「」内の文章を追記20190629

「昨年10月に心室細動で心肺停止になり、奇跡的に復活したものの、入院をきっかけに糖質制限ができなくなってしまいました。

しかし、心室細動になったのは、栄養に問題があったはず。

3ヶ月間の入院中に原因と対策を考え続けました。

 

糖質たっぷりの流動食をとらざるをえなくなってからの体調の変化を観察する中で、今までの食事のメリットと問題点がわかってきました。

 

糖質制限のメリットはすでにこの記事で書いていますので、僕は何を見落とし、心室細動につながったのか分析していきます。

 

なお、自信満々に糖質制限について語っている過去記事は、過信していた自分自身への戒めと反省の意を込めて、そのまま残そうと思います。

 

僕の糖質制限の問題点① 食が細い

結果:エネルギー不足

糖質制限をすると糖質を脂質として蓄えるということが少なくなるので、タンパク質や脂質で必要なカロリーをとらないといけません。頑張って食べていたつもりでしたが、糖質制限をする前は35キロあった体重が25キロほどに痩せてしまっていました。

 

僕の糖質制限の問題点② マグネシウム不足

結果:不整脈の増加、心室細動に

タンパク質の摂取を優先するあまり確実に野菜不足でした。

動物性たんぱく質にはあまり含まれないマグネシウムは、エネルギーを作る際にも筋肉を動かす際にも必要なミネラルです。

 

マグネシウムはカルシウムとバランスを取りながら働くので、同量くらい摂取するのが良いのですが、僕の食事メニューは乳製品が多く野菜やサプリが少なかったのがまずかったですね。

サプリやマグネシウムオイルで摂取していたつもりでしたが、摂取量が足りていなかったのだと思います。

 

心臓が良くない人は不整脈が出なくなるまでマグネシウムを増量することをおすすめします。

サプリだけではなく、海藻、豆(豆腐が食べやすい)、緑の野菜、魚や魚介類も積極的に食べて、なんとしてもマグネシウム不足にはならないように注意しなければならないと思いました。

 

僕の糖質制限の問題点③ カリウム不足

結果:不整脈の増加、心室細動に

野菜や果物に多く含まれるミネラルであるカリウムは、心筋を含む全身の筋肉を動かす時に使われます。

僕は数年来の野菜不足によってカリウムの摂取量が少なかった上に、もともと心不全だったため、心室細動という深刻な不整脈につながってしまいました。

 

 

入院中の低血糖事件

電気ショックの際に舌を思いっきり噛んで負傷していたのと、体力が激落ちしたせいで、入院して1ヶ月くらいは流動食を飲むのもやっとという感じでした。なので、僕の主食はメイバランスやクリミールなどに変わってしまいました。

 

入院中のある朝、急にだるくなり、手足がしびれ、冷や汗が出て、だんだん意識が遠のいていくのを感じました。初めての感覚でどうしたらいいのかわからなかったのですが、とりあえず母にナースコールを押してもらい看護師さんを呼んでもらいました。

 

症状から低血糖を疑った看護師さんが血糖値を測定してくれました。すると、70以上が正常のところが、まさかの40代という低値でした。すぐにブドウ糖を飲ませてもらいましたがなかなか回復しないので、点滴をすると徐々に楽になっていきました。

 

この時期は、食事で疲れるので1日2食(昼と夕方)というルーティーンになっていました。食事量が少ない上に夕飯から次の日の昼まで食べなかったこと、糖質制限をやめたことで口からとる糖質に頼る身体になっていたのが低血糖が起きた原因だろうと分析しています。

 

低血糖の怖さを初めて知り、適度に糖質をとる食事に切り替えました。

今は夜間にもエンシュアリキッドを飲むなど、6時間以上の絶食はなるべく避けるように気を付けています。

それからは1度も低血糖は起きていませんウインク

 

筋ジスが治ってから、また糖質制限の食事に戻したいと思います。

追記ここまで

 

糖質制限

高タンパク+高脂質+メガビタミン+適度なミネラルで、

完璧な代謝を目指していますが、

糖質制限は、

これを強力に後押ししてくれると考えています。

 

