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2012-02-16 14:49:00

韓国のビジネスマンは夜も猛勉強しているそうです。日本の大人もがんばりましょう

テーマ:秘書ひしょ
秘書です。
もちろん、日本の生産性をあげなければいけません。
子どもには電子教科書で勉強してもらいましょう。
そして、大人がもっと勉強しましょう!
韓国では、大人が勉強するのがブームのようです。


韓国のビジネスマンは夜も猛勉強
ソウル大学の夜間コースに通ってみた

2012.02.15(水)JB PRESS 玉置 直司
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34535

呉鍾南(オ・ジョンナム)ソウル大教授は、「特に50代を過ぎたら、何よりも健康と勉強が最も重要で、これが第2の人生を幸せに送る絶対条件だ。SPARC(国立ソウル大学の自然科学学部科学技術革新最高戦略課程)では、年を取っても勉強するという習慣を身につけてほしい」、「SPARCも、単なる人脈作りではなく、きちんと勉強してもらうようにカリキュラムを組んでおり、こうした点が高い評価につながっている」と語っているそうです。

日韓の50過ぎの大人が勉強するか、勉強しないか、10年後の成長率に大きく影響することでしょう。
勉強しましょう!


2012-02-16 13:48:00

日本の5年のインフレ予想=-0.0550%、米国の5年のインフレ予想=+1.94%

テーマ:秘書ひしょ
秘書です。
日銀の政策決定により、インフレ予想はどうなったのか?それは為替にどう影響していくのか?

例えば、5年というレンジでマーケットが日米の物価上昇をどう予想していて、実質金利は日米のどちらが高いのかをみてみましょう。



日本の5年のインフレ予想(Japan Breakeven 5 Year)
2月13日=-0.020%
2月14日=-0.030%(日銀政策決定会合)
2月15日=-0.040%
2月16日=-0.055日本の5年のインフレ予想%
http://www.bloomberg.com/quote/JYGGBE05:IND

→マーケットのインフレ予想は、むしろ物価下落に向かっていませんか?むしろ、日銀政策決定会合まではインフレ予測がゼロに近づきつつあったのに、方向性がかわってしまったのでは?

→日米の実質金利が逆転して、円安に向かうのでしょうか?



米国の名目5年金利(国債)=0.79%
http://www.bloomberg.com/markets/rates-bonds/government-bonds/us/

米国の5年のインフレ予想=1.94% 
http://www.bloomberg.co.jp/apps/quote?T=jp09/quote.wm&ticker=USGGBE05:IND

米国の実質5年金利=名目5年金利―5年インフレ予想==0.79-1.94=-1.15%

→インフレ予想が2%近傍ですね。FRBをマーケットが信頼しているということなのでしょう。

日本の名目5年金利(国債)=0.30%
http://www.bloomberg.com/markets/rates-bonds/government-bonds/japan/

日本の5年のインフレ予想=-0.055%
http://www.bloomberg.com/quote/JYGGBE05:IND

日本の実質5年金利=名目5年金利―5年インフレ予想==0.30-(-0.055)=0.355%

→マーケットは日銀の物価安定の「目途」を「目標」とみていないのでは?

5年金利でみると、米国の実質金利は―1.15%、日本の実質金利は0.355%。日本の実質金利が高い。これが円高に対する影響は?


2012年2月16日01:44現在=1ドル=78.39円

2012年2月13日の中心相場=1ドル=77.63円
2012年2月14日の中心相場=1ドル=77.90円
2012年2月15日の中心相場=1ドル=78.51円


2012-02-16 12:48:05

2012年2月15日の日銀総裁会見を精読しましょう

テーマ:秘書ひしょ
秘書です。

昨日の日銀総裁会見を精読しましょう。日銀総裁はいいました。

「「目途」と「理解」という、その言葉の違いだけで、私ども自身の政策が変わるということではありません。」

「日本の経済を考えてみた場合に、急速な高齢化、あるいは少子化、そのもとで労働人口が減少していく、このことが様々な形で日本経済に問題を投げかけています。これは、日本銀行から論文も出ていますが、日本の場合、潜在的な成長率と長期的な予想インフレ率との間に非常に高い相関関係があります。今、なかなかデフレが克服されていかないのは、潜在成長率が低下していることも原因の1つであるわけです」


つまり、「実質的なインフレ目標」とかなんとかいっても、何も変わらないということ?


2012年2月15日
日本銀行
総 裁 記 者 会 見 要 旨
―― 2012年2月14日(火)
午後3時半から約1時間
http://www.boj.or.jp/announcements/press/kaiken_2012/kk1202b.pdf

(問) 達成の時期、あるいは達成できない場合の手段、あるいは説明責任について、今回の会合で議論はあったのでしょうか。

(答) 達成の時期ですが、今回の発表文の最後に書いてある通り、デフレから脱却し、物価安定のもとでの持続的成長を実現するには、成長力の強化と金融面からの支援、この両方が不可欠です。従って、企業、金融機関、政府、日本銀行それぞれが、その役割に応じて最大限の努力をしていく必要があり、デフレからの脱却は、そうした努力の結果として実現するものだと思っています。
この間、日本銀行は日本銀行の役割をしっかり果たしていくということです。「中長期的な物価安定の目途」を示し、目指すべき物価安定の数値を明確に示すとともに、当面、1%の物価上昇率が見通せるようになるまで、強力な金融緩和を推進していきます。その上で、先行きの物価上昇率がどのようになっていくかについて、半期に1回の展望レポートやその中間評価を通じて、見通しの数字を示していきます。先月行った中間評価に即して言うと、2012年度は+0.1%、2013年度は+0.5%です。こうした物価の見通し、どういう考え方で政策運営を行っていくかについて、透明性の高い形で――これまでもそうですが――、これからもしっかりと説明していきたいと思っています。

→達成の時期には言及せず。2013年度ですら+0.5%ですから来年までは物価上昇率1%は実現できないということですね!しかも2013年度物価上昇率0.5%というのは政府の「経済財政の中長期試算」(2012年1月24日閣議決定、http://www5.cao.go.jp/keizai3/econome/h24chuuchouki.pdf)の成長戦略シナリオの数値(2013年度=1.1%)ではなく、慎重シナリオの数値(2013年度=0.5%)だ。

(問) 今のご発言に関連して2点お聞きします。1点目は、先般のFRBの発表では、「物価上昇率は、長期的には主に金融政策によって決定される」という声明が出されていますが、この点について、日銀ないし白川総裁はどのように考えているかお教え下さい。
もう1点は、今回、1%が見通せるようになるまで、実質ゼロ金利政策を続けるというお立場をさらに明確化された一方で、先般発表された物価見通しで、2013年度に至っても消費者物価上昇率は0.5%であり、要するに1%に満たないわけです。この両者を組み合わせて、市場の一部に「これは、2013年度まで、日銀は実質ゼロ金利政策を続けるという意味である」という解釈が存在するのです。しかし、例えば、日銀が1%の物価上昇率を「達成できるまで」ゼロ金利政策を続けると言っているのであれば、物価見通しが1%に満たない2013年度までゼロ金利政策を続けるという解釈に違和感がないのですが、1%を「展望できるまで」、あるいは「見通せるまで」と言っている以上、2013年度時点で、1%が展望できている可能性は排除していないわけです。そうすると、2013年度までゼロ金利を解除しないと約束しているとの解釈には、違和感があります。そういった市場の解釈について、日銀ないし白川総裁はどう考えているのかお教え下さい。

(答) まず、1問目の長期的には金融政策で決まってくるという命題についてどう考えるのかという問いですが、これは、色々な考え方がもちろんあり得ると思います。大学の講義ではありませんので、そういう話をするのもどうかなと思いますが、非常にインフレ率が高い時にインフレを抑制していくということ、これは、景気への影響等を無視すれば、強力に金融引締めをやればインフレ率が下がっていくということで、そういう意味では、究極的、最終的に、金融政策が物価を決定していく、それはその通りだと思います
また、米国の1930年代のように、中央銀行が最後の貸し手として積極的に行動しなかった結果、金融が大きく縮小する場合には、経済活動を大きく縮小させ、その結果、当時のアメリカは、物価が確か3割ぐらい下落しました。そういう意味で、金融政策、あるいは中央銀行の行動が、物価の長期的な経路を決めていく上で非常に重要であることは、私はそうだと思っています。しかし、現在問われている問題は、今の日本経済、物価の上昇率が概ねゼロ近傍という世界で、中央銀行がお金の量を供給することだけで直ちに物価上昇率がゼロから1%、1%から2%へ上がっていくかという問いであるとすれば、それは必ずしもそうではないと思います。先程申し上げた、日本経済が直面している様々な構造的な問題、これらへの取組みが必要であると思います。これは決して中央銀行の役割が小さいということではなく、むしろ、中央銀行の役割はしっかりあると思っていますが、成長力を引き上げていく努力と、それを支える金融面の支援、その両方が相俟って、デフレからの脱却は実現していくものだと考えています。
2問目については、私がご質問の意味を正確に理解しているわけではありませんので、的確な答えかどうかは分かりませんが、はっきりしていることは、金融政策には効果波及のタイムラグがあり、従って、かなり長い先の経済・物価の見通しを持った上で、現在の金融政策を運営していくということです。現在行っている実質的なゼロ金利政策をいつまで続けるのか、少なくともいつまでは解除しないのかについては、展望レポートで示している私どもの先々の見通しが、今回の「中長期的な物価安定の目途」である1%が見通せる状態になるまでは解除しない、ということを言っているわけです。その後、どのような政策運営を行っていくのか、これはもちろん、その時の政策委員会で決定するわけですが、いずれにせよ、物価安定を通じて、国民経済の健全な発展に資することが日本銀行法に定められた使命ですから、その使命に即して点検作業を行っていくことになります。

→インフレ率が高いときは中央銀行の金融政策が物価を決定するが、物価上昇率がゼロから1、2%へと上げていくときは違うと?米国やスウェーデンの中央銀行はリーマンショック後に物価上昇率がマイナスになることを防止して、2%に引き上げていますが・・・?

