世界標準の仕事術 | キャリアカウンセラー 工藤 倫子のブログ ~RINKO KUDO~

キャリアカウンセラー 工藤 倫子のブログ ~RINKO KUDO~

「夢をカタチに!」 私と一緒に夢を探しませんか?

皆さまこんばんは。

いつも私のブログにお立ち寄り頂き

ありがとうございます。



今日ご紹介するこちらの本

もう表紙からして私に似合わないですよねぇ^^;



でも、内容は「自分のキャリアをどう作っていくか」

ということが書かれてあるので、とても勉強に

なりましたよ^^。

「世界標準」の仕事術 欧米・中東・アジアの企業を見てきた人事のプロが教える/キャメル・ヤマモト
¥1,575
Amazon.co.jp

先日ご紹介させて頂いた

「アジアで稼ぐアジア人材になれ!」

では、データや事例を元に今アジアで起こっている

ことを具体的に紹介していますが



こちらの本は世界で活躍する為のルールと

今身につけておくべきこと、考えておくべきことを

分かり易く解説しています。



グローバル人材になるためには

仕事の進め方の「ルール」を知らなくてはならない。


それは、サッカーをするのに、サッカーのルールを知らなくは

サッカーが出来ないのと同様だと著者は述べています。



そのルールの中で、何度も


WHAT  それはこういう内容である

WHY   何故それをするのかと言えばこういう理由や

      目的があるからだ

HOW   具体的にはこういう手順でやる



という様に、構想や指示を明確に示すことが必要だ

ということが書かれてあります。



「そんなこと当たり前。分かっているよ。」

という声も聞こえてきそうですが

これをキチンと理解して、応用出来るかどうかが

とても大切だと感じました。



読んでいるとこの考え方が

マトリクスになって、何度も出てくるので


「あぁ・・・何をするにもここが基本だな。」


と理解出来るようになりました。


「分かったつもりでいた」

ことが、真に腹に落ちていったという感じでしょうか。



この様なノウハウ本を読む時には

読み手の「姿勢」がとても問われると私は思っています。



この考え方をどこで使えるか?


という視点で読むと、この本は「グローバル人材」

ということに限定されず、あらゆるビジネスシーンで

生かせると思います。




私が特に共感したのは


RULE27  どこでも通じる「専門性」を元手に渡り歩く

RULE28  コンセプトを考える癖をつける

RULE31  人に説明できるように、あなた自身を簡潔に

       定義せよ

RULE33  やれることをやれ 強味軸

RULE34  やるべきことをやれ 価値観軸



31、33、34は、私がいつもやっていることに

含まれてきますので、ここでは詳しく紹介しませんが



27のどこでも通じる専門性を身につける


ということに関して、それが何なのか分からない。

特に専門と言える様なことは何もない。


という方も多いのではないでしょうか。



ただ、30代にもなれば、「この分野のことに関しては

多少は詳しい」ということが一つ位はあるはずです。


大切なことは、そこにどう磨きをかけていくかということと

その専門性の枠を広げる。あるいは、全く別と思える分野

のことと組み合わせてみる。

ということが大切だと私は思っています。



著者は「専門性の掛け算」を推奨しています。


特に効果的なのは、事業的な専門性と、職能的な専門性

さらに、これに地域的な専門性を掛け合わせると

専門性として非常に強力になると言っています。


そして、この「鮮度」を保つことも大切ですね。



そして、もう一つ、これも仕事を進めていく上で、とても

大切だと思っているのですが



「コンセプト」を考える癖をつける

ということ。



著者は「要するにひと言でいうと」と考えれば

「コンセプト」が出る。


と書いています。


確かに・・・。



ここがあいまいだと相手には伝わらないですし

仕事を進めていく上で軸がブレていく。

そしてそれに気付かない、もしくは途中で気がつき

最初から構想を練り直すことになる。


ということが起こりますね。



と、色々と仕事の進め方について

考えさせられる本です。



世界で活躍したいと思っている方にも

今の仕事のやり方を見直したいと思っている方にも

今後の方向性で迷っているという方にも


お薦めです^^。