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相続税申告漏れ3,300億円!?
11月20日、国税庁から平成24年7月~平成25年6月の相続税の調査状況が公表されました。
(国税庁「平成24事務年度における相続税の調査の状況について」)
概要は次の通りです。
- 実地調査約12,000件に対し、申告漏れ等の指摘事項があったのは約10,000件
- 申告漏れ課税価格は約3,300億円で、1件あたり約2,700万円
- 申告漏れの相続財産のうち約37%が現金・預貯金等
また相続税は現在、年間約50,000件程度の申告がされておりますが、以上より次のことが言えます。
相続税申告をされた方のうち約25%が税務調査を受け、その約80%が何らかの指摘を受けている。またその指摘事項の約4割は、現金預金の申告漏れ (1件あたり約2,700万円) が原因である。
現金預金の申告漏れとは、1件あたり2,700万円という金額から考えると、その大部分が名義預金を指すものと推測されます。(名義預金の詳細については、当事務所HPをご覧ください)
その内容は贈与契約成立の可否が争点となるものです。
やはり税法を理解し、税務調査を意識した相続税対策をすることが何よりも大切だと思います。
それにしても、税務調査があると約8割の方は申告漏れの指摘を受けるという現実。。。
なかなか厳しいですね。
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