われた。

堕胎したいことを先生に伝えたら、

手のひらを返すように冷たい態度で堕胎の説明をされた。

ものすごく哀しかったことを憶えてる。

 

その哀しみって多分ね

赤ちゃんとサヨナラすることじゃなくて

堕胎することを選んだわたしを認めてもらえない哀しみ。

当時はわからなかったけれど、今ならそうだって分かる。

 

せっかく来てくれた命なのに

どうしてそれを棄ててしまうのかなんて

21歳のわたしにはわからなかった。

 

でも何かしら理由が必要だと思ってた。

子どもが子どもを産んじゃダメだって思うようにしてた。

21歳のわたしはまだまだ子どもなんだって。

 

 

同僚を傷つけて

堕胎して

 

わたしはどこまでもダメな奴だなあなんて思いながら

せめて、彼と結婚して、彼の子どもを産もうって

それだけは果たそうって、そのときは思ってた。

それが、来てくれた命への報いなのかなって。

 

 

でも、それも果たせなかったの。

 

 

④に続きます。