五反田~品川散歩 2月11日(火) | 東京散歩道

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「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

こんばんは(^-^)/


今回は11日(火)から始まりました東京お散歩教室

五反田~品川散歩 」初日の様子を簡単にご紹介します。


出発は五反田駅から。

桜田通りを歩いて雉子神社へ。




近代的なビルの中にすっぽり収まるように鎮座している雉子神社。

雉子神社は日本武尊・天手力雄命・大山祗命をご祭神として祀る神社で

昔から「雉子ノ宮」と呼ばれ、崇敬を集めてきました。

こちらでは、創建や社名の由来となった白雉の話をしてからお参り。


参拝後、ねむの木の庭へ。





品川区東五反田にある「ねむの木の庭」。

ねむの木の庭は、皇后美智子様の生家「正田邸」跡地に

2004年8月に開園した区立公園。

名前の由来は、皇后陛下が高校時代にお作りになられた詩

『ねむの木の子守歌』に因んでいます。


雪に覆われた「ねむの木の庭」をひとまわりた後は、池田山公園へ。





まるで北国の庭園風景を思わせる姿に変わってしまった池田山公園。

池田山公園は、岡山藩池田家の下屋敷跡を整備した品川区立の公園。

無料で開放されている公園ですが、れっきとした池泉回遊式の庭園で

景観は見事です。

園内では起伏に富んだ散策路を歩いて、池のまわりを一周。

普段なかなか見る機会のない、風情ある雪景色をじっくり堪能しました。


池田山公園を散策した後は、芝増上寺の子院が集まる

品川区上大崎1丁目の寺町をお散歩。




鮮やかな青瓦の屋根が目立つ隆崇院本堂。

隆崇院は日本画家伊東深水ゆかりのお寺です。




寺町ならではの道標。

上大崎の寺町は、8ヵ寺の増上寺子院と

宝蔵寺を加えた9ヵ寺で形成されています。




本願寺では、満開の梅の花をチェック。




常光寺にある「福澤諭吉先生永眠之地」と題する記念碑。

福澤諭吉は、現在は麻布山善福寺に埋葬されていますが

実は明治34年(1901)に亡くなられたときは、生前自ら墓地として

選定していたこの地(当時は正福寺)に埋葬されました。

その後、福澤家の意向で、昭和52年(1977)に同家の菩提寺である

善福寺に改葬されたわけですが、福澤先生の最初の墓所ということで

境内には、このような記念碑が建てられています。

お散歩教室では過去に善福寺も訪れていますので

これで福澤諭吉の2つの墓所を巡ったことになります。


寺町巡りの後は港区高輪エリアまで進み、待望のおやつタイム。




今回は高輪2丁目にある有名なパン屋さん

『BOULANGERIE SEIJI ASAKURA』をご案内。

フランスの有名店で修行したシェフが焼くパンは

どれも個性的で美味しいと大評判。

小さいお店ですが、いつもお客さんで賑わっています。




お散歩中にかじりつくのに、ぴったりサイズのマロングラッセ。

カリッとしたパンの外側と、中のマロンの優しい甘さが絶妙でした。




皆さん、お持ち帰り用に買われていたメロンパン。

外はサクサク、中はふわふわの食感が大変素晴らしく

『BOULANGERIE SEIJI ASAKURA』では、チーズカレーパンと並んで

人気の逸品となっています。


みんなで「お散歩パン」を楽しんだ後は

お隣にある高輪消防署二本榎出張所を見学。




東京都選定歴史的建造物に選定されている高輪消防署二本榎出張所。

現庁舎の落成は昭和8年(1933)12月。

建物は、鉄筋コンクリート造3階建てで、海抜約25mの位置にあり

新築当時は、まわりに高い建物がなかったため

東京湾を眼下に眺望することができたそうです。


窓口で受付を済ませ、署員の方の指示に従って、3階円形講堂へ。





天井の中心に集まる8本の梁と10個のアーチ窓が目を引く円形講堂内部。

ドイツ表現主義と呼ばれる、曲線や曲面をモチーフにした

躍動感あるデザインが非常に印象的でした。




円形講堂は、現在は展示室となっており、防火や防災に関する

様々な資料が展示されています。





建物見学の後は、国産第一号の消防ポンプ車とされる

「ニッサン一八〇型」をチェック。

こちらは、昭和16年から昭和20年まで配置されていたポンプ車で

新宿区にある消防博物館で保存されていたものが、里帰りしたとのこと。

現在、車庫で展示中です。


このような感じで、大人の社会科見学を楽しんでいただ後は

高野山東京別院へ。


(消防署内部の見学はこの日のみです。

2月15日以降は、前記事でご紹介した「食とくらしの小さな博物館」を訪問します。)




高野山東京別院は港区高輪にある高野山真言宗の総本山

金剛峯寺の別院、本尊は弘法大師です。

慶長年間(1596~1615)に高野山の学侶方の江戸在番所として

浅草の寺院を借りて開創したのが始まりといわれており

その後、江戸~東京における大師信仰の拠点となりました。

山門をくぐると昭和63年(1988)に落慶した本堂が見えてくるのですが

これが巨大でかなりの迫力。

我々一行も堂内に入り、参拝&見学をさせていただきました。


高野山東京別院を後にし、最後の訪問地である物流博物館へ。




初日は物流博物館の前で記念写真。

皆さん、撮影ご協力有難うございました(^-^)/


記念写真が済んだところで博物館に入館。





公益財団法人利用運送振興会が運営する物流博物館は

日本初の物流専門のミュージアム。

展示室は、1階にある「物流の歴史展示室」と

地下1階にある「現代の物流展示室」とに分かれており

写真やイラスト・模型・映像などを使って、暮らしと産業に欠かせない

物流のしくみを、わかりやすく紹介しています。


学芸員さんから詳しくて、ためになるお話をお伺いした後は

少しの間フリータイム。


その間、私と常連メンバーのお二人さんが学芸員さんオススメの

あることにトライ。


それは…





物流関連企業の制服を着て、なりきり撮影会。


さすが物流博物館、私が着用させていただいた制服は

JRはJRでも、JR貨物の制服。

なんだか急に、お散歩教室が『タモリ倶楽部』みたくなってしまいました(笑)


こんなふうに盛りだくさんの内容で、いろいろ見て歩いて

品川駅でお散歩は終了。

そして、いったん締めた後、ご希望された方々と

アトレ品川に入っているメキシコ料理店『el caliente』(写真撮り忘れました)で

軽く食事をして、解散となりました。


ご参加くださいました皆様、誠に有難うございました。

次回のお散歩も、またどうぞよろしくお願い致します(^-^)/


また、こちらをご覧になられて、ご興味を持たれた読者の皆様

「五反田~品川散歩」3月1日(土)まで開催しております。

初めての方でも参加しやすい「おひとりさま参加限定企画」

ご用意しております。

是非ホームページをご覧になってみてください。


東京お散歩教室

http://tokyo-osampo.com