$中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba-日米物価
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→やればできる政策をやらない。理由はハイパーインフレが怖いから?なぜ日本だけがデフレでなければハイパーインフレになってマイルドなインフレが実現できないのか。この新手の日本特殊論が長期デフレの元凶。ハイパーインフレよりもデフレがましという人々が日銀を擁護しているわけですね。では、米国やスウェーデン等と日本の中央銀行の対応はどう違ったのか。

中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba
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→2%の物価上昇率を悪魔の手法といい続け、それはハイパーインフレになるといってきたみなさん!長期デフレ下の日本と、米・英・スウェーデンとどちらが悪魔的状況でしょうか?みなさんには庶民の悲鳴が届きませんか?

(問) 先程からご説明頂き、「中長期的な物価安定の理解」と「目途」のそれぞれの考え方、数字の置き方は理解できたのですが、では、「目途」としたことで、今後の金融政策の進め方が、今までの「理解」に基づく運営とどのように変わってくるのか、それをイメージできるようにご説明下さい。

(答) まず、「目途」と「理解」という、その言葉の違いだけで、私ども自身の政策が変わるということではありません この部分については、日本銀行のデフレ脱却に向けた姿勢を明確に伝えるため、日本銀行の意思、判断を明確に示す言葉は「理解」より「目途」であるという意味で使いました。
それから、今のご質問の点については、「目途」か「理解」か、ということよりも、実質的なゼロ金利政策を続けていく時に、消費者物価上昇率1%が見通せるようになるまでということをはっきり書いています。従来は、「中長期的な物価安定の理解」に即した表現をしており、日本銀行の「理解」それ自体に意思が感じられないという批判がありました。今回、その言葉を変え、具体的な数字を示し、その数字は日本銀行の意思、判断を反映した数字になっています。従って、そうした私どもの意図が市場に伝われば、その分、金融緩和政策の効果も高まると判断しています。

→総裁ははっきりと、「「目途」と「理解」という、その言葉の違いだけで、私ども自身の政策が変わるということではありません」と言っています。何か変わったかのようにいうのは、失礼な話ですね!

(問) 2点あります。・・・。2つ目は、なぜ1%なのかという根拠について改めてお伺いしたいのと、1%の物価上昇は、デフレ脱却の認定との関係ではどのように位置付けられるのかをお伺いします


(答)
・・・
次に、1%の根拠は何かということです。細かい技術的な説明は、スタッフに聞いて頂きたいと思いますが、消費者物価指数の計測誤差、のりしろ、それから物価観の3点を踏まえて決定しました。このうち、物価観について申し上げると、わが国の消費者物価上昇率は、現在のデフレに陥る前――つまり1990年代後半以前から――、海外の主要国に比べて、ほぼ一貫して低い状態が続いています。例えば、バブルのピークの時期、バブル景気過熱期に相当する1980年代後半の消費者物価の上昇率を見ると、わが国は、あの時期ですら、実は年平均で1.4%、時期によってはゼロ%台でした。同じ時期の米国の上昇率は4.0%、ドイツは1.4%、G7の平均が3.4%でした。それがバブルの時の経験でした。そうした状況がずっと続いている中で、今、海外が2%だから日本も2%だと出した場合、それは現実の日本経済の特徴あるいはそのもとで形成された家計や企業の意識から離れていくことになります。国民の物価観から離れ、一気にこれまでに経験したことのない数字を出した場合、家計や企業が却って大きな不確実性に直面する可能性があるほか、長期金利の上昇を招く惧れがあります。仮に2%という数字を文字通り、国民が信用した場合には、長期金利が上がってしまうことにもなります

→古川経済財政政策担当大臣は2月10日の衆議院予算委員会において西村康稔議員の質問に対して「2%程度の緩やかなインフレの達成に向けて全力を向けてやっていきたい」と述べたことを重視したいと言いました。ここは国会論戦でのポイントですね。日銀は、政府の成長戦略シナリオを否定しているのか?

(問) 2点お伺いします。1点目は、今回の「中長期的な物価安定の目途」についてです。これまで総裁が国会等で行った説明を何度か聞きましたが、日米で表現は違うが目的は一緒、ヨーロッパもイギリスも言い方は違うが思うところは同じ、ということを説明されていたと思います。お話を伺う限り、日銀はFRBがやっていることを既にやっているということだと思いますが、そこを敢えて今回、かなり急に表現を見直したことについて、総裁はいつ頃からこれを変えなければいけないと思われていたのか、どういう経路でこうした思いが強まっていったのか。FRBの決定があったからなのか、予算委員会等で色々な指摘があったからなのか、どのような形で変更の機運が高まっていったのかについて、もう少し丁寧にご説明下さい
2点目は、これは色々な報道がありますが、物価目標を定め、それに従って日銀が金融政策を行うことで景気が良くなるかのように言われている向きもありますが、はたしてそうなのか、そうでないのか、総裁はどのように考えていらっしゃるのでしょうか。目標の意味付けにより国民生活が一体どのように変わるのか、その辺の説明をお願いします

(答) 1点目については、これまでの答えと相当重複してしまいますが、物価安定の状況を数字でどのように表現するかということは、日本銀行に限らずどの中央銀行にとっても非常に重い課題です。FRBが今回の「長期的な目標(longer-run goal)」に至る過程を振り返ってみても、ここに至るまでに10年、20年の長い経緯があります。毎回少しずつ改善を図りながら、新たに生じた問題の改善を図っていくという絶えざる進化の過程だったと思います。日本銀行も2000年10月に「『物価の安定』についての考え方」というペーパーを公表し、その後、何回かそのような文書を出して少しずつ改善を図ってきました。2006年3月の「中長期的な物価安定の理解」を示した時は、私自身、理事として関与しましたが、あの段階で初めて数字を出すということを行いました。しかし望ましい物価上昇率が幾らであるかということは、海外でもそうですが、今でもエコノミストの間で色々な議論があります。そうした中で、日本銀行として、できるだけ透明性の高い形で、目指すべき状態を数字で表した方が良いということで、政策委員会のメンバーの見解を集合的に集めるという方式を採りました。これは一歩前進だったと思います。しかも、そのもとで行ってきた日本銀行の金融政策運営は、各国の中央銀行で非常に似通っているという感じもありますが、一方で分かりにくいという批判があったのも事実です。私どもは決してドグマティックに考えているわけではありませんので、私どもの意図が正確に伝わる方法を常に模索しています
2点目ですが、デフレ脱却、物価安定のもとでの持続的な成長ということについて、金融政策だけで実現できるとは考えていません。しかし、金融政策も大きな役割の1つだと思っています。従って、日本銀行はその役割をしっかり果たしていくということです。その際、物価の上昇率についてどのような目途を持っているのかを示すことは、企業にしても家計にしても、投資や支出の決定を行う時に有益な情報になると思います。

→私どもの意図が正確に伝わる方法を常に模索している、金融政策だけでは実現できない。

(問) 先程、なぜ1%かというところで、日本は歴史的にインフレ率が低いからと、その通りだとは思うのですが、ただその一方で、政府は緩やかに2%程度を目指すとしています。今後、政府と連携しながらデフレ脱却を目指す上で、目標というか、目途となる数字をすり合わせていく必要があるのかないのか、総裁のお考えをお願いします。

(答) 政府との間で、物価安定の数値について認識の差があるとは、全く思っていません。政府と同じ認識に立っていると思っています。政府は、今年1月に公表した「経済財政の中長期試算」の中で、消費者物価上昇率の試算結果について2つ出しています。1つは、現在の経済・物価情勢を前提とすると「1%近傍、平均では1.1%」、それから、「日本再生の基本戦略」において示された成長戦略等が着実に実施され、2020年度までの平均的な成長率が2%まで引き上げられることを前提とすると「2%近傍、平均では1.7%」という認識を示しています。つまり、2020年度までの平均的な物価上昇率について、政府のいわゆる慎重シナリオ――政府は今これをメインにしていると思いますが――は1.1%。それから、色々な構造改革が進んだ場合、これについて1.7%という認識をしています。いずれにせよ、後者のケースである「2%近傍」という数字は、現在の経済構造を前提にしたものではなく、「日本再生の基本戦略」における成長戦略等の着実な実施により、「我が国の構造転換を進め、日本再生をさらに力強く進めていく」ことを織り込んだものと認識しています。このように考えた場合に、日本銀行が今回発表した、消費者物価の前年比上昇率で2%以下のプラス、当面は1%、という内容と整合的だと思っています

→ここは国会ではっきりさせましょう。

(問) 政府側から日銀に対して、様々な強いメッセージが打ち出されてきましたが、そういった経過を踏まえると、今回のステートメントの6(最後の段落)に、「民間企業、金融機関、そして政府、日本銀行がそれぞれの役割」と強調されており、私どもからするとこのメッセージが、「日銀としては、必要な対策を行った」、「次は、政府の番だ」と聞こえなくもないのですが、その辺の思いをあらためて教えて下さい。

(答) 記者の方が、「今度は、政府の番だ」とおっしゃいましたが、私どもは経済・金融政策について、ゲームと言いますか、こちらがやったから今度はそっちだという意識には立っていません。日本銀行としては、どういう状況であれ、中央銀行として行うべきことはしっかりやるし、中央銀行として行うべきでないことはやらないということ、この原理原則をしっかり持っており、そこは一切変わっていません。その上で、日本の経済を考えてみた場合に、急速な高齢化、あるいは少子化、そのもとで労働人口が減少していく、このことが様々な形で日本経済に問題を投げかけています。これは、日本銀行から論文も出ていますが、日本の場合、潜在的な成長率と長期的な予想インフレ率との間に非常に高い相関関係があります。今、なかなかデフレが克服されていかないのは、潜在成長率が低下していることも原因の1つであるわけです。物価をどう高めていくかという時に、繰り返しになりますが、潜在成長率を高めていく取組みが必要です。これは、誰か一人の努力でできることではなく、そういう問題意識を共有した上で、民間企業、金融機関、政府、日本銀行が、それぞれの役割に即して行動していくことが重要です。こちらがやったから今度はそっちだというような思考様式には立っていません。

→これは重要なポイントですね。「日本の経済を考えてみた場合に、急速な高齢化、あるいは少子化、そのもとで労働人口が減少していく、このことが様々な形で日本経済に問題を投げかけています。これは、日本銀行から論文も出ていますが、日本の場合、潜在的な成長率と長期的な予想インフレ率との間に非常に高い相関関係があります。今、なかなかデフレが克服されていかないのは、潜在成長率が低下していることも原因の1つであるわけです」ということは、米国、スウェーデン、英国の中央銀行のようなことが日本で出来ない理由を述べているわけですね。だったら、各国と同じなどといわないで、日本特殊論をとなえればいいのに!

