Wiiのファームウェアが4.0Jにアップデートされました。



今回の目玉は「SDカードメニュー」の追加。


なみ通-wii40

画面左下にSDカードアイコンが追加されました。

このボタンを押すと・・・



なみ通-sdカードメニュー

SDカードの中身をチャンネル式で表示。

なんと、直接起動にも対応してくれてました!


これでもうWii→SD、SD→Wiiといったデータのコピーをいちいちする必要がなくなったわけです。

ブロック数が多いからと購入に二の足を踏んでいたタイトルも、今後は思い切って買えそうですよ。

実際には一旦Wiiの内蔵メモリにデータを展開してから起動しているようなので、300程度の空きがないと起動することができませんが、この方式なら空きを作っておくことに異論はないですしね。



そうなると気になるのは、SDカードからの起動にかかる時間。

WiiのSDカードの読み書き速度を3.4Jで比較してみた

WiiのSDメモリカード検証


以前2回ほど、転送速度の違うSDカードを使って、データコピーの速度比較をやったことがあります。

今回も使用するSDカードによって起動時間の差が出るのかなども含めて調べてみたいと思います。



なみ通-SD

つかってみたのはこの2枚。


A トランセンド社 TS1GSDC 読み書きスピード2MB

B サンディスク社 ExtremeIII 読み書きスピード20MB


ブロック数が異なる6種類のソフトを使っての直接起動の時間を計ります。



まずは

21ブロックのデータ

FCやPCEの初期の作品など。ここではワルキューレの伝説です。


A 5.54秒

B 6.01秒


38ブロックのデータ

MDなど。ここではコミックスゾーンです。


A 6.94秒

B 6.64秒


60ブロックのデータ

SFCなど。ここではファミコン探偵倶楽部PartIIです。


A 6.71秒

B 6.67秒


100ブロックのデータ

Wiiチャンネルなど。ここではテレビの友チャンネルです。前回は確認しませんでしたので、3.4J分だけ。


A 9.92秒

B 9.96秒


176ブロックのデータ

PCE CD-ROM2など。ここではモンスターレアーです。


A 13.77秒
B 13.91秒


273ブロックのデータ

Wii Wareなど。ここではおきらくピンポンです。


A 17.84秒

B 17.80秒




書込み時と異なり、読み込みの際はあまりメモリーカードによる差は出ないようですね。

誤差の範囲内だとは思いますが、遅いほうのメモリが早く転送が終わっているケースもありました。


空きメモリを増やすために頻繁にSDへの書き込みを想定していた頃と違い、一度SD側にコピーしたらそのままにしておいて構わない今となってはわざわざ高いメモリを選択するメリットは少なくなったのかもしれませんね。



SDカードメニューでは、12チャンネルx20ページで240チャンネル分を管理できます。

現状、WiiWareのソフトが最大で40MBまでと制限されているため、Wiiwareばかりで240チャンネル埋めたとしても使用するのは9.6GB。

32GBまで使えるそうですが、16GBのメモリがあれば十分ですね。

まぁWiiwareばかりということもないでしょうから、8GBもあれば大丈夫のような気もしますけどw


Wii wareの上限が増加すると、また変わってきそうですけどね^^;




そうそう。

この直接起動でのチューニングのおかげなんでしょう、4.0Jになってデータ管理画面でのSDカードからWiiへのコピーの速度も結構上がってるんですよね。


176ブロックのデータの場合、3.4Jでは26秒だったものが、4.0Jでは15秒に。

273ブロックのデータの場合、3.4Jでは36秒だったものが、4.0Jでは20秒になっていました。



WiiからSDカードへのコピーのスピードは変化無しでした。

むしろちょっと遅くなったような気もしますw

ほんの1、2秒なんですけどね。


176ブロックのデータの場合、3.4Jでは13.74秒だったものが、4.0Jでは14.08秒に。

273ブロックのデータの場合、3.4Jでは22秒だったものが、4.0Jでは24秒になっていました。


あと、いままで「コピー」と「削除」しかかなったメニューに、「移動」が加わってますね。

地味にいい改良w


セーブデータでも移動ができるんですが、残念ながらコピー不可データは移動も不可なようで。

移動ならやらせてほしいと思う今日この頃。



任天堂カンファレンス2008秋で発表されたWiiの「メモリ不足問題」についての対策案。

「SDメモリーカード上のWiiソフトを簡便な操作で本体保存メモリにコピーして実行できるようにする(1回の操作で)」

これがこんな使い勝手のいい形でリリースされるとは思ってもいませんでしたよ。

発表当時、期待できないなんて言ってしまってごめんなさいw