バリ島 その2 @ハネムーン/新婚旅行 大杉俊男・里美様 | N-1tour旅行記

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N-1tour旅行記-バリ島 その2
第5日目 平成20年7月17日(木)晴
今日も気持ちのよい天気だ。残念だが、ヌサドゥアとも今日でお別れだ。今日から、担当はウィダさんに戻った。これからウブドへ向かう途中、いくつかの店を回って買い物をする予定。その道中、ウィダさんにバリ島のことについて、いろいろと教えてもらった。
 ・「まけてください」は、「カシムラ」という。「カシ」=「あげる」、「ムラ」=「安い」という意味とのこと。
 ・朝・昼・晩に、ヤシの葉で作ったかごにお菓子や花を入れて家の前に置き、鬼を祓うためのお供えにしている。
 ・「ジャラン」という言葉は、インドネシア語では「道」、バリ語では「馬」を意味する。「ジャランジャラン」は「散歩」という意味。
 ・アタ=アシタバ。アタの茎を使ってカゴやコースターを作る。根元は黒いので、色のアクセントをつける場合は根元を使う。
 まず、立ち寄ったのは、アシタバ製品の工場。直売所も併設されている。街中で売っているものより質がよく、しかも安い!コースターなど、1枚5,000ルピアだ。コースター4枚と鍋敷き1枚を購入。全部で800円といったところ。その後は、銀細工の店、木彫りの店に立ち寄り、それぞれストラップとネックレス、箸と箸置きを購入した。当初は、割高な店に連れて行かれるのでは?と心配していたが、良いものを安く売っている店にばかり案内してくれたので、嬉しい誤算。とても楽しめた。エヌワンさんの情報力がなければ、自分達だけでは現地ツアー会社の良し悪しはわからず、値段の安さで選んで失敗していたかもしれない。あらためて、オーダーメードにしてよかった!と思った。
 13時に、ウブド北部のテラス・パディカフェへ到着。今日はここでランチをご馳走になる。東屋タイプの半個室で、ライステラス(棚田)が一望できる素晴らしい場所だ。まずは、私はパパイヤ、妻はメロンの100%ジュースをいただいて喉を潤し、インドネシア料理に舌鼓を打った後、ウブドへと向かった。が、ライステラス周辺とウブド市内でなんと大渋滞。けっきょく50分ほどかけて駆け足で市内を回り、妻が石鹸を購入しただけで終わった。どのガイドブックにもウブドの散策は楽しいと書かれていたが、道が狭く観光客を乗せた車で大渋滞のため、そう簡単に散策はできない印象だった。
15時50分に、宮殿前でウィダさんと合流し、宮殿内を案内してもらった。ウィダさんもそうだが、ガイドの方はフォトスポットを心得ており、手際よく写真をとってくれる。しかも、写真を撮るのがうまく(妻よりも…)、ありがたかった。
宮殿を出発後、今日から2泊するピタマハに到着。このホテルは、全室ヴィラタイプになっており、部屋はこれでもかというくらい広く、お風呂も半屋外のしゃれた作りになっており、また、私たちの泊まった部屋にはプールまでついていた。なんとも豪勢な気分が味わえる。しかも、到着早々、プレゼントといってサルーン(腰布)を1人1着ずついただき、それ以外にも、30分の足裏マッサージ、ウブド市街での芸能鑑賞の入場券、ハネムーナーにはデコレーションケーキもセットでついてくるサービスが。ちょっとだけ難を言えば、お風呂のお湯が30分ほどで水になってしまったことか。足裏マッサージは早速受けることにしたのだが、案内されたのはなんと別のヴィラ。私たちが泊まっている部屋と同じような広々とした部屋にベッドが二つ並んでおり、そこで優雅にマッサージを受けることができた。
今日は夕食つきとのことで、18時にレストランへ向かうと、ガムランの演奏で迎えてくれた。19時には伝統芸能を観に、ホテルが用意してくれたマイクロバスでウブド市街へ。ちなみに、プトゥさんから聞いていたのだが、バリでのテロ以降、日本人観光客が激減し、今ではアジアからの観光客数は、中国、韓国に次いで、日本人は3番目になっているとのことだ。ただ、中国人、韓国人は団体移動が多いようで、行く場所も限定されているためか、あまり見掛けることはなかった。
伝統芸能が終わった後は、ワルンに入ろうと思ったのだが見つからなかったため、近くのコンビニで時間をつぶし、ついでにバリ島のビール、アンカーも調達した。タバコが安いことに気づき、妻は、銘柄を聞いておけば上司のお土産にできたのに…と悔やんでいた。