(問) 先程、政策委員会としての意思を示すという話がありました。安住財務相も「事実上のインフレ目標」というように発言していますが、これが達成できなかった時、中央銀行の信認が低下したり、政府の関与が強まったりという副作用については、どのようにお考えでしょうか。

(答) インフレーション・ターゲティングを採用している各国の運営をみても随分変わってきています。例えば、ニュージーランドは、目標インフレ率が達成されなかった場合の規定が入っていますが、多くの国では、物価上昇率が目標等から乖離した場合に、なぜそれが乖離しているのかを、しっかり国民に対して説明していくとともに、政策の決定過程を明らかにしていくことを通じて、責任を果たしていくというのが今の主流になっています。日本銀行もそうした努力をこれからもしっかり続けていきたいと思っています。

→責任をとっていただかないと、何度も同じ過ちが繰り返されます。フォワードルッキングの失敗の責任は?国民は自己責任、結果責任があるけれど、日銀には説明責任??日銀法改正で日銀の責任を明確にしましょう。

(問) 英語の表記では、物価安定の目途は「goal」としていますが、先程、各国の表現を「definition」とか「goal」とか、それに日銀は「目途」とおっしゃっていました。英語では「goal」となると、FRBと同じになると思うのですが、この「goal」の方が「目途」よりも若干言い方が強いような気がするのですが、その辺りはどのような考えで「goal」になったのでしょうか。

(答) 各国の言葉に、完全に対応している言葉がないわけです。私どもからすると、一番、私どもの思いに近い言葉は「目途」です。「目途」に対応する英語、100%それに対応する英語がない以上、それに一番近い言葉は何だろうかと考えた場合に、「goal」という言葉が近いと判断しました。もっと良い言葉があれば、その言葉をもちろん採用します

→つまり、GOALとはニュアンスがちがうわけですね。

そのほかの注目発言は以下の通り。


それから、海外の主要国の中央銀行の政策運営のやり方をみていると、随分と日本銀行のゼロ金利以降の経験が活かされていると感じます。各国の金融政策の目的が同じである以上、お互いに切磋琢磨してやっていくことは自然です。

私どもとして、「中長期的な物価安定の理解」という言葉のもとで、十分、デフレ脱却に向けて強力な金融政策を行っているという自負はありました。しかし、そうした私どもの政策姿勢が、もし十分に伝わっていないのであれば、さらに表現の上でも色々な工夫があり得るし、それから、表現の工夫だけではなく、それを裏付ける政策措置を伴った方が、より効果的に伝わっていくと考えたわけです。

日本国内の新聞各紙の報道を見ても、随分、日本語の用語が異なっていたわけですが、バーナンキ議長は「longer-run goal」という言葉を使った上で、記者会見で「インフレーション・ターゲティングではない」と、はっきりとおっしゃっています。ただ、本人の否定にも拘わらず、仮に今回のFRBの金融政策運営の枠組みを「インフレーション・ターゲティング」と呼ぶのであれば、日本銀行の今回の金融政策運営の枠組みは、FRBの金融政策運営の枠組みに近いということは言えるように思います。


→下記の記事をご参考に。

「物価上昇1%」は単なる「めど」 「腰が引けた政策」と日銀批判も出る
2012/2/15 18:59 J-CAST NEWS
http://www.j-cast.com/2012/02/15122312.html?p=all

日銀が「中長期的な物価安定のめど」を当面1%とすると発表した。これを受け、「事実上の『インフレ目標』を導入」(朝日新聞など)との報道も出る一方、「腰が引けた政策で、インフレ目標になっていない」と批判する識者もいる。

「『サプライズ』市場好感」。日銀発表の翌日である2012年2月15日付の読売新聞朝刊(経済面)の見出しだ。「1%めど」に加え、資産買い入れ基金の10兆円増額などの「脱デフレ」策発表を受け、円安・株高が進んだ状況を報じている。

白川総裁「日銀の枠組みはFRBに近い」

日銀が「1%めど」を打ち出した。

インフレ目標政策は、英国やカナダなど20か国以上が採用している。中央銀行が物価上昇率の目標を示し、目標より上がり過ぎたり下がり過ぎたりしないよう、金融政策的な努力をするというものだ。政策の透明性を確保する狙いもある。

先進国の中では日本と米国が例外的に採用していなかった。しかし、1月末にFRB(米連邦準備制度)が2%のインフレ目標を導入し、日本の国会で「米国のようにできないのか」と日銀への突き上げが始まっていた。

FRBが導入したインフレ目標は、達成できなかった場合の報告義務などはなく、「目標(ゴール)」と表現されている。一方、英国のイングランド銀行などでは、達成期間が示され、理由分析などの報告義務がある。「目標(ターゲット)」という言葉を使っている。

日銀の白川方明総裁は2月14日の会見で、「日銀の枠組みはFRBに近い」と説明した。

日銀は今回、物価上昇率について、従来使っていた「理解」という表現から「めど」へと、いわば「格上げ」した形で政策委員会としての判断を示した。「めど」が達成できなかった場合の報告義務はなく、達成時期も示していない。

あくまで「目標」との表現は避ける一方、「めど」を英語ではFRBと同じ「ゴール」と訳している。達成期間や報告義務がない点で、「(ターゲットではなく、ゴールとしている)FRBに近い」というわけだ。

日銀には「覚悟がない」

一方、高橋洋一・嘉悦大教授は、「FRBの政策はインフレ目標だが、日銀のはインフレ目標になっていない」と指摘する。元財務省官僚の高橋教授はかつて、現FRB議長のバーナンキ氏のインフレ目標論に関する本を、単独インタビューもつけていち早く日本に紹介している。

高橋教授によると、「インフレ目標」と呼べるかどうかの今回のポイントは、「報告義務の有無」ではなく、目標達成ができなかった場合に「責任を取るという覚悟を示しているかどうか」にあるという。

FRBの「ゴール(目標)」では、報告義務はないものの、「物価上昇率を金融政策でコントロールできる」としており、「目標達成に失敗すれば、議会などで説明するのは当たり前だという姿勢、覚悟を示している」というわけだ。

一方、日銀は「逃げをうっている」。日銀は、金融緩和だけで物価を上昇させることはできず、政府の成長戦略や企業努力も必要との考えを示しているからだ。

高橋教授は「日銀の腰が引けた覚悟のなさは、見透かされてしまう」として、「これでは、『事実上のインフレ目標』にもならない」と指摘した。もっとも、「何もしないよりは良いが…」とも話した。

2月15日付の全国紙朝刊各紙に載ったエコノミストらの見解の中にも「FRBは能動的、日銀は受動的」といった違いを指摘する声があった。

安住淳財務相は2月14日、「(日銀が)実質的にインフレターゲット(目標)を設定したと受け止めている」と歓迎したが、民主党内からは早くも「『めど』ではあいまいだ」などと不満の声が上がり始めている。
2012-02-16 06:48:03

中川秀直の10年前の問題提起→東南アジア全体のセキュリティシェアリングによる沖縄の負担軽減

テーマ:秘書ひしょ
秘書です。

2002年9月4日、中川代議士は「デフレ克服が急務」という講演をしました。
この中で、

「テロという新しい戦争に対する″ぜい弱性″は、アジア地域にはたくさんある。そのために、アメリカは米比合同軍事演習という形でフィリピンで行った。これからの日米同盟関係の中では、地域的な広がりを持って今後の展開を考えていくべきではないか。
 沖縄は米軍基地受け入れの大きな負担を負っている。テロという新しい戦争の時代の中で、東南アジア全体のセキュリティシェアリングというもので、この問題を解決する方向は探れないのか。地域的な安全保障上のシェアリングをASEAN諸国の首脳や米国とも、真剣に協議していくべきだ。もちろん日本の自衛隊には憲法上の制約がある。他方、ブッシュ政権の戦略的発想とは矛盾しないはずだと私は考えている。
 昨年10月、米国防総省が発表した国防政策見直し「QDR2001」の中に、米軍基地がヨーロツパと北東アジアに集中している現状は不適切、という認識が示されている。沖縄の基地の大きな部分を占めている海兵隊の訓練基地等々は、東南アジアなどへの分散対象に十分なりうるのではないか。日米両国の政治リーダーがアジア諸国のリーダーとも対話しながら、そうした新しいビジョンを描いでいくべきではないか。」

http://naigai.cside6.com/kiji/tokyokouen/nakagawa.htm

と問題提起をしていました。あれから10年、いまだデフレから脱却できていませんが、安全保障ではいよいよセキュリティシェアリングの方向に進んでいきそうです。


米 海兵隊フィリピン派遣で協議
2月16日 6時23分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120216/t10013053201000.html

沖縄のアメリカ海兵隊の一部をグアムに移すなど、海兵隊の再配置を検討しているアメリカ政府は、中国が海洋進出を急ぐ南シナ海に面したフィリピンのパラワン島に新たに部隊を派遣する方向で、フィリピン政府と協議を進めていることが分かりました。

アメリカ政府は、軍事力を増強する中国を念頭に、前進が見られない沖縄の海兵隊8000人のグアムへの移転計画を見直し、4700人のみをグアムに移転させることを検討していて、残る3300人については、アジア太平洋地域の複数の拠点にローテーションの形で分散させる方向で調整を進めています
こうしたなか、フィリピンの複数の政府高官は、NHKの取材に対し、アメリカ政府が、海兵隊の一部を南シナ海に面したフィリピン西部、パラワン島のウルガン湾の基地に派遣したいという意向を示し、両国の間で協議を進めていることを明らかにし、早ければ来月、ワシントンで予定されている外務・防衛担当の閣僚会議で合意することを目指しているということです。
アメリカとしては、この地域に緊急展開ができる実戦部隊を展開させることで、南シナ海への海洋進出を進める中国ににらみをきかせるねらいがあるものとみられます。
一方で、パラワン島のウルガン湾は、中国が領有権を主張する南沙諸島を臨む位置にあることから、中国が強く反発することも予想されます。
アメリカ政府は、日本に対しても、部隊の一部を山口県の岩国基地に移転できないか打診していて、海兵隊の再配置計画の全容がどのようなものになるのか注目が集まっています。

2012-02-15 21:55:00

3.11以後のことをもっと斑目さんに語っていただかないと

テーマ:秘書ひしょ
秘書です。

言い訳づくりは3.11以後も続いていたのでは?

