「生かされている」ということとは・・・ | 「ココロを支援するセラピスト」

「ココロを支援するセラピスト」

日々の中で体験した不思議なことや、世の中の疑問に思う事など、ココロを支援することなど、気づいたことをお伝えいたしますね・・・。

ゴールデンウイークになったとたん、奥歯に詰めてあったものが取れてしまいました。


行きつけの歯科医院に行くと珍しい場面に遭遇しました。


治療椅子は横3列になっています。


どこの歯科医院にもある背もたれが倒れて仰向けに寝るタイプのものです。


先に60代から70代くらいの2人の患者さんが横になっていました。


歯科助手の方に奥の治療椅子に案内されると。


先生は電話をしていて席をはずしていました。


「ズズズー」という息を吐く音が聞こえてきました。


その音の方を見てみると、なんと2人の患者さんが眠ってしまっていました。


手前の患者さんは爆睡状態でした。


その後、先生に起こされて治療をしていました。


今まで何回も歯科に通院していましたが、こんな光景に遭遇したのは初めてでした。


なんだかのどかだなぁ~と思ってしまいました。


歯医者さんでもウトウトと眠ってしまえる安心感。


そんな何気ない日常を過ごしていられる日本って国はすごいなぁ~って思ってしまいます。


その一方で・・・。


外国では戦争や紛争に巻き込まれて全く関係のない弱者が多くの難民となっています。


紛争や戦争で一番犠牲になっている人は紛争や戦争を企てた人達とは全く関係のない平和に暮らしていた人達です。


次の動画を見ていただきたいと思います。


『これまで最も多くの難民を生んだ戦争・紛争は?』(0:48)




『ダルフール紛争:難民の声』(6:06)




同じ時間を共有している地球上の別の場所では、息つく暇もなく、命が危険に晒されている国があります。

何年も一緒に暮らしていた家族が一瞬で命を絶ってしまう。


3.11の地震の時のことを思い出してしまいます。


そして今、熊本で続いている地震も同じ気持ちを思いこされてしまいます。


今さっきまで、普段通りの話をしていた、家族や友人が一瞬でいなくなってしまう・・・。


そんな経験をされた方もいると思います。


私自身も、さっきまで話をしていた母親が翌日に、行方不明になって一カ月後に遺体で発見されたという経験があります。


その時思ったのは・・・。


“ココロの準備”ができていなかった時、予想もしていなかったことが起こってしまったということです。

振り返ってみれば、「あの時ちゃんと話をしておけばよかった」そんな思いに駆られてしまいます。


自分自身も40代の時に生死を彷徨う重症急性すい炎で3ヵ月入院した経験があります。


その時に気づいたことは・・・。


「自分は生かされている!」


何気ない毎日を平和にすごしていられるのも先人の方々によって築かれたものです。


人はケガをしたり、病気になってみて何気ない日常の暮らしが大切なことに気づかされます。


誤解を招くといけませんが毎日をボっーと過ごせばよいという意味ではありません・・・。


人は一人では生きていけません。


自戒のいもを込めて言えば、だからこそ「生かされていること」を忘れてはいけないと思います。


そんなココロに刺さる曲がありました。


「あいうた」(上間綾乃)





何気ない日常生活、ありふれた毎日、同じことの繰り返し。


そんな当たり前の生活ができていることに感謝することだと思いました。


ありがとうございました。ニコニコ