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第6日目 平成20年7月18日(木)曇時々晴
 今日は人生初のラフティングに挑戦だ。エヌワンさんの当初のプランでは初心者向けのアユン川ツアーになっていたが、せっかくなので激しいところを!と希望し、トゥラガ・ワジャ川に変更してもらった。昨晩からドキドキである。朝食はアメリカン、コンチネンタルそしてバリニーズの3種類があったが、食べすぎで体が動かなくなっても困るので、私はコンチネンタルにした。が、妻は最もボリュームのあるアメリカンを注文。平気だろうか…。私はメロンジュースをここでも頂く。う~ん、クタも良かったが、こっちのほうがさらにおいしい。
朝食後、水着を着こんでホテルフロントへ。と、ちょうど今日お世話になる、SOBEKのドライバーさんが迎えに到着したところだった。途中、一度のトイレ休憩兼展望台からの風景鑑賞を楽しんだ後、10時30分ころに到着。残念ながら日本語が通じるガイドはおらず、英語での説明のほか、注意事項等が日本語で書かれた書類を一読することに。まずは陸の上で、操舵方法についてのデモンストレーション。そしていよいよ出港!が、この辺りは他の会社も出発点にしているようで、先に出発した他の会社の一団が激突して川をふさいでしまっているではないか。私たちもそれに巻き込まれ、危うくいきなり転覆の危機。が、何とかボートを止め、流れに乗るのを待って再出港。この川は、起伏に富んでいるようで、のんびり漕いでいると突然急流が現れたりして、けっこう慌ただしい。そんな時間の合間にも、その地域で生活する方々が田んぼや畑で作業されていたり、巨大な樹木や大きな滝が見えたりと、とても楽しむことができた。出発数十分後、クライマックスとなる、5mの滝の落下地点へ到着。言葉で聞いてもけっこうな高さだが、いざ落ちてみると、これが本当にすごい。一瞬のことだったが、全身に圧力が加わり吹っ飛ばされそうになった。12時45分に最終到着点に到着。SOBEK以外の会社は、人数いっぱいでかなりキチキチなうえ、ゴールもちょっと早めとさびしい感じがしたが、こちらは人数的にも余裕があり、行程も長くインストラクターさんもしっかりしていて、じっくりと楽しむことができた。いいところを手配してくれたエヌワンさんに感謝。
ラフティング後に、ガイドを務めてくれた方と記念撮影をし、そして、丘の上のレストランへ。ここの眺めが本当に素晴らしい。周辺がすり鉢状に棚田になっており、郷愁を誘う光景とは、こういう景色のことかと。棚田を一望できるレストランでビュッフェスタイルの昼食をいただきながら、景色を満喫させてもらった。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、ホテルへ戻る時刻に。今日はお楽しみの、ホテルからのハネムーナー向けサービスであるケーキを予約してあるので楽しみだ。
ピタマハには16時ちょうどに戻ることができた。そういえば、まだヴィラについているプールに入っていないと妻が言い出し、2人して少し浸かってみた。本当は泳ぎたかったが、ここはウブド。標高が高く、この時期でも気温は25℃にもならず、泳ぐには少々涼しい。ほどなくやってきたケーキは、ピンクで縁取られたハート形で、2人で食べるには余りに大きい。私たちは披露宴で鏡開きをしてケーキカットはしなかったので、こんな豪華なケーキをもらったからには、ここでケーキカットをしよう!と盛り上がり、部屋の花飾りをケーキのまわりに置いて、いざ、ケーキ入刀!そしてペロリと半分ほど平らげたのだった…。
ケーキを食べてかなりおなかは膨れたはずだが、ほどなく2人して夕食に出発。順番が逆だが、やはり甘いものは別腹か。ホテルからすぐ近くで、テラスからの眺めがいいと評判のインドゥスに入った。インドゥスはインドネシア料理のほか、西洋やアジアの料理をバリ風にアレンジして出してくれる。テラス席はすでに満席だったが、なるほど、チャンプアン渓谷を眼下に見下ろし、お月さまが真正面にきれいに見える素晴らしい立地だ。室内からでも眺めがいいように、窓などはなく、開けた作りになっている。ここで、初めてバリ・ハイをいただいたが、比較的さっぱりとした味わいだ。これで、バリ島の3種類のビールは完全制覇だが、順位をつけるとすると、ビンタン、バリ・ハイ、アンカーといったところか。妻はