Jackson Borwneが言うてはったこと。 | Nacomi「金魚のswampie」

Nacomi「金魚のswampie」

シンガーソングライター&ギタリストのNacomiのブログです。アルバムは6枚発売中!
歌の英語の発音レッスンもやってます。
SNSはFacebook, Twitter, instagram、TikTok発動中!

JacksonBrowneのライブに行くって言うたら
意外と驚かれたりするんだけど、
大学生の時 R&Bに傾倒する前は このあたりの音を
結構聴いていたし、基本、雑食な私、
いろんなジャンルの巨匠達をやはりこの目で見ておきたい!という
願望は益々強くなるばかり。。。

さてそのコンサートが素晴らしかったことは
多くの方がブログなどで書いてらっしゃるので
それは おいといて、彼のMCで覚えてることをかいておこうっと。

録音したわけでもないので、うろ覚えだけど。
最終公演となった大阪での3月19日 大阪フェスティバルホール
前から4列目という席のせいなのか
やけにリムショットや、ハイハットの残響音が気になったけど
表情もよく見えてちょっとした会話も良く聞こえた。

MCの内容は大概次の曲の解説なんだけど、
客席から「ジャクソーン!」とか曲のリクエストとかの
声が飛ぶ中、誰かが「Don't forget Fukushima and....」と2回叫んだ。
and ...のあとは
なんていったのかわからなかったけど 彼はその言葉をうけて、
「Oh、yes,,yes,,,」といいながら 話し始めた。

「今 日本で起こっていることは、世界中でも起こっている。
日本だけが、その問題で、孤立しているように
思うかもしれないけど、皆同じような立場にいるんだよ。
福島での地震、津波は本当に大変なことだったし、それに立ち向かっている
日本のみんなには敬意を表したい。
3つの原発を閉じたら、次は2つ、、というように進めていって
最後は全部とじればよい。そう、ドイツのようにできるはず。」


そんな話しをして また1曲歌ったら 続きを話したよ。

「日本では新聞で毎日のように原発のことをとりあげているけど
カリフォルニアでは新聞の何処探しても そんな記事は無いんだ。
27ページまでいってもね。。3,4ヶ月に1度くらいかな。
一番の問題は 政府が原発を廃棄するのに膨大な費用がかかることを
気がついているけど、危険性や費用を国民に隠していること。
アメリカでも裁判がおきたりしているけれど、とにかくこの問題は
すごく時間がかかる、、本当に長くかかるよ。どうか自分達だけ、、と思わないで。
皆、一緒にいるよ。」


そんな事 言ってはったと思います。(違ったらすんませんー。)

東日本大震災の時、Jaskson Browneは、CS&N、Bonnie Raitt,Doobie Bors達と
日本のために支援コンサートをやったりしているし、
昔から環境問題などに取り組む姿勢をみせている。

ある新聞のインタビューで、彼はミュージシャンである自分は
音楽を通じて「こうだろ!こうするんだよ!」とかいう
決定的に押し付けることではなく、「ついてこい」と言うつもりもなく
友人達に「どうだろうね?」と疑問を投げかけるように歌う、
それが 結局何かを変える近道になる。。。と言っていた。

素晴らしい演奏や歌も、とても印象的だったけど
その一言一言に とても重みを感じたし彼がミュージシャンとして
どんな姿勢で音楽をしてきたかが伝わってくるような気がしたよ。
また行きたいなって思っちゃうね。