3.11以後の10日間、日本政府の意思決定はどこで誰がしているのか、誰の情報が正しいのか、誰も分からない状態が続いていたといわれています。そのとき斑目さんは総理の傍にいた。そこで何がおきていたのか、語っていただくことが後世のためです。首相執務室の「御前会議」の議事録はないでしょう。参加者が語る以外に事実は分かりません。

原子力安全委員会が住民の安全を第一に考える専門家(原子力村以外の専門家)を排除し邪魔しているとの指摘がありますが、この点について自己批判すべき点はありませんか?

つまり、原子力安全委員会の助言機能こそが、原子力村の秩序を守るための守護神になっているのではないですか?

2011年4月19日、文部科学省に対して20ミリシーベルトの安全基準を妥当だの助言をした際に誰がどのような議論をしたのですか?名前を公開してください。福島の子どもたちには、そのことを知る権利があります。



言い訳づくりばかりしていた…班目氏発言の要旨
読売新聞 2月15日(水)21時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120215-00000971-yom-pol

 国会の東京電力福島原子力発電所事故調査委員会での班目春樹原子力安全委員会委員長の発言要旨は次の通り。

 【原発の安全審査体制】

 原子力安全委員会の安全審査指針に瑕疵(かし)があったことははっきりと認めざるを得ない。津波に対して十分な記載がなく、全電源喪失については、解説で「長時間そういうものは考えなくてもよい」とまで書いている。原子力安全委員会を代表しておわびする。

 【原発の安全確保】

 国際的に安全基準を高める動きがある中、日本では、「なぜそれをしなくていいか」という言い訳づくりばかりしていて、まじめに対応していなかったのではないか。

 安全指針一つ取っても、変えるのにあまりに時間がかかり過ぎている。そもそもシビアアクシデント(過酷事故)を(前提に)考えていなかったのは大変な間違いだった。

 【原発事故時の住民避難】

 放射性物質拡散予測システム「SPEEDI(スピーディ)」の計算には1時間かかる。今回のような原発事故にはとても間に合わなかった。

 予測計算などに頼った避難計画を立てたのが間違いで、発電所で大変なことになっているという宣言があったら、ただちにすぐそばの方には避難してもらうというルールにしておくべきだった。スピーディが生きていたら、もうちょっとうまく避難できたというのはまったくの誤解だ。


→斑目さんが3月12日に菅総理とヘリで飛んで福島第一原発を目視して、発電所で大変なことになっているということは気づいたはず。斑目さんが大変なことになっていると宣言出すように助言は?屋内避難や自主避難じゃだめだとの助言は?

$中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba-3
$中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba-6
(2011年3月12日早朝、官邸から福島第一原発に向かった総理と斑目さんが乗ったヘリ)

2011-04-30 20:41:38
原子力安全委員会で子供に対して「20ミリシーベルト」で安全とした専門家は誰?議事録がない?
テーマ:秘書ひしょ
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10877203251.html

2012-02-15 17:17:41

子ども手当てとは(秘書のつぶやき)

テーマ:秘書のつぶやき
34才子育て世代の秘書です。



子ども手当てとは一体なんなんだろう。


子ども手当てを支給していただけるようになってからずっと思ってます。
子ども三人いるうちの家庭に対しては、品川区から年に3回に分けて1回につき約12万円。年間約36万円。単純計算すると月々約3万円程度、銀行に自動的に振り込みがある。

ありがたい。本当にありがたい。 使い道に制限はないようだが、うちは、食費、子供の洋服代、などに充てさせていただいている。

本当にありがたい。      



しかし、考えてみると、親の時代にはそんな手当てはあったのだろうか? 詳しく調べてみたことはないが聞いたことはない。

おふくろに聞いてみたがそんなものはなかったといっていた。

おふくろと同じ時代に生きてきた人達、さらに、それよりも前の世代に生きてきた人達はそんな手当てがなくったって、生活が苦しくったって、まわりの人たちと手を携えて、前向きに頑張って生きてきたんだろう。

戦中、戦後なんて今以上に生活が厳しかったはずだ。  

にもかかわらず、子ども手当ての支給もない中で、手元にあるお金のなかで、食べられない日もあったかもしれないが工夫して、耐えて乗り越えてきたんだろう。 

おそらく、親たちの世代は、そういう苦労を乗り越えることで強い精神力、忍耐力が備わり、それが日本社会全体の底上げにつながり、日本社会が活性化され、高度経済成長に繋がっていったのだろう。 

そういった親たちの苦労があったからこそ私たちは豊かな時代に生まれ、いい生活をさせてもらっている。


だけどですが、いい生活をさせてもらっていることは非常にありがたいですが、「獅子の子落とし」という言葉がありますが、谷底から突き落としてくれ!とまでは言いませんが、手当てで子育て世代を救うという発想ではなく、頑張れ!子育てなんて一瞬だからしっかり苦労しなさい!今の苦労は自分の為だよ!といった温かい言葉や視線で見守って救っていただく事も、それはそれで将来の糧となるわけだから一つの手段ではないかと思います。お金でなくても回りの方々が手を差し伸べてくださればありがたいです。


うちは、夫婦共働きなので比較的生活費の苦は少ない方ですが、やはり世の中には、それだけでも解決ならない厳しい生活をしいられている方々は多くいます。 そういった方々にはしっかりとした手当てをしてほしい。必要な手当ては必要です。 夫婦で働きたい。しかし、それには子供を保育園に預けないといけない。しかし保育園は待機児童でいっぱいで入れられない。夫婦で働いて少しでも生活費を稼ぎたい、と努力をしようとしているのに預けられない人たちのためには、保育施設の拡充に対しての手当てが必要です。 

必要な手当ては必要ですが、そこまで早急に必要ではない手当てを見直してほしい。

日本の借金が1000兆円もある事は誰もが知っていることです。余分なお金は使えないはずです。 


私たちの世代は、思われている以上に強い精神力、忍耐力をもってます。  泣きながらでも子供を育てあげてやる!乗り越えてやるんだ!親ができたんだから自分たちだって出来るんだ!子ども手当てなんてなくったって、頑張ってやるんだ! 


意外かもしれないですが、そういう強い思いを持ってます。
子ども手当てがないと子どもが育てられな~い。なんて思いません。


そういう視線で子育て世代を見ていただいて、それより更に先の世代の負担を軽減させるために年間2兆6118億円の子ども手当て予算を活用していかなければならない。  

そう思います。

byマック
2012-02-15 16:06:00

秘密の戦争?→民主党政権は中東情勢に対応することができるか?

テーマ:秘書ひしょ
秘書です。
秘密の戦争?民主党政権は中東情勢に対応することができるか?


イスラエル副首相兼国防相 来日へ
2月15日 4時10分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120215/t10013023401000.html

イスラエルのバラク副首相兼国防相は、15日から日本を訪れて野田総理大臣らと会談し、核開発を続けるイランへの制裁問題や市民への弾圧が続くシリア情勢などについて意見を交わすことにしています。

15日から5日間の日程で日本を訪れるイスラエルのバラク副首相兼国防相は、15日に野田総理大臣と会談するほか、16日に玄葉外務大臣や田中防衛大臣と会談する予定です。
一連の会談でバラク国防相は、核開発を続けるイランについて、「国際社会が一致して断固とした対応を取る必要がある」として、原油の輸入削減などイランへの制裁をより強化するための協力を求めるものとみられます。
これに対し、日本側は、イランからの原油輸入量を削減する方向でアメリカと協議を進めている現状を説明したうえで、イスラエルがイランへの軍事行動も辞さない構えを示していることから、あくまでも問題の外交的な解決に向けて努力するよう求めることにしています。
また、イスラエルとパレスチナとの中東和平交渉について、日本としては、両者の直接対話による早期の交渉再開が望ましいという考えを伝えるほか、市民への弾圧を続けるシリアのアサド政権に対しては、暴力を即時に停止して退陣するよう求めていくことで一致する見通しです。


イスラエル・イラン対立深刻化=核開発阻止で「秘密の戦争」
2012/02/15-14:15 時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012021500530

 【エルサレム時事】インドとグルジアで13日に起きたイスラエル大使館員を狙ったとされる爆弾事件をめぐり、イスラエルとイランの緊張関係が強まっている。イランの核計画に関わった核科学者が次々と暗殺された事件を「イスラエルの仕業」とみるイランが報復したとの観測が浮上しているためだ。
 イスラエルの対外情報機関モサドのハレビ元長官は、イランの核開発阻止のために「イランと国際社会の間で秘密の戦争が続いている」と認めている。
 「秘密の戦争」の一部とみられているのが、イランの首都テヘランで1月11日に発生した核科学者爆殺で、核計画に関わったとみられる同国の科学者4人がこれまでに暗殺されている


米“タイ連続爆発にイラン関与か”
2月15日 11時37分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120215/t10013028811000.html

タイの首都バンコクで14日、爆発が相次ぎ、イラン人とみられる男が拘束されたことについて、アメリカ国務省の高官は、背後にイラン政府が組織的に関わっている可能性を示しました。

