全面撤退の議論は一切なかった+菅首相が東電本店で叱責しているときに4号機が爆発
秘書です。
「全面撤退の議論は一切なかった」
ここは重大な問題です。
菅氏の言動に違和感…国会事故調で東電前副社長
読売新聞 3月14日(水)23時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120314-00001120-yom-pol
国会の「東京電力福島原子力発電所事故調査委員会」(黒川清委員長)は14日、東電顧問の武藤栄前副社長から昨年3月の事故発生後の状況などについて聴取した。
武藤氏は、菅首相(当時)が昨年3月15日の早朝、東京・内幸町の東電本店に乗り込み、「(福島第一原発からの)全面撤退はあり得ない」と発言したことについて、「一部の作業員の撤退は検討していたが、全面撤退の議論は一切なかった。(菅氏の言動には)違和感があった」と述べた。菅氏の行動は事実誤認だったとの認識を示唆したものだ。
菅氏が事故発生翌日、第一原発を視察した際、吉田昌郎所長(当時)から携帯電話番号を聞いていたと説明したが、菅氏から吉田氏への電話での指示内容は「知らない」と述べ、首相指示が社内で共有されていなかったことを認めた。
福島第一「全面撤退検討」は誤解 東電顧問が証言
2012/03/14 電気新聞
http://www.shimbun.denki.or.jp/news/main/20120314_05.html
国会の東京電力福島原子力発電所事故調査委員会は14日に第6回会合を開催し、東京電力の武藤栄顧問 (前副社長・原子力・立地本部長) から聴取を行った。 争点となっている全面撤退について 「そうしたことはまったくない」 と否定。 当時の首相の菅直人氏が全面撤退と誤解して東電本店に乗り込んできたことには 「違和感があった」 と語った。 炉心損傷に関しては 「3月11日の夜には燃料棒が露出する可能性を認識したが、溶けるか溶けないかの判断は難しかった」 と振り返った。
武藤顧問は全面撤退に関して 「3月14日夜から15日未明にかけて2号機の状況は厳しかった。 免震重要棟には700人がいて、2号機を何とか落ち着かせようといろいろな作業を試みていた」 と説明。 その上で 「全員がその場にとどまる必要はなく、福島第二原子力発電所などに移そうと検討していた」 と証言した。
一部を撤退させようと検討した理由については 「2号機の状況が相当切迫しており、危険性があるかもしれなかった」 と語り、撤退させる人数や人選は「本店では判断しかねた。 所長が選んだということだと思う」 と説明した。
全員撤退と誤解した菅氏が15日未明に東電本店に乗り込んできた際の状況に関しては 「大変激しい口調で、全員撤退はあり得ないと叱責 (しっせき) された」 と説明。 その当時の認識については 「我々がまったく考えてもいない全面撤退をあり得ないと言ったので違和感があった」 と述べた。
当時の映像を見た委員からは、菅氏が乗り込んできた後、50分程度にわたって吉田昌郎所長 (当時) や本店の幹部が菅氏の話に聞き入り、発電所の状況をケアできなかったと指摘。 この時間帯には2号機の爆発 (当時の認識、実際は4号機の爆発) が起きているが、これらの一連の経緯を武藤顧問は 「事実だ」 と認めた。
炉心損傷を巡っては、 「事故直後から注水が切れれば後に炉心損傷に至ることは、関係者が常に頭に置きながら対応していた」 と語った。 その上で 「当時は中操 (中央制御室) で取れるデータが限られており、 (炉心損傷を) 瞬時に判断するのは難しかった」 と述べた。
録画されていた! 菅前首相の叱責映像、東電は「公開ない」
2012.3.14 23:10 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120314/dst12031423130025-n1.htm
東京電力福島第1原発事故で、昨年3月15日に菅直人前首相が東電本店を訪れて東電幹部らを激しく叱責する映像を、東電が録画していたことが14日、分かった。国会が設置した事故調査委員会(委員長・黒川清元日本学術会議会長)が国会内で開いた会合で明らかにした。東電は同日の記者会見で「公開は考えていない」としている。
事故調によると、東電本店や第1原発の免震重要棟をつなぐ、社内のテレビ会議システムの映像がDVDに録画されていた。
音声つきの映像もあるが、菅前首相が東電本店を訪れた際の映像の部分には、音声はついていなかったという。
映像には、菅前首相の叱責を画面越しに注視する第1原発の吉田昌郎所長(当時)も映っており、叱責の最中に4号機が水素爆発した際、ヘルメットを取り出してかぶる姿も残っているという。
