平成23年8月4日 (木) 作業人員 3名 『累計 37.5人工』
配管交換、配管塗装、防水目地処理、門柱下地処理
S様のお宅に到着後、まず一昨日の雨で溜まった水の確認・・・
先日夕立で水が溜まった目地ですが、本日確認しましたところ何とか乾いている様子。
あぁ・・・良かった・・・
念のために最大限乾燥させたい為、目地処理は夕方に行うことにします。
今の季節が、夏で良かったです。
これが冬場ですとこのようにはいきませんので・・・
本日はまず配管の取付から行います。
まず配管の径を小さくする為の継ぎ手の取付です。
S様の建物は南面のみ100φの配管(VU)が当初取り付いていました。
この配管を小さくして少しでも外壁に掛る重さを減らしたいとのことでしたので、1ランク小さい配管に交換してほしいとのことでしたので、今回75φの配管(VU)に取り替えます。
以前の状態が、外壁と配管を固定する金物が重さに耐えきれずにこのような状態になっていましたので・・・
まず100から75に変更するために、このような部品を使用します。
名前は異径ソケット。
この異形ソケットを接着剤で取り付けるのですが、まず配管側に接着剤を塗りまして、
次にソケット側にも接着剤を塗り付けます。
この状態ではめこみますと、取付完了です。
次に外壁と配管を固定する金具の取付を行います。
前回使用されていた金具はこれになります。
そして、今回使用します金具はコチラです。
全然大きさが違いますね。
また金具のボルトの径も今回の方が3分(ぶ)になりますので、一回り大きいです。
この金具を取り付ける為に、まず外壁にアンカーを挿入する孔を開けます。
孔を開けましたら、アンカーの挿入を行いまして、
次にアンカー内部のストッパー部分(羽)をたたき出します。
アンカー内部に入っているストッパー(羽)をたたき出すことにより、外壁内部にストッパー部が食い込むことにより固定をします。
このアンカー挿入の位置決めですが、このような糸を使用しまして位置決めを行っています。
まず既存の残っている配管に糸の上部を結び付けまして(配管の心の部分)、垂直に糸を張ります。
次に垂直の確認ですが、水平器という道具を使用しまして確認作業を行います。
この気泡が丁度中央になる場所が、垂直ということになります。
このように位置決めを行いアンカーを挿入した箇所に、金具を取付ます。
ここまでが完了しまして、新規の配管の取付です。
まず接着剤の塗布。
異形ソケット側も同様に塗布。
そして配管を差し込んで接着します。
次に先ほど取り付けた金具に、取付バンドで固定です。
以上で配管の固定は完了です。
南面は配管の交換を行っていますが、その他の外壁面の配管は金具の交換のみを行っています。
こちらは北面の配管の様子になります。
金具を取り付ける為に既存の配管を一先ず撤去しておきましたので、その配管の復旧を行います。
継ぎ手を取付まして、
撤去しておいた配管を取付ます。
配管取付完了。
次に取付金具で固定をしまして、
金具の交換完了です。
配管を交換する際にS様より頼まれていた、トイレ用換気扇の取り替えも一緒に行っています。
取り替える前の状態です。
これをS様が用意されていたこちらに交換します。
取り替え完了。
以上で配管関係の作業は一先ず終了です。
普段はあまり配管関係は扱うことが少ないので、中々時間が掛りました・・・
馴れない仕事は大変ですね。
ここまでの作業が終わった頃には、もう3時。
後は時間的に大した作業は出来ませんので、あまり時間が掛らない作業を行うことにします。
とりあえずは、先日取付ました換気扇フードのシーリングを行います。
まずシーリングを行う前のプライマー塗り。
そして、シーリング。
仕上げを行いまして、
完了です。
その他には門柱の下地処理も行っております。
下地処理にはこの材料を使用しています。
日本化成
ポリマーミックス #5
今回は、今まで下地処理に使用していたカチオンフィラーでは無く、今回使用しています材料はポリマーセメントと呼ばれる材料になります。
門柱に関しましては、下地の状態が塗装ではなくモルタル地となっていますので、カチオンフィラーでなくても、このポリマーセメントで十分に補修が行えます。
塗装の上に密着する補修材(セメント)は、カチオンフィラーしかありませんが、今回は下地がモルタルになりますので、カチオンフィラーでなくても大丈夫という訳です。
補修完了
門柱の下地処理の動画 着工前~完了まで
換気扇フード。
門柱下地処理。
と終わりまして、後は最後の予定になります屋上防水目地の処理を行いまして、本日の作業は終了です。
まずは目地内を再度ブロアーを使用しまして、清掃を行います。
次に取り外しておいたバックアップ材を目地内に挿入します。
プライマーを塗りまして、
シーリングを行い目地を埋め戻します。
最後に押えて終了です。
これで一安心。
もう雨は恐くありません。
いやー良かった。
これで安心ですね。
この目地埋めに使用しましたシーリングです。
思っていたよりかなり使ってしまいましたが、目地も塞がった事だし、まぁ良しとしましょう。
本日は何とかすべて予定通りに進みました。
目地も塞がったことですので、ここらへんで本日の作業は終了とします。
明日は、屋上の作業の続き(目地処理)を行います。