タイの首都バンコクでは、14日、住宅と路上で合わせて3件の爆発があり、爆発物を持っていて大けがをしたイラン人とみられる男など2人が拘束されました。
バンコクでは、先月にもイランなどが支援しているイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の一員とみられる男が、大量の爆発物を隠し持っていたとして逮捕されていて、イスラエル大使館などを狙ったテロのおそれがあるとして警戒が続いていました。
アメリカ国務省のヌーランド報道官は14日、「イランが関わったとみられる事件の直後に今回の事件が起きたことに注目している」と述べ、事件の背後にイラン政府が組織的に関わっている可能性を示しました。
今週に入ってからインドやグルジアなどでもイスラエル大使館の職員などを標的にした事件が相次いでおり、イスラエル政府は、イランへの批判を強めていますが、イラン側は、関与を否定しています。


テヘランでの中国・イラン交渉の意味するもの
14.02.2012, 14:36 Voice of Russia
http://japanese.ruvr.ru/2012/02/14/66042421.html

 イランは、国連安保理事会常任理事国5カ国にドイツを加えた6カ国の代表と自国の核プログラム問題に関する協議を一日も早く再開する事で合意した。
 これは、首都テヘランでのイラン・中国交渉を総括する声明の中で明らかになったもの。交渉には、イラン国家安全保障最高評議会のサイエド・ジャリリ書記と中国外務省のマ・チャオスィ補佐官が出席した。

 この声明は、最近EUのキャサリン・アシュトン外交安全保障上級代表が出した提案、交渉のテーブルに着くようにとの提案に対するイラン側からの初めての反応だ。以前イラン当局は、6カ国協議の調整役としてのアシュトン上級代表に対し、同様のイニシアチブを出したが、欧米はそれをすぐさま斥けた。 今回の中国外務省の仲介努力は、おそらく成功したように思われる。しかし中国の積極的な外交努力のおかげで前進がみられたとはいえ、欧米が、イランとの交渉開始に事前に条件をつけようと試みる可能性も否定できない。

 中国政府は、イランの核問題を、イランでの交渉における主要な唯一のテーマを捉えたが、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所国際安全保障センターのウラジーミル・ソトニコフ研究員は、又別の見方をしている―

 「中国代表は、他のデリケートな使命も成し遂げた。軍事紛争時の中国とイランの行動調整に関し意見交換をしたのだ。 今後数ヶ月の間に、イランをめぐる状況が崩壊するような事はないと考えるが、その先を見ている中国はあらかじめ、今後何が起こるのかを計算している。全世界における米国との対立を考慮に入れながら、経済的なものを第一に、そしてそればかりでなく政治的な自分達の利益を賭けたのだ。中国は、将来の状況を頭に入れて見ている。なぜなら中東の状況崩壊は、中国にとって大きな損失をもたらすからだ。」

 その場合生じうる損失は、中国がリビアで受けた、そしてスーダンと南スーダン間の紛争によってもたらされているものより何倍も大きなものとなるだろう。 およそ400億ドル投資が無駄になり、何十もの企業が破産し、石油供給のメドも立たなくなる。このようにイランにおける損失は、中国にとってより大きな痛手となる。米国とイスラエルはすでに、攻撃はまず、イランのエネルギー施設やインフラ設備になされるだろうと警告した。まさに中国の基本的な投資が集中している部分だ。おまけに中国の石油輸入の11%がイラン産だ


 さらにイランと米国との間で軍事紛争が勃発した場合、キルギス、タジキスタンそして当然ながらトルクメニスタンといった国々が不安定ゾーンになる可能性がある。 トルクメニスタンは、中央アジアで唯一イランと国境を接する中央アジア国家だ。それゆえイランで事があれば、紛争から逃れて、多くのイラン難民が流れ込むだろう。

 こうした国々では、中国の存在感がかなり大きい。カザフを含め中央アジアの多くの国々は、イラン向け輸出品の積み替え基地になっている。中国政府は、ここ数ヶ月こうした国々へ、イランをめぐる紛争時の立場を説明するため特使を派遣してきたが、明確な答えは得られなかった。

 イラン問題の力による解決の可能性を、中国は中央アジアにおける自国の利益に対する深刻な挑戦状と受け止めている。 今や中国政府は、イラン政府の出方を慎重に見ながら、この地域の政策を立て直さなければならなくなった 中国外務省高官が、テヘランで期待した答えを耳にしたのかどうか、それは当事者にしか分からない。


イスラエルが防空兵器システム実験、イランのミサイル想定
2012.02.12 Sun posted at: 15:09 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30005583.html

(CNN) イスラエル12 件国防省は12日までに、米国と共同開発した防空兵器システム「アロー」の実験を実施し、大きな成果を得たとの声明を発表した。同システムの開発は、イランなど中東地域内から発射される中距離弾道ミサイルの迎撃を想定している。

声明はアローの実験結果を受け、大きくなる弾道ミサイルの脅威を打破するイスラエルの作戦能力への信頼が得られたと述べた。

今回の実験は地中海で10日朝に実施。飛来する模擬の弾道ミサイルをレーダーで探知し、関連情報を戦闘管理指揮官に伝達するなどの内容だった。飛来のミサイル追跡に重点が置かれ、迎撃実験は行わなかったとみられる。

国防省の声明は、今回の実験はアローと米国のミサイル防衛システムの相互運用を可能にすることを示したとも述べた。実験には米ミサイル防衛局員も参加した。米国とイスラエルは1986年にアロー開発に着手した。開発費は数十億ドルとされる。

米国などでは最近、イスラエルがイランの核開発施設を破壊する先制攻撃を仕掛けるとの見方が強まっている。イスラエル国防省当局者は今回の実験は1年前に計画されており、最近の中東情勢とは無関係と指摘した。

米国とイスラエルは今年4月に大規模なミサイル防衛合同演習を予定していた。しかし、技術的な問題を理由に演習実施を今年後半に延期した。イランに対する欧米の経済制裁を受けたペルシャ湾情勢の緊迫化で、米国がイランをさらに刺激することを回避するため延期を促したとの見方が出ていた。


緊迫イラン 軍事衝突避ける努力を
02月12日(日) 信濃毎日新聞社説
http://www.shinmai.co.jp/news/20120212/KT120210ETI090007000.html

 核兵器開発疑惑を抱えるイランへの対応をめぐり、国際情勢が緊張を高めている。

 欧米がイランに対する制裁を強める中、イスラエルが近くイランの空爆を検討している、との報道も流れ、事態が切迫していることを印象付けた。

 対イラン制裁で中心的な役割を担う米国のオバマ大統領も11月の大統領選を控えて身動きがとりにくい状況になっている。間(かん)隙(げき)を縫って不測の事態が起きる可能性も否定できない。

 軍事衝突に発展するようなことになれば、世界経済に深刻な影響を与えるのは必至だ。国際社会は最悪の事態の回避に全力を注がなくてはならない。

 イスラエルが4月から6月の間にイランの核関連施設を攻撃する可能性が非常に高い―。米紙ワシントン・ポストは今月初め、パネッタ米国防長官による分析を紹介する形で、報じた

 イスラエルはこの報道に正面から反応していないが、政府や軍関係者からはイラン攻撃を示唆するような発言が出ている。

 イスラエルは1981年にイラクの原子炉を空爆で破壊し、2007年にもシリアの核関連とされる施設を攻撃したことがあるだけに、予断を許さない

 今後の動向に関し、カギを握るのは米国である。オバマ大統領は米テレビとのインタビューで、イスラエルによる軍事攻撃に否定的な見解を示した。外交的な解決を目指すとしながらも、「あらゆる選択肢を排除しない」と従来の主張を繰り返している。

 「あらゆる選択肢」には通常、軍事行動が含まれる。大統領選を前に、イランへの武力行使の必要性を訴える共和党陣営の動きを意識し、大統領が強硬路線へ傾いていくことも考えられる。

 イランの姿勢も問題が多い。アハマディネジャド大統領はイランの核問題を話し合う国際協議に応じる姿勢を示しながら、本腰を入れる気配が見られない。

 最高指導者であるハメネイ師が米国やイスラエルに強い姿勢で臨むことを主張するなど、イランの権力構造が複雑なことが影響しているのかもしれない。

 イラン情勢は、イスラエルだけでなく、米大統領選やイランの国内事情も絡み、混迷の度合いを深める一方だが、冷静な分析と対応が欠かせない。

 核問題をめぐる緊張を緩和し、外交による解決の道筋を付けられるか―。国際社会の知恵が厳しく試される年になる。

対イラン攻撃、10月の可能性高い=ブレジンスキー氏が分析
(2012/02/09-11:56)時事通信
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201202/2012020900396
 【ワシントン時事】カーター元米政権(民主)で大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めたズビグニュー・ブレジンスキー氏は8日、ワシントン市内で開かれた会合で、イスラエルがイランの核施設を攻撃するとすれば、10月に行われる可能性が高いとの見方を示した
 その理由について、11月の米大統領選直前に攻撃することで、イスラエルは米国の支援・理解を得やすくなると判断すると分析した。野党共和党候補は対イラン武力行使に言及するなど、強硬姿勢を強めている。

ホルムズ海峡封鎖、代替輸送経路は?
National Geographic News
February 7, 2012
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120207002&expand&source=gnews

 核開発計画を巡って欧米諸国との対立を深めるイラン。経済制裁への連携を強める各国に対抗して、世界で最も重要な原油の輸送経路「ホルムズ海峡」の封鎖という強硬手段に出る構えを見せている。

 軍事戦略家や外交専門家の間には、海峡が封鎖されれば世界経済の混乱が数十年間続くとの懸念が広がっている。一方、原油の代替輸送経路の確保はほとんど進んでいないのが現状だ。

 先週、イスラエルのエフード・バラック国防相がイランの核開発計画中止の期限は差し迫っているとの警告を発し、緊張が一気に高まった。イランは自国のウラン濃縮施設について、平和利用が目的であり、核兵器製造用ではないとの主張を変えていない。また国連の核査察団がイランを訪問して以降、イラン国営通信は両者の話し合いが「前向きかつ建設的に進んでいる」と伝えている。だがイスラエルは、国連の外交努力や欧米諸国によるイラン産原油の禁輸措置に迅速さが欠けており、イランの核開発の脅威を抑え込むには至っていないと訴える。バラック国防相は、もしイランが核施設を地下へ移設してしまえば、破壊は不可能になると発言。イスラエルが単独空爆に踏み切るのではないかという憶測も出始めた。