正しい糖質制限食(高タンパク質、高脂質)

にすることで、

必要な栄養が満たされ、

身体は糖質より脂質(主にケトン体)を

メインのエネルギー源として使うようになります。

 

なので、健康的に痩せたい方には

糖質制限+カロリー制限がおすすめできます。

 

僕の場合はダイエット目的ではなく、

より健康になることが目的であり、

糖質制限で狙っている主な結果は以下の2つです。

 

・ミトコンドリアで大量のATPを作り、代謝アップ

・糖化による血管や細胞のダメージを減らし、若返り

 

1.糖質制限をはじめる前に

正しい知識を学んでから始める。

 

僕は2015年から糖質制限を始めて

体調がよくなったので

糖質制限は多くの難病治療にも効果があると

確信していますが、

 

やり方を間違えていたり、

体質の差によっては逆に体調不良になる人も

いらっしゃいます。

 

さらに、

糖質制限について正しい知識や理解のある

医師がまだまだ少ないので

主治医には相談できないかもしれません。

(僕もそのひとり)

 

それでも、結果は出せるし、

決して孤独ではありません。

 

いまや糖質制限ブームがまきおこっています!

 

ブログやフェイスブックで

糖質制限を推奨する医師が

情報を発信しつづけてくださっているし、

糖質制限実践者さんのフェイスブックグループも

たくさんあります。

 

本もたくさん出ています。

 

まずはネットやYoutubeや本で勉強。

わからないことは先生や先輩に聞く。

自分の体質を考えてやり方を決める。

実践する。

つまづいたら勉強し直す。

自分で調べてもわからないことは

先生や先輩方、仲間に相談したらいいんです。

 

自分が結果を出して、

今度は難病克服を目指す方の役に立つことが

僕の役目だと考えています。

 

なので、てるてる坊主もお力になれたらと思っています。

気軽にコメント、メッセージしてくださいね。

 

 

2.なぜ糖質制限が健康に良いのか?

 

2-1.エネルギーを大量に作れるようになる

 

つまり、疲れにくい体になれます。

 

脂質は、ATPをたくさん作りだせる

効率が良くクリーンなエネルギー源なのですが、

体内に糖質がたっぷりある状態では

脂肪はあまり使われません。

 

そこで!

糖質制限をすることで

体は脂肪燃焼モードに切り替わりますメラメラ

 

糖質制限で

ミトコンドリア本来の力を発揮してもらうのです!

 

2-2.糖化の害を減らせる

 

糖化とは、

炭水化物(糖質)とアミノ酸(タンパク質の成分)が反応することです。

すると、非常にやっかいなものができるのです。

 

それが「AGEs」と呼ばれる終末糖化産物

老化の原因物質です。

 

難病とたたかう時に、

病気に目を向けがちになりますが

僕の筋ジストロフィーなんて

スピードの早い老化みたいだなぁと考えることがあります。

 

そこで老化対策は大切だと思ったのです。

 

老化を早める習慣というのは

病気を生み出したり、進行させてしまうので、

僕は老化(糖化)対策に糖質制限を選択しました。

 

糖化の害について、

ボディビルダーの山本義徳さんの説明がわかりやすく

詳しくまとめられているので引用します。

例えばAGEsになったコラーゲンは互いに結合しあって、コラーゲンとしての弾力性が失われる。そして血管は硬化し、血栓もできやすくなる。また悪玉コレステロールであるLDLが糖化されると泡沫細胞となり、アテロームを形成して動脈硬化の原因となる。

さらに問題なのは、SODやカタラーゼなどの活性酸素を除去する酵素が糖化されてしまうことだ。こうなると活性酸素を除去する効果は当然失われるし、糖化されるその過程においても活性酸素が発生してしまう。

血管のコラーゲンについて前述したが、もちろん皮膚や筋肉、骨などのコラーゲンも糖化によってダメージを受ける。ターンオ-バーが遅くなって肌はなめした皮のようになり、骨や筋肉は弱くなり、怪我をしやすくなる。

