今日は後部座席のルームランプの調光制御の確認をしました
もし、PWM制御だったら、LED化がかなり簡単になります
今回確認に使用したものは↓の オシロスコープ です
なかなか個人で持っている人はいないと思いますが、私は仕事の関係で自己啓発のために購入しました
これは 秋月電気 で 3万円弱で購入できます
箱の中身はこんな感じです
あ、上下さかさまですね・・・
テスターでは電圧の値しか見えず、どんな形の電気なのかはわかりません。
でも、こいつがあればどんな形の電気なのかがわかります
さっそく、出力MAXの状態での波形を確認してみます
明るさは合計32Wでかなり明るいですね
↓が波形です。
赤い線が電圧の形で、一定の電圧が電球にかかっていることがわかります
次に、Lo状態を確認します。
明るさは↓で、MAXにくらべるとかなり暗いです
では、この状態での波形はどうなっているかというと・・・
↓のような形になっていて、 0V と 12V を繰り返していることがわかりました
出力を MAX と MIN の間にすると、 0V と 12V の割合が半分半分になっていることがわかります
以上でわかったことは、電気の明るさは 0V と 12V の割合を変化させて調整していることがわかりました
この制御を PWM 制御といいます
エルグランドの場合、周波数は一定で、割合を変化させているので、 duty変調 で制御しているようです
制御のしかたがわかったところで、LEDの選定に必要な 電圧の確認です。
先ほどまでは エンジンをかけていない状態 なので、バッテリーだけで電気を供給している状態でした。
↓の画像はバッテリーだけで電球を半分の出力で点灯しているときの波形です。
オシロスコープは電圧を形で表示するだけではなく、電圧の値、周波数、などを自動測定してくれるものがあります
私のちょー安物でも、電圧と周波数の測定が可能です。
で、測定した結果は
電圧 : 11.38V
周波数 : 90Hz
でした(周波数は今回必要なかったのですが、念のため測定してみました)
周波数が遅いと、LEDを PWM制御 で調光したときにちらつきを感じます
では、エンジン回転中の値はというと・・・
↓のようになりました
電圧 : 13.2V
周波数 : 90Hz
電圧がバッテリーだけの時より高くなります
エンジンが回転すると発電機が回り、発電機とその他制御装置でだいたい14V位がでるようになっています
最近の車は発電機まわりから出る電圧が何種類かあるそうですが・・・
今回の測定でわかったことは、パワーLEDを制御装置なしでポン付けできそうだということです
Vf も 3V ~ 4V のものを使えばそのまま使えそうです
後は、熱の問題です・・・
熱の測定は来月中以降じゃないと測定できそうにないですね・・・