「全面撤退の議論は一切なかった」
ここは重大な問題です。
菅氏の言動に違和感…国会事故調で東電前副社長
読売新聞 3月14日(水)23時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120314-00001120-yom-pol
国会の「東京電力福島原子力発電所事故調査委員会」(黒川清委員長)は14日、東電顧問の武藤栄前副社長から昨年3月の事故発生後の状況などについて聴取した。
武藤氏は、菅首相(当時)が昨年3月15日の早朝、東京・内幸町の東電本店に乗り込み、「(福島第一原発からの)全面撤退はあり得ない」と発言したことについて、「一部の作業員の撤退は検討していたが、全面撤退の議論は一切なかった。(菅氏の言動には)違和感があった」と述べた。菅氏の行動は事実誤認だったとの認識を示唆したものだ。
菅氏が事故発生翌日、第一原発を視察した際、吉田昌郎所長(当時)から携帯電話番号を聞いていたと説明したが、菅氏から吉田氏への電話での指示内容は「知らない」と述べ、首相指示が社内で共有されていなかったことを認めた。
福島第一「全面撤退検討」は誤解 東電顧問が証言
2012/03/14 電気新聞
http://www.shimbun.denki.or.jp/news/main/20120314_05.html
国会の東京電力福島原子力発電所事故調査委員会は14日に第6回会合を開催し、東京電力の武藤栄顧問 (前副社長・原子力・立地本部長) から聴取を行った。 争点となっている全面撤退について 「そうしたことはまったくない」 と否定。 当時の首相の菅直人氏が全面撤退と誤解して東電本店に乗り込んできたことには 「違和感があった」 と語った。 炉心損傷に関しては 「3月11日の夜には燃料棒が露出する可能性を認識したが、溶けるか溶けないかの判断は難しかった」 と振り返った。
武藤顧問は全面撤退に関して 「3月14日夜から15日未明にかけて2号機の状況は厳しかった。 免震重要棟には700人がいて、2号機を何とか落ち着かせようといろいろな作業を試みていた」 と説明。 その上で 「全員がその場にとどまる必要はなく、福島第二原子力発電所などに移そうと検討していた」 と証言した。
一部を撤退させようと検討した理由については 「2号機の状況が相当切迫しており、危険性があるかもしれなかった」 と語り、撤退させる人数や人選は「本店では判断しかねた。 所長が選んだということだと思う」 と説明した。
全員撤退と誤解した菅氏が15日未明に東電本店に乗り込んできた際の状況に関しては 「大変激しい口調で、全員撤退はあり得ないと叱責 (しっせき) された」 と説明。 その当時の認識については 「我々がまったく考えてもいない全面撤退をあり得ないと言ったので違和感があった」 と述べた。
当時の映像を見た委員からは、菅氏が乗り込んできた後、50分程度にわたって吉田昌郎所長 (当時) や本店の幹部が菅氏の話に聞き入り、発電所の状況をケアできなかったと指摘。 この時間帯には2号機の爆発 (当時の認識、実際は4号機の爆発) が起きているが、これらの一連の経緯を武藤顧問は 「事実だ」 と認めた。
炉心損傷を巡っては、 「事故直後から注水が切れれば後に炉心損傷に至ることは、関係者が常に頭に置きながら対応していた」 と語った。 その上で 「当時は中操 (中央制御室) で取れるデータが限られており、 (炉心損傷を) 瞬時に判断するのは難しかった」 と述べた。
録画されていた! 菅前首相の叱責映像、東電は「公開ない」
2012.3.14 23:10 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120314/dst12031423130025-n1.htm
東京電力福島第1原発事故で、昨年3月15日に菅直人前首相が東電本店を訪れて東電幹部らを激しく叱責する映像を、東電が録画していたことが14日、分かった。国会が設置した事故調査委員会(委員長・黒川清元日本学術会議会長)が国会内で開いた会合で明らかにした。東電は同日の記者会見で「公開は考えていない」としている。
事故調によると、東電本店や第1原発の免震重要棟をつなぐ、社内のテレビ会議システムの映像がDVDに録画されていた。
音声つきの映像もあるが、菅前首相が東電本店を訪れた際の映像の部分には、音声はついていなかったという。
映像には、菅前首相の叱責を画面越しに注視する第1原発の吉田昌郎所長(当時)も映っており、叱責の最中に4号機が水素爆発した際、ヘルメットを取り出してかぶる姿も残っているという。