問題は、この「糖化」というのは非酵素的に起こるということである。つまり炭水化物が多ければ多いほど、つまり血糖値の高い時間が長ければ長いほど、糖化が起こりやすいのだ。
糖尿病の患者はインスリンが働かず、血糖値の高い状態が長くなる。そのため糖化が非常に起こりやすく、それが糖尿病で合併症が起こる主な理由となっている。

血糖値を低い状態で安定させるためにはどうするか。一番簡単なのは、炭水化物の摂取量を減らすことである。つまりローカーボ・ダイエットが糖化を防ぎ、老化を抑制してくれるというわけだ。

(引用元山本義徳オフィシャルブログ 糖化を防ぐために Part 1

 

 

3.糖質制限で改善した例

 

糖質制限で病気が治った!

こんな良いことがあった!という例を集めてみます。

 

・疲れにくくなった(実体験)

・寝つきが良く、眠りが深くなった(実体験)

・イライラしなくなった(実体験)

・肌つやが良くなった(実体験)

・食後に眠たくならなくなった(実体験)

・むくみがとれた(実体験)

 

・花粉症の症状が出なくなった(家族の実体験)

・関節炎が改善した(家族の実体験)

 

・アトピーが治った

・2型糖尿病でインスリンを使わずに血糖コントロールができるようになった

・適正体重になった

・高血圧が治った

・いびきをかかなくなった

・肩こり、腰痛が治った

 

 

3.糖質制限食を指導できる全国の医療機関&治療院

 

身近な専門家にサポートしていただけると

安心だと思いますので、

下記のリンクから糖質制限食を指導してもらえる

お近くの病院を探すことができます。

 

日本糖質制限医療推進協会/提携医療機関

 

夏井睦医師のHP/糖質制限で糖尿病治療をしている医師

 

 

治療庵 楽道

楽道のHPは、初心者にもわかりやすいです。

僕が尊敬する小西伸也先生は、

質問掲示板にて健康相談にも乗ってくださいます。

 

 

4.動画で学ぶ糖質制限

 

糖質制限についてよくわかる

おすすめ動画をご紹介します。

 

夏井睦先生 「糖質制限で健康になろう」

 

 

 

5.絶対失敗しない糖質制限

 

さきほどご紹介した治療庵 楽道のHPで

小西先生が

糖質制限でよくある失敗例と対処法を

わかりやすく説明してくださっています。

 

糖質制限で悩んだときはこちらをごらんください。

 

絶対失敗しない糖質制限

 

 

6.糖質制限をやってはいけない、注意が必要なケース

 

糖質制限ができない疾患や

注意が必要なケースを紹介します。

 

まず糖質制限が禁忌(やってはいけない)の疾患です。

 

非代償性肝硬変(末期の肝硬変)

 

活動性膵炎

 

長鎖脂肪酸代謝異常

 

詳しい説明は「医師Mのブログ 糖質制限 禁忌と注意

をごらんください。

 

次に注意が必要な場合です。

 

糖尿病で低血糖を起こすような薬剤を飲んでいる、またはインスリンを注射している方は絶対に自己判断で糖質制限を開始しないでください。

 

腎不全

 

「・筋肉が少ない病気で超痩せている人」

 

上記のような方は

自己判断で糖質制限をやらないでください。

必ず糖質制限に理解のある医師とよくよくご相談されてください。

 

詳しい説明は「医師Mのブログ 糖質制限 禁忌と注意

ドクター江部の糖尿病徒然日記 糖質制限と腎臓

をごらんください。

 

 

・筋ジストロフィー完治を目指す栄養療法

 

0)はじめに

1)高タンパク質(動物性)

2)高脂質(動物性)

3)メガビタミン

4)適度なミネラル

5)抗酸化

6)現在のサプリメント一覧とiHerb.comの使い方♪

7)筋ジストロフィーの方におすすめサプリ ベスト3

 

読者の皆様へ

iHerbで僕の紹介コード KUY0915 を使ってくださった読者の皆様に恩返しがしたいので、コメントにて紹介コードをお知らせいただけたら順番に使用させていただきますキラキラ