 各国の国防専門家らは、空爆の報復措置としてイランによるホルムズ海峡封鎖は避けられないと見ている。

◆危機にさらされた原油輸送の大動脈

 原油の重要な輸送経路は世界各地にあり、東のマラッカ海峡や西のパナマ運河など数百カ所に達する。だが、その中でもホルムズ海峡の重要性は突出している。ペルシア湾とオマーン湾とを結ぶ全長約280キロの水域で、ペルシア湾から他の海域へ移動する船舶は必ず通過しなければならない。2011年の実績では、タンカー輸送の通過量は1日平均1600万バレル。これは世界の原油取引量のおよそ20%に相当する。

 過去の事例を振り返っても、ホルムズ海峡封鎖がもたらす経済危機の大きさは想像できる。1990年8月、イラクのクウェート侵攻に伴って、世界供給量の約6.5%に相当する1日あたり430万バレルの原油供給が停止。世界の原油価格は1バレルあたり20ドルから2倍の40ドルに跳ね上がり、原油市場は大打撃を受けた。今回封鎖が実施された場合、影響の深刻さはクウェート危機を上回ると見られる。具体的には、供給が滞る原油量は約4倍、原油市場全体に占める供給減少量の比率は約3倍に及ぶ。しかも、原油価格が1バレル100ドルを超え、世界経済が弱体化している状況の中で、史上空前の原油供給不足に陥るかもしれないのである。

◆進まない代替輸送手段の確保

 ホルムズ海峡の封鎖は、世界の原油市場にとって調整弁的な役割を果たしてきた供給国サウジアラビアからの輸送にも影響を与えるとの懸念が広がっている。世界の原油余剰生産能力のほぼすべてはサウジアラビアが担い、その量は1日あたり350万バレル。2011年のリビア危機やこの10年に渡って続いたイラク戦争の間も、一国で原油供給を支え続ける姿勢は、価格高騰に対する大きな抑止力になっていると見られてきた。だが、サウジアラビア原油の75%がペルシア湾経由で輸出されており、世界の供給不足を補う十分な量を同国からは確保できないおそれがある。

 もっともサウジアラビアには、ペルシア湾沿岸部の都市アブカイクから紅海まで国土を東西に貫く全長1200キロのパイプライン「ペトロライン」が敷設されている。輸送量は1日あたり500万バレルと、ホルムズ海峡経由の3分の1以下にすぎないが、万一海峡封鎖の事態となった場合には有力な代替輸送手段として使用できる。

 その他、アラブ首長国連邦(UAE)で数年前から建設が続く全長370キロのパイプラインも、海峡封鎖時の主要な代替手段として注目されている。ただし、敷設工事の遅れが度重なり、稼働は早くとも2012年5月か6月になる見通しである。

 一部のアナリストは、イスラエルがイラン攻撃を仕掛ける時期は5月か6月になると考えている。今春予定されていたアメリカとイスラエルの年次合同軍事演習に、バラック国防相が消極的な姿勢を示したからだ。

 もし衝突が現実味を帯びてくれば、代替輸送手段の確保は一刻の猶予も許されないだろう。エコノミストのダゴベルト・ブリト(Dagobert Brito)氏は次のように話す。「私は予言者ではないが、危機が差し迫っている。より多くの代替手段を準備できるのであれば、それに越したことはないだろう」。


<EMeye>米国防長官、イスラエルが今春にもイラン攻撃の可能性と発言
2012/02/07 08:25  モーニングスター
http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncNo=631571

 イランの核開発問題をめぐり、米紙ワシントンポストはパネッタ米国防長官が、イスラエルは4-6月にもイランの各施設に対する攻撃を行う可能性があるとみていると報じ、波紋を呼んでいる。オバマ米大統領は米NBCに「イスラエルはまだ決定していない」と述べたものの、中東では急速に緊張が高まってきた。

 パネッタ国防長官の発言を受けイラン政府系ファルス通信は6日、イスラム革命防衛隊ホセイン・サラミ准将の発言を掲載。どのような敵でもイランを攻撃すれば報復を行うと述べた。イランは、米国やイスラエルのいずれかから攻撃を受けた場合、中東32カ所の米軍基地を標的にし、さらに世界の石油供給量の4割を通過するホルムズ海峡の封鎖を警告している。

 今回のサラミ准将の言動がパネッタ国防長官の発言を受けてのものであることは明白で、中東における地政学リスクは急速に高まってきた。紛争となれば原油価格の高騰は必死。特に、すでに原油輸入先の問題で影響を受けている日本にとって、より厳しい情勢となる。今回は革命防衛隊高官の発言であり、イラン国軍がどのような思惑を持っているかは伝わっていないものの、革命防衛隊の突出によって紛争となる事態も出てきた。


イスラエルの対イラン攻撃論、真の狙いは米大統領選か
2012年02月06日 20:53 発信地:ワシントンD.C./米国
http://www.afpbb.com/article/politics/2855844/8419600?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics


【2月6日 AFP】イスラエルがイランの核施設を攻撃するとの臆測がここに来て高まり、2期目を狙うバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領への圧力となっている。

 オバマ大統領は5日、イスラエルがイランの地下核施設を攻撃する決断をしたとは考えていないとの見解を示し、広がる憶測を批判。「空前の」厳しい制裁がイランに苦痛を強いていると効果を強調した。

■「年内イラン攻撃」はハッタリか?

 イラン攻撃をめぐる憶測が注目を集めたきっかけは、イスラエル情報機関に詳しいジャーナリストのローネン・バーグマン(Ronen Bergman)氏が1月、イスラエルが年内にイランを攻撃するとの記事を米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)に発表したことだ

 イスラエルのエフド・バラク(Ehud Barak)国防相はこれに呼応するように、イランに対して適切な時期に何らかの行動を起こすよう米政府に求め、「『後で』と言う者は、その『後』が来たときには手遅れだと気付くだろう」と述べた。

  さらに米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)のコラムニスト、デービッド・イグネイシアス(David Ignatius)氏が、「イスラエルは4月か5月、または6月にイランを攻撃する可能性が高い」とレオン・パネッタ(Leon Panetta)米国防長官が考えているとの記事を発表。パネッタ長官は詳細は述なかったものの記事内容を否定せず、イスラエルの行動をめぐる憶測は深まった。

 専門家らは、イスラエルがイランに圧力をかける手段として好戦的な発言を用いている可能性があると指摘する。地政学的リスク分析専門のコンサルティング会社「ユーラシア・グループ(Eurasia Group)」のイラン専門家、クリフ・カップチャン(Cliff Kupchan)氏は、「米議会と大統領に追加制裁を採決させ、既に決定した制裁を迅速に実行させようとするイスラエルの圧力は功を奏している」と分析する。

 また、イスラエルによるとされる2007年のシリア原子炉への攻撃など過去のイスラエルの軍事攻撃は威嚇なしで行われたことから、米ワシントンの観測筋の中には、今回のイスラエルの発言ははったりだと判断する者もいる。

 一方、イラン攻撃は報復ミサイル攻撃や親イランのテロ集団による攻撃など深刻な結果を招きかねず、イスラエルの指導者らはまだ決断する準備が整っていないという見方もある。

■大統領選前に弱まる米オバマ政権、イスラエルが利用

 一連の発言や臆測は、米オバマ政権とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相の間に横たわる溝を改めて浮き彫りにした。

 オバマ大統領の対イラン政策に関する新著を出版したイラン専門家のトリタ・パルシ(Trita Parsi)氏は、米政府が対イラン圧力を強める中、イスラエルの好戦的な発言にはイラン当局を動揺させる効果があるかもしれないと述べる一方、制裁で核開発を中止しなければ戦争だと脅す手法は大きな博打(ばくち)だとも指摘する。危機に際してイスラエルやイランがどう動くかが不確実なためだ。「オバマ政権は、自分たちには制御不能な部分があることを知っている」(パルシ氏)

 イスラエルが単独軍事攻撃に踏み切れば、米国の戦略にもオバマ大統領の政治的な立場にも、重大な影響を及ぼすことになる。米国が再び中東で大きな戦火に巻き込まれることになるのは確実だ。原油価格は急騰し、ようやく軌道に乗り始めた米経済の回復基調も妨げられ、雇用の伸びも鈍化するだろう。これらはいずれも、オバマ氏の大統領再選には不可欠な要素だ。

 米政治に詳しいイスラエルの指導者らは、もちろんこの点を理解している。また、再選をめざすオバマ氏が圧力に弱くなっている可能性にも気付いている。

 米シンクタンク「ニューアメリカ・ファウンデーション(New America Foundation)」のダニエル・リービ(Daniel Levy)氏は、イスラエルの強気な発言や危機感は、イランの核開発計画の急速な進展が引き金になったものではなく、政治的な要因によると指摘する。「これ(イラン攻撃)がほぼ最優先課題として扱われている唯一の理由は、米大統領選だ。(イスラエルは)選挙の翌年に大統領職にある人物が、選挙の年の大統領と比べてはるかに強い立場から決断できることを知っているのだ

 共和党はこの状況を最大限に利用する構えだ。共和党指名候補を争うミット・ロムニー(Mitt Romney)前マサチューセッツ(Massachusetts)州知事は、オバマ大統領の対イラン政策を「妥協」と批判し、オバマ氏の外交成果を傷付けようとしている。(c)AFP/Stephen Collinson

イスラエル、イラン攻撃決断してない…米大統領
(2012年2月6日11時03分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120206-OYT1T00371.htm
 【ワシントン=山口香子】オバマ米大統領は5日、米NBCテレビとのインタビューで、イスラエルが核開発を進めるイランへの攻撃に踏み切るかどうかを巡って、「イスラエルは何をすべきかの決断をしていないと思う」との見方を示した。

