第46回九州青年祭 in Nagasaki2~フィールドワーク・グルメ・アフター交流~ | いっちきち!やっちきち!豊後大野

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大分県のなないろベース(豊後大野市青年団)のブログです。活動のこと、豊後大野市のことを紹介します!

"原爆から70年、また今年世界遺産に登録された長崎から、九州は1つ!"
2015.11.21(Sat)-22(Sun)、@長崎市

どうも、引き続き広報タカッチです!
末永くよろしくね
…はい、ごめんなさいm(__)m(苦笑)

さて、第46回九州青年祭 in Nagasaki2日目の記事です。
1日目の模様もよろしくです^^
 

<日程>
[1日目(11.21)](※前回紹介分)
(1)開会式 (2)ワークショップ・事例発表 (3)大交流会・二次会
[2日目(11.22)](※今回紹介分)
(1)フィールドワーク
(2)昼食
(3)全体会・閉会式
(※)おまけ
[まとめ]


[2日目]
(1)フィールドワーク
九青祭の醍醐味の1つ、開催地を散策して学習するフィールドワーク。
原爆から70年の長崎市。市内の戦争遺跡を巡り、平和について考えました。
私自身、昨年の青年団平和集会で学習いたしましたが、戦後70年に改めて学習させていただきましたm(__)m
以下、巡ったコースのご紹介です。一緒に巡っているつもりでご覧いただけると幸いです☆

原爆資料館追悼平和祈念館
被爆の惨状、原爆投下への経過、核兵器開発の歴史などが紹介されている原爆資料館。
また、犠牲になった方を慰霊・追悼される追悼平和祈念館を訪問。
▽原爆資料館
 
▽V・ファーレン長崎の方も慰労されておりました。
 
▽追悼平和祈念館へは今回が初訪問。
 追悼者へ祈りを捧げました。
   また、戦後70年にあたり、当時小学生だった方のメッセージも印象的。
 ・「病を患い体は弱いが、70年たった今でも生きていることだけでも幸せ。」
 ・「平和ボケでもいい。やはり戦争はしてはいけない。」
 …といった内容が心に残りました。
 
 
祈りのゾーン
資料館~爆心地へ向かう道には、いくつかのモニュメントがございます。
平和の母子像

▽平和を祈る子の像
像周辺には、国内外の地域からの石も設置されております。
大分県のも発見。見た目・触覚から、姫島の黒曜石ではと判断。
 
 
被爆当時の地層
現在の原爆落下中心地一帯は、土地を2mかさ上げされているそうです。
その土の下には、被爆の瞬間に滅茶苦茶にされた長崎の日常が残ります。
瓦の表面が泡立っているのは、2,000度以上の高温で照射されたためだそうです。
 
▽下の川
原爆落下中心地を流れる下の川。
70年前、原爆によりたくさんの死体がこの川にあふれ、それは地獄絵図だったそうです。
なお、護岸には、被爆当時の自然石が使われているそうです。
 
原爆落下中心地碑
1945年8月9日午前11時2分、この石柱の上空約500mで原子爆弾が破裂。
強い爆風の中、この場所にだけ立っているものが残っていたため、この地を爆心地として文科省の調査団が設定したのだとか。
こちらで黙とうを捧げました。


▽浦上天主堂遺壁
浦上天主堂(後述)は、爆心地から北東500mの丘の上にありました。
当時東洋一の壮大さを誇ったそうです。
しかし、被爆の瞬間に破壊され、わずかに壁を残すのみ。
新しい天主堂建設の折、現在の場所(爆心地)に移設された戦跡です。

▽ぬこ(猫)
 彼(彼女)は70年前のことをご存じだらふくわ…??(苦笑)
 
松山町防空壕跡
戦時中、現在の平和公園周辺には数多くの防空壕がありました。
原爆当時、空襲警報解除中だったため、町民は防空壕に避難しておらず。ほとんどが即死。
その中、偶然この防空壕の中で遊んでいた9歳の少女が奇跡的に助かり、町内唯一の生存者となったそうです。
 
