熊本では、余震が続いているようです。
3.11の時のことを思い出してしまいました。
被災をされている方は、本当に大変な思いをされていると思います。
そんな話題から、友人との何気ない雑談からです。
「・・・熊本で震度4とか5とかの地震が何度も起きているみたい」
「3.11の時は、関東も震度5とか言っていたけど、そのあとの余震はあるもののそれほど大きな揺れは感じなかったよね~」
「それが熊本では、震度4~5の頻繁に起こっているって」
「あの震度5クラスの地震が何度も来たら、いても立ってもいられないよなぁ~」
今、熊本で実際に起きている地震は、この震度4~5クラスの地震が10回以上起きています。
気象庁報告では。
14日21時26分の地震以降。
22日10時00分現在、震度1以上を観測する地震が791回。
内訳。
震度7:2回、震度6強:2回、震度6弱:3回、震度5強:3回、震度5弱:7回、震度4:75回、震度3:189回、震度2:344回、震度1:166回。
震度1~3だけでも699回も起きていました。
こんなに頻繁に地震が起こったら誰でもパニックになります。
地に足が付いていない状態では、人は正しい判断ができなくなってしまいますよね。
更に、もし、身近な人が震災に巻き込まれて亡くなられていたら・・・。
自分が、どんな言葉を選んでみても、当事者の方には伝わらないのではないかと思います。
3.11の時も多くの方が亡くなりました。
今、さっきまで話をしていた人が、突然いなくなってっしまう・・・。
そんな時に思うのは・・・。
「○○さんとさっきまで△△のことで、言い争っていたの・・・」
「ちょっと言い過ぎたかなぁ~。あとで謝ろうと思っていたのに・・・」
「・・・○○さんは津波に巻き込まれたみたいで行方不明だって」と友人から教えてもらう。
「えぇ!うっそ~!」
そんな経験が私にもあります。
今から数年前のことですが、12月の寒い日に、80歳過ぎの自分の母親が突然いなくなりました。
それも軽装で・・・。
20時を過ぎても戻ってこないので、警察に連絡しました。
翌日、警察から写真を写したポスター500枚の作成要請がありました。
その当時、PCとプリンターの処理能力も低くて500枚印刷するのに1日以上もかかってしまいました。
翌日からは捜索犬も出動。
警察からはいろいろな情報が寄せられていて、△△の場所でそれらしき人を見たといわれて行っても、わかりませんでした。
1日、2日、3日と日が経つにつれ、だんだんと焦りが増してきます。
どこにいるんだ?
3日目を過ぎたころから、頭の中で、「もう死んでいる」という言葉が浮かんできました。
・・・あぁ~涙が止まらない。
当時、自分自身もセラピスト、カウンセラーとして感情をコントロールする方法を学んでいました。
ところが、学んだことをいろいろと試してみてもなかなか感情を抑えることができませんでした。
感情をコントロールする方法はいくつもありますが、最初にしたのは意識を別に向けるという方法です。
とにかく、ジムに行ってランニングマシンでひたすら走りました。
走り続けているときはいいのですが、休むとまた、母親のことが脳裏に浮かんできてしまいます。
実際に自分のこととなるとなかなか感情を抑えることができません。
男性と女性の場合は異なると思いますが、現実的には、男性の方が女々しいのではないかと思います。
TVなどで著名な方が「感情はコントロールできる」と言っていますけれど・・・。
私は自分の体験から厳密にいえば、感情をコントロールすることはできないと思います。
ただ、自分の中から湧き出てくる感情に向き合うことで、人生を前向きに進めることができます。
もし、日常生活で、辛いことや、我慢できないことにあった時に気持ちを整理する方法をお伝えしますね。
最初に紙とペンを準備してください。
1.嫌な出来事を思いつくまま箇条書きでいくつか書いてみます。
例:上司に「××のやり方ではだめだ!、だからオマエハだめなんだ!」
・・・あの上司の言い方はなんだ!むかつくなぁ~!
2..事実と感情を分けてみる。
事実 ⇒××のやり方。
感情 ⇒あの上司の言い方はなんだ!むかつくなぁ~!
3.この事実と感情を紙に書くことで、自分自身を冷静に見ることができるようになります。
紙に書くことで自分自身を客観的に見ることができます。
今日もありがとうございました。