 大統領は「米国とイスラエルは歩調を合わせて解決に取り組む」と述べ、イランの核問題では制裁強化を通じた外交的解決を目指す考えを強調した。

 2日には、イスラエルは今春にもイラン攻撃を行う可能性が高いとの見方をパネッタ米国防長官が固めていると米メディアが報じ、注目されていた。



イラン攻撃か否か=最悪のシナリオで議論過熱―米
2012年2月5日15時6分[時事通信社]
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201202050032.html

 【ワシントン時事】米国内で対イラン攻撃をめぐる議論が過熱してきた。オバマ政権幹部が相次いで、イランの核開発進展への危機感や、イスラエルによる単独攻撃の観測を口にしたことで、軍事衝突の可能性は現実味を増している。「核保有国イラン」と「新たな中東戦争」という最悪のシナリオのはざまで、米国の世論は揺れている。

 「攻撃すべきか否か」―。外交専門誌フォーリン・アフェアーズ電子版は最近、「イラン攻撃の時が来た」と題したマシュー・クローニグ外交評議会研究員の論文を公表。続いて、「イラン攻撃の時ではない」とするコリン・カール元国防次官補代理(中東担当)の反論記事を並べて掲載した。

 クローニグ氏は、イラン核武装の場合に米国が背負う安全保障上のリスクに比べれば、核施設への空爆が「最も悪くない選択肢」と主張。カール氏は、大量破壊兵器保有が疑われたイラクに対する「予防的戦争」の失敗を挙げ、「他の選択肢が残っている時に戦争を選ぶべきではないというのが教訓」と指摘し、クローニグ氏の論点の反証を試みた。 


イスラエル 「今春 イラン攻撃も」
2012年2月4日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012020402000024.html
 【カイロ=今村実】米紙ワシントン・ポストは二日、イランの核開発に絡み、イスラエルが今春にも関連施設への攻撃に踏み切る可能性が強いと、パネッタ米国防長官が分析していると報じた。同長官は報道内容について否定も肯定もしていない。イスラエルは、イランが核爆弾四個を製造可能な濃縮ウランを保有しているとみているとされる


 同紙によると、イスラエルは、イランがまもなく兵器開発に必要な濃縮ウランを地下施設で貯蔵し終えると懸念。完了後は、米軍の支援なしでは施設を破壊できなくなるとみている。このためパネッタ長官は、イスラエルが単独で四~六月に攻撃するとの見方を強めているという。


 また、米政権は攻撃には反対で、イスラエルが実施した際に、どう対応するかは、決めていないと伝えた。


 AFP通信によると、パネッタ長官は記事について、報道陣に対してコメントを控えた上で「イスラエルによる攻撃の検討に、われわれは懸念を示してきた」と述べた。


 一方、イスラエルの軍情報部の幹部は二日、安全保障会議で「イランは20%の濃縮ウランを約百キロ保有しており、核爆弾を四個製造する量に相当する」との見方を示した。


 イランは、核開発はあくまで平和目的だと主張しているが、同幹部は「イランは活発に核開発を進めており、核兵器の入手を意図しているとの証拠もある。命令が出れば、一年で兵器の製造は可能だろう」と指摘した。


 イランの地下核施設について、ヤアロン首相代理兼戦略担当相は「すべての施設は攻撃可能だ」と、攻略に自信を見せた。


 イスラエルは昨年十一月、ネタニヤフ首相がイラン攻撃に向け、閣内の合意取りまとめに動いた、と報じられた。攻撃すればイランは報復するとの見方が強く、世界経済への影響などが懸念されている。



イランは原子爆弾4発の製造可能=イスラエル軍高官
2012年2月3日 朝日新聞
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201202030129.html
2月2日、イスラエル軍情報機関トップのコハビ氏は、イランは原子爆弾4発の製造が可能だと指摘した。写真はイランの国旗。テヘランで昨年12月撮影(2012年 ロイター/Morteza Nikoubazl)
 [エルサレム 2日 ロイター] イスラエル軍の情報機関トップを務めるアビブ・コハビ氏は2日、同国ヘルツェリヤで開かれた戦略会議で、イランは保有するウランをさらに濃縮させることで、原子爆弾4発の製造が可能だと指摘した。また、同国が原子爆弾の製造を決定した場合、約1年で完成できるとの見方を示した。

 コハビ氏は同会議で、イランが濃縮度3.5%のウラン4トン以上と、同20%のウラン約100キロを所有しているとし、「原子爆弾4個を製造するのに十分な量」だと語った。

 核爆弾の製造には濃縮度90%のウランが必要だが、西側の専門家によると、20%に達していれば、製造までそう難しいことではないという。

 また、バラク国防相はテルアビブ近郊でシンクタンクに対し、「制裁が(イランの)核開発を止めることができなければ、措置を検討する必要があるだろう」と述べた。


2012-02-15 15:34:41

自民党は、日銀法改正の先頭に立つべきである。(中川秀直)

テーマ:志士の目
日本銀行が14日の金融政策決定会合で消費者物価の伸び率について当面、年1%を目指すと決めた。それを受けて、安住財務相は記者団に対し「実質的にインフレターゲット(目標)を設定したと受け止めている。デフレ脱却に向けた積極的な措置として大いに歓迎した」と持ち上げた。政府は「実質的にインフレ目標だ」と歓迎しているようだが、「実質的なインフレ目標」と「インフレ目標」は似て非なるものである。

日銀は「目標」の言葉を使っていない。問題は「目標」の言葉を見送った理由である。白川総裁の14日の記者会見で「デフレ脱却は金融政策だけで実現するとは考えていない。急速な高齢化の下で、成長率の低下という長期的構造的な課題に直面している。デフレからの脱却は成長力強化の努力と、金融面からの後押しを通じて実現されていくものだ」との発言である。

「デフレ脱却は金融政策だけで実現するとは考えていない」という認識が問題なのである。デフレは貨幣的な現象であり、デフレ脱却は金融政策で実現すべきものである。だから明確なインフレ目標を掲げ、達成できなければ責任が問われるのである。

肝心なことは、世界の先進国で、日本のみが長期デフレを続けていることである。日銀の金融政策の過ちである。

私が官房長官のときの2000年、日銀は政策判断を誤った。
私が自民党政調会長のときの2006年、日銀は政策判断を誤った。
私が自民党幹事長のときの2007年、日銀は政策判断を誤った。

これらの日銀の政策判断ミスを止めることができなかったことについては、私は当時の政府・与党の一員としての責任がある。その責任感に基づいて、私は日銀法改正を主張している。

理由は日銀の過剰な独立性のためである。日銀は手段に独立性はあるが目標に独立性はないのが世界の常識であるが、日本ではそう解釈されていない。

世界の先進国の中央銀行が導入している「インフレ目標」を導入していれば、このような政策判断ミスはなかったし、未だにこれらの政策判断ミスを認めないというようなことも起らなかったであろう。そしてデフレを克服できず、自民党は政権の座を失った。

成功しない程度の小さすぎて遅すぎる金融政策、金融政策の成功を確認する前のフォワードルッキングな金融政策をいつまで続けるのか。歴代首相の多くは政権末期になって、ようやく日銀の問題に気づく。そして気づいた時には手遅れになっている。

自民党は、日銀法改正の先頭に立つべきである。消費増税の前に日銀法改正してインフレ目標導入をと主張すべきである。

デフレ脱却こそが、日本の最優先政策課題だからである。

(2月15日記)
2012-02-15 11:46:14

今朝の秘書同士の会話

テーマ:秘書のつぶやき
今朝の秘書同志の会話

A:昨日の日銀の決定は、代議士の努力が実ったってよろこんでいいんですかね?一安心ですか?

B:まだ分からない。偽装緩和の疑いが残る。日銀法改正の手を緩めてはいけない。

A:どんなところに?

B:日銀が宣言したのは物価上昇率1%を実現することではなく、1%を見通せるまで事実上のゼロ金利を続けるということ。そしてデフレ脱却には民間企業、金融機関、政府、日銀ががんばらなきゃいけないといっている。なんで日銀は「長期的なインフレ率は主に金融政策によって決定されるため、日銀はインフレの長期的な目標を具体的に定める能力がある」と言い切らないのか。そして、当面というのはいつのことなのか。なんで2%ではなくて1%なのか。なんで1%を見通せる段階で事実上のゼロ金利をやめる余地を残すのか。

A:今後は何を見ていったらいい?

B:期待インフレ率と実質金利がどう動くかだ。日米の実質金利が日本高・米国安が変わらない限り、円高は是正できないだろう。今後は日米の物価連動債に注目しよう。

2012-02-15 06:57:00

「経済に強い自民党」!→昭和7年4月24日報知新聞『景気は果たして良くなるか』に学ぶ

テーマ:秘書ひしょ
秘書です。

「経済に強い自民党」

実質成長率3%、名目成長率4%が「巡航速度」です。


「デフレ脱却」前面に 自民衆院選マニフェスト 日銀法改正も
2012.2.15 00:13 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120215/stt12021500130001-n1.htm


 3月末に発表する自民党の次期衆院選マニフェスト(政権公約)のうち、経済・財政、金融分野の素案が14日、分かった。「デフレからの早期脱却」「貿易立国から投資立国への大転換」「ネオ・成長戦略の加速化」を柱に、日銀法改正などによる大幅な金融緩和策などを盛り込んだ。民主党政権で景気低迷が続く中、「経済に強い自民党」をアピールする構えだ。

 デフレ脱却策としては、常識を超えた金融緩和措置の実行をうたい、実質成長率3%、名目成長率4%を「巡航速度」とする目標を明記。日銀法改正を含む法整備を進めることで金融緩和の実効性を高める。日米欧を中心とした国際マクロ政策協調「平成のルーブル合意」形成も盛り込んだ。