▽また、ぬこ 愛猫家なタカッチですけん…(笑)
 
☆平和公園
平和祈念像、平和の泉、鐘などで有名ですね。
毎年8月9日、平和祈念式典がこの公園で行われます(※昨年の模様)。
 
 
 

 
チリンチリンアイスも頂きました♪
 長崎名物!九州の仲間と一緒に頂きました♪
 かつて、鐘をチリンチリンと鳴らして販売されていたことに由来だそうです。
 

如己堂
隣人愛と恒久平和を訴え続けた永井隆博士。
この二畳一間の部屋で、白血病療養の傍ら、執筆活動を行われていたそうです。
建物は、1948年3月に長崎市浦上の人々やカトリック教会の協力により建てられたそうです。

浦上天主堂
先述のとおり、原爆により破壊されるも、1959年に再建。
敷地内には、当時の惨状を語る物言わぬ証人もございます。
 
 
 
▽再三のぬこ
 
これにてフィールドワーク終了。


(2)昼食
長崎名物、トルコライス
ピラフ(カレーライス)・スパゲッティ・トンカツ(ステーキ)が一皿に盛りつけられた、いわば大人版のお子様ランチのような贅沢な料理♪
ピラフ=中国、スパゲッティ=ヨーロッパを指し、そこにトンカツが架かる=アジアとヨーロッパの中間にあるトルコ国の名称を冠したといわれます。
また、フランス語で国旗の三色旗を意味する「トリコロール」が訛ったものとされる説もあるそうです。
各お店で微妙に具材などの違いがあり、楽しめる料理だそうです♪
(そういえば、3年半前に当時の長崎県団の方にご馳走になったお店では、ピラフ+カレーでしたね。)
ボリューミーでおいしかったです♪
 
(3)全体会・開会式
いよいよ最後のプログラムへ。
まず、参加者全員が、今回の九青祭の感想などを発表。
こうして人前で自分の意見を伝える&他人の意見を聴くことは大切。 
[主な感想]
・同じ長崎県内でも、実は原爆についてあまり知らなかった。
・今回学んだことを、地元に持ち帰りたい、地元のメンバーにも伝えたい。
・地元の戦跡について学習したい。
・地域や社会へいかに貢献する青年団であるべきかを考える必要があると感じた。
・島原市白山青年団が通学合宿で、地域の家にもらい風呂をしているところが素晴らしいと感じた
 →地域に信頼されている&地域全体で一緒に子どもたちを育む姿勢を感じた。
・戦争をするに至った背景、なぜ原爆を落とされたのかなどにも注目して考えるべきでは?
 ⇒そして、ただ見て学ぶだけでなく、自分なりの考えを持つことも大切。
・うちの団は、公務員が多い=仕事の延長線上の活動になっている感がある
 ⇒様々な職の人とかかわりたい、仲間にしたい。
・家と仕事場以外での居場所としての青年団の存在は大切。
・地元の声を聴ける&みんなで創っていく=九青祭のよさ。
・ぜひ、長崎でまた活動したい。
・多くの参加者が、小学校時に修学旅行で長崎の戦跡訪問→しかし、当時のことを覚えていない。
 ⇒大人になった改めて学習することは大切。
 ⇒そして、青年団だけに留まらず、他(多)世代・他(多)団体へも活動をつなげてほしい。

また、日青協の戸嶋副会長からの振り返り・講評も頂きました。
(なお、戸嶋副会長は、先日豊後大野までお越しくださいましたm(__)m)
 
[主な内容]
・アイスブレイクが行われた→距離感を縮められた、緊張がほぐれた⇒大切なプログラム。
・名札があることも大きい→自分では恥ずかしくても、相手にとっては大切な情報源。
・自ら地域&他世代に求めていく姿勢が大切(ただ自分たちで楽しむだけではなく)←島原の事例発表から。
・お国自慢=青年団らしくてよい。
・飲むことの大切さ→団員同士が、団員同士で創った空間内でゆっくり語り合うことの大切さ。
・平和の学びも採り入れる大切さも感じた。
・各地元の戦後70年はどうだったのかを考えてみよう。
・様々な縁(県団・市町村団・行政)で出来上がった今回の九青祭
 →一人一人がつながっていくことからスタートしよう&実は随所につながりが隠されているもの(探せばつながりは見つかるもの)。