・・・


→戦前の『好景気か不景気か』『好景気の政友、不景気の民政』に似てきましたね!日本銀行が封印したいであろう戦前の歴史を振り返りましょう。


景気は果して良くなるか
報知新聞 1932.4.24(昭和7)
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentViewM.jsp?METAID=10031341&TYPE=IMAGE_FILE&POS=1
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都市と地方の差別なく、大産業と中小商工業との区別なく、何れもが一様に不況のドン底につき落されて居ります、まさに不景気の大嵐であります、そこには幾多無数の悲惨事さえ生んで居るほどで、景気回復の待望は今や全国民の声であります、従って政府も放って置けず、種々に苦心惨澹してその回復に努め、インフレーションの実現に躍起となって居ります、同時に与党も大童にいろんな建策を行い、かくて景気回復策としてのインフレーションは対内問題として目下大なる政治問題と化し、これが成否はやがて政府の死命をも制し兼ねまいまでに発展して居ますが、その輪廓は大体左の如きものであります


好景気招来策に政府は一生懸命 その理由は何故ですか

政府は何故にその生命を賭してまでも躍起となってインフレーションを行わねばならぬでしょうか、その理由はざっとこんな次第であります、世の景気は御覧の通り非常に悪いのであります、産業恐慌、農業恐慌からついに第二次金融恐慌とまで発展した今日、その深刻さ、その痛烈さは到底尋常一様の比ではありません、なかんずく地方農村における有様は最も激烈で、最早この上放置するにおいては破産の外ないまでに切迫して居ます、従ってこれを何とか打開し好転せしむることは目下の急務であります、ここへ政友内閣は昨年末登場したのであります、政友会は在野党時代から極力民政党の消極政策金解禁政策を攻撃し、景気の好転はその反対の積極政策、再禁止製作にあることを高調し、一度び天下を取らば忽ち好況の楽園を現出して見せんとするようにいっていました、さればこそ、過般の総選挙に当っても『好景気か不景気か』『好景気の政友、不景気の民政』などいう物すごいスローガンを掲げ、大々的に国民に呼びかけました、果してこのスローガンは、長らく苦難にあえぎつつある国民の心を一も二もなくキャッチしついに三百四名という未曾有の大信任を獲得しました、だから政府はこの公約の手前否応なしに景気好転を計らねばならぬ立場となったのであります、そしてまず第一着として金の再禁止を行いまして、ちょっと再禁景気が出ました、しかしそれは束の間に解消し今では再びそれ以前にも劣らぬ不況がおとずれて来ました、何とかせねばならぬ


米国も好景気策

それには何がよいか、インフレーション政策の採用より外はない、ここでちょっとインフレーションとは何であるかというその意味を説明しますとそれは通貨膨脹ということで、今の場合一口にいいますと政府が種々な計画をしたり、仕事をしたりして民間に金を落とす、即ちバラまくということであります、これはかの世界の富豪米国でさえに苦し紛れに行うて居るのであります


金さえウンと出せばよい 好景気招来の最善策

かように、米国でさえ景気上昇運動としては民間に金をバラまきその金の働きによって一般購買力を増進し、そこに好景気をもたらそうとするいわゆるインフレーション政策をとって居るのでありますから、日本も既に金再禁止を行った今日、通貨の膨脹を恐るる筋合がなくなったので、ここに政府もいよいよ本腰になり、これにより景気を直そうと力を入れて来たのであります、インフレーション政策は大体右のようで兔に角民間にウンと金をふやすことにあって、しかもその金は至極低利のものでなければならぬことがまた重要な条件となって居ます、金は増加するが、高いものではその主旨に反します


日銀制度の改正が必要

ところがいま日本が国民の大なる輿望をになって景気好転にこのインフレーションを実行するに当って一つの大きな障害があります、それは日本銀行の制度であります現在の日本銀行の制度は金本位制というのであって兌換券発行の基礎を正貨準備において居ります、即ち日本銀行の所有している金が減少すれば原則としてそれに比例して兌換券を収縮せねばなりません、そしてそれ以上兌換券を出そうとするには日銀所有の公債や同行が割引した商業手形を保証として一億二千万円まで出すことが出来ます、これを保証発行と申しましてこれには一分二厘五毛の税金がかかります、そしてなおその上発行を必要とするものに対しては保証発行と同様のものを保証として幾らでも出すことが出来ます、これを制限外発行と申します、しかし制限外発行を所要に応じて無限に発行されてはやがて日本の通貨制度上危険をはらみます、そこで無謀な発行を抑止するために、この限外発行に政府は高率な税金を課することになって居ます


日銀制度改正 通貨膨脹五六億円か

それ故に政府が、今後大いにインフレーション政策を実行し、金を撒布し景気を直そうとかかってもこのような制度である以上その主旨と相逆行することになり、景気上昇の妨害となるのであります、そこでまずインフレーション実行の前提としてここに右の欠陥を除去する為めに日銀制度の改正ということが起って来たのであります、政府は目下着々その改正を研究中でありますが、来る五月二十五日より開かれる特別議会に左のような日銀制度改正法案を提案するそうであります、即ち

一、現在の保証発行限度一億二千万円を六億円乃至十億円程度に拡張を行う
一、保証発行に対しては従来の課税主義を廃して代るに日銀の利益金中より一定の比率を限って政府に納附せしむること、即ち納附金制度とすること
一、右の二大骨子に附随して起る技術的法規の改正

この法律案が議会を通過すれば前にもいった限外発行より来る矛盾が除去され、政府が所期する通貨膨脹が行い易く、まず第一次の難関を突破する訳である、ただ政府は改正の内容範囲についていまだ発表せずなお慎重に考慮せるは再禁止を断行したものの将来金本位に復帰する意図を有するか否かによってその改正の内容もおのずから異なるからであります、しかし伝えられる如く果して保証発行額十億円説が実現するものとすれば、今後少く共四五億円の通貨が膨脹し得られることになる訳で、従って一面においてはこの拡張程度がやがて政府のインフレーションに対する尺度とも解されないこともないのであります


通貨膨脹のために三方法が具体化 第一は産業五ヶ年計画

かくて通貨膨脹に必要な日銀制度改正が決定したとすれば、次ぎはいよいよその具体的実行方法に入る順序であります、如何にして金をふやし、如何にして民間に金を落としそれを活躍せしむべきかであります、これにつき目下与党の内部や民間の一部などで種々な議論があるようであるが、しかし表面に現れた政策として実現の可能性を有するかに見えていますのは今のところ大体左の三つのようであります

一、産業五ヶ年計画
一、不動産資金化問題
一、補償生糸の処分

右のうち産業五ヶ年計画は政友会在野当時からの一枚看板であります、政権を得た今日爾余の政策は兔も角産業立国を高調し積極政策を掲揚した同党としては何をおいても実現せしめねばならぬものであります、しかるに財政難の今日、それを理由として実現の模様がない、僅かに特別議会を申訳として調査費を計上しお茶を濁さんとする模様であります、従ってこれは早急には具体化せない模様であります


不動産貸付の資金化如何 与党も民間も躍起

さすれば不動産資金化問題と補償生糸の処分の二つがまずそれであります、しかしこの二つのものも厳密な意味からいえばインフレーション政策と目すべきものではない、真のインフレーション政策は今の場合政府が積極的にある計画を立案し、その計画遂行には政府は日銀引受けの下に公債を発行し現実にその資金を撒布する方法が最も効果的であり理想的であって恐らく一般国民の待望している処はこれでありましょう、この不動産資金化案の骨子は公定地価を基準として銀行の貸出を肩代りする、その代り政府はこれによる損害を勧銀に補償せよ―その額は現在地方銀行の不動産貸付高約十六億円中その半額が肩代りするであろうから八億円の三割乃至四割というのであります、これには銀行、保険、信託などからなる五日会の連中などが大分おどって居ますが、高橋蔵相の堅い反対があるようであります


臨時議会に提案 補償糸問題も

補償生糸問題は補償と共保の十八万梱の生糸を全部買上げ、資金を銀行に還元せしめよというにあります、しかしこれもあまり虫のよい案で、どうやら元金、金利、倉敷料を合せて一億数千万円に上るものを政府、銀行、製糸家の三者で負担して、解決せんとするらしい、そしてこれらは共に来る議会に提案される模様で、もしこれが実現すれば少く共二三億円から数億円の金が民間でなくして銀行の手中に落ちることになるのであります、そこに通貨膨脹が起る訳であります、米国の大げさな、しかも徹底した遣り方から見れば、目下汗みどろになって計画せる日本のインフレーション政策は大変見劣りするものでありますが、しかし無為よりは遥かによいにはちがいありません


実現したら景気が出るか 米国に見ればわかる

かくてこの深刻な不景気撃退策としてのインフレーションはまず日銀制度の改正を筆頭として、不動産資金化問題、補償生糸処分問題という風に昨今漸く具体化しかけて来ました、そしてその案は特別議会終了を期して大なり小なり実現することになって来ました、国民をそれを鶴首して待って居るのでありますが、しからばこれの実現後不景気のドン底に落とされて居る財界が、果して立直るであろうか、少く共これによって財界は多少にても救われるでありましょうか、これに対する回答は誰しも知りたい所でありますが、それを聞く前に徹底的インフレーション政策をとって居る米国の情況を見ればよかろうと思います、米国は約四十億弗に近い資金を放出しましたが、その後の景気は依然として好転しません、現にスチールはついに二十弗台に崩落しました、国民の購買力はふえず、物価は漸次低落して一向に騰貴する傾向がありません、何れかといえば景気は下降の一路をたどって折角のインフレーションも何等効果が見えませんむしろこれが為め対外信用を失墜し、外国資金の引上げにあい弗の下落さえも来して居るのであります、ただこれによって急迫せる財界を一時的にもせよ緩和した事は確かで、効果はこれ以外にはありませんでした、日本のインフレーションも果して目下考慮されて居る如きものでありますれば、大体米国と同一のわだちを踏むのではりますまいか、今や一国の経済は世界経済の消長を度外してあり得ないのでありますから、真の好景気来は世界経済が回復の道程に入らない限り、日本のみひとりが望んでもそれは無理であろうと思われます

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データ作成:2008.5 神戸大学附属図書館


→インフレ―ションとは通貨膨張である!
→インフレーションを実行するに当って一つの大きな障害があります、それは日本銀行の制度である!


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