そして、いよいよ閉会式。
長崎県教委の先生、長崎県団からの挨拶があり終了。
[閉会式あいさつから]
・地元長崎民で、「原爆のこと知ってるよ」と思ったが、今回初めて知ることもあった
 →”自分で「知ってるなあ~」”と思うこと=成長・思考を止めることだと痛感。
 ⇒いつまでも学ぶ姿勢を大切にしたい。
・若者が元気⇒国も元気に
・青年団の枠を越えた活動も今後大切(数十年前と社会情勢が異なるのだから、既存活動に限界があるのも現実)
 ⇒新しい挑戦も大切!(失敗もきっと多いだろうが、1つずつ成功体験を重ねていこう!)


長崎県団のみなさま、ありがとうございましたm(__)m
謝辞や個人の振り返りは後ほど。

(※)おまけ
九青祭前後のことをご紹介。

(※1)Before(九青祭前)
▽今回、長崎への往路は熊本からフェリー(有明フェリーさま)でアクセス。
 実は、1記事目冒頭でご紹介した前回参加時も、同じ航路でアクセスした思い出もあり。
 
 
 
▽そうそう、途中、阿蘇にも寄りました。
 山あり、海あり、絶景九州☆

(※2)After(九青祭後)
かれこれ10年間のお付き合いとなる佐賀県団のみなさまと、長崎&佐賀で交流。
▽長崎市では、式見かまぼこ堪能♪
 船本かまぼこさまです。
 自家製のすりみ&製法で、独自の伝統を守られているそうです。
 今回初めて式見へお邪魔&式見かまぼこ(1枚130円)を堪能♪
 ボリューミーで、香りと味も濃厚で、美味しいかまぼこです^^
 
 
 
▽長崎道は大村湾SA
 びわソフトクリームを頂きます♪
 実は、前回の長崎九青祭での想い出の味でもございます☆
 
▽美味しそうに(?)頬張る佐賀で有名なY団員。
 大変お世話になっておりますm(__)mいつも多大なるお笑いも賜っております(笑)
 九州各地に、情熱的&個性的な団員がいらっしゃいますね(笑)

▽佐賀市内では、男子会でぶらり遊びに出かけたり、お食事をしたり。
 焼肉さるささまで焼肉。たらふく頂きましたm(__)m
 
佐賀県団の方と、22時まで交流。
こうした九州他県との交流も楽しいです♪(もちろん、地元も大切ですし楽しいですよ^^)
こうした機会に、思いっきり楽しんだもの勝ちです♪
なお、私が青年団に魅了されたのも、前回の長崎九青祭+その2週間後に早速長崎・佐賀のメンバーと再会し、楽しくつながれたからです☆
ですけん、こうしたアフターも大切☆
なないろベースでも、ちょくちょくアフターで親睦を深めております♪

なお、大分の自宅には午前様。
ただ、楽しい想い出ができて何よりでした^^
 


[まとめ(感想)]
○特別な想い出のある長崎九青祭に再び参加でき、感無量。
→青年団に確固たる興味を抱くきっかけとなった、前回の長崎九青祭
 それからちょうど九州丸一周(沖縄開催だけ参加できなかったのが心残り…)。
 「いつか一周できる日が来るといいなあ…☆」…ついにその時が訪れたわけです!
 月日は早いもの。
 途中、青年団活動で辛いことも多々あり。熊本→大分と団の異動もあり。
 あっという間の9年。こうして青年団活動を無事に続けられている&九青祭に参加できることんに感謝☆

○九州の仲間と笑顔でつながれた☆
→毎年、九州の仲間との新たな出会い・再会が楽しみです☆
 九青祭ならではの出会いの楽しみがございます^^
 これは、参加しなきゃわからん×2!(笑)

○語り・学びの場があることも大切!
→楽しさも大切ですが、楽しいだけで終わらせちゃいけないのが青年団。
 ワークショップや全体会で、自分の思いを伝える&相手の意見を聴く。
 事例発表で、他団体について理解・自団体と比べて考える。
 フィールドワークで、原爆について知る・平和について考える・長崎市という土地を発見する。
 楽しさ+学び・成長も大切→想い出+今後の地元の活動にプラスとなるようにしなきゃとも感じました。

○戦後70年、この年に長崎で九青祭が開催されることの意味・奇跡。
→本来なら、昨年度長崎開催の可能性もあり(2010宮崎開催が口蹄疫にて延期)。
 ちょうど戦後70年の年に長崎開催ということが、何らかの縁だと感じてなりません。
 だからこそ、今回の学びをより一層大切に☆

○九青祭で平和学習を行う有意義さ
昨年の鹿児島でも平和学習を行いました。実は09年大分でも平和学習のコースに参加。
 戦後70年。戦争や被爆体験をされた方からの語り継ぎが喫緊の課題ともなっております。
 そこで、私たち青年世代が学び、考え、行動することが大切です。
 また、被爆二世・三世の問題のように、私たち青年世代にも強く関係する問題もございます。
 こうして九州各地の多くのメンバーが集う場で、平和など社会問題について学習の場があることは尊いと考えます。

○参加者全員の感想を共有できる場があったのは大変貴重。
→今回、私が参加した九青祭の中で初めて、参加者全員が全体の前で各自の感想を発表。
 (通常は、班に分かれて班内で共有→班の代表者が全体で発表。)
 参加者それぞれの意見を伺えたのは大変貴重☆
 また、全員に全体発表という課題・挑戦が課せられたことも、1つの社会教育な気がします(笑)

○余興は、全体で楽しめる&分かりやすいものを…。
→これは個人の反省ですね(苦笑)。練習もせずグダグダになって、興ざめ状態になったのは反省。
 もっと全体に分かりやすい内容&練習が大切だと痛感。。。(苦笑)
 そして余興では、自分も楽しまなきゃ面白くなくなるとも痛感。。。(苦笑)
 (大きな不安を抱える内容の余興は控えた方がよいのかもね…(苦笑))

○なないろベースから仲間を連れていくぞ!来年こそ!
→ここ数年、大分からの参加は私のみ。
 今年は、なないろベースメンバーも複数名が興味を抱く→ただ、先約により…の状態。
 私自身、九青祭は刺激的ですし、参加をおすすめします!
 ぜひ一度、他のなないろベースメンバーと一緒に参加し、九青祭の雰囲気を感じてほしいなあ~☆
 (その後、九青祭に引き続き参加するかは、そのメンバーの自由。ひとまず、一度は九州の雰囲気を体験してほしいなあと♪)

○スタッフの皆様に感謝☆
→毎年、九青祭では楽しい&有意義な体験をさせて頂いております。
 これも一重に、スタッフの皆様のご尽力のおかげです!
 毎年、スタッフには頭が下がります。
 長崎もスタッフが少ない中、かなり努力や工夫をなされておりました。
 長崎の皆様、ありがとうございましたm(__)m
 

…と、以上です。
2記事にわたる長文、最後まで読んでいただいた皆様にも感謝申し上げますm(__)m
ブログで紹介することで…
・単なる「楽しかった~」「私だけの想い出(胸の中)に留める」で終わらせない
・参加したくともできなかったメンバーへ共有ができる
・青年団以外にもPRできる
・情報発信する=自分なりの表現・意見をまとめる練習になる
・なんだかんだで、私自身の想い出日記となる
・後世に残る資料となれば幸い
…ということができます。この姿勢は、引き続き大切にいたします。

それではみなさま、よい一週間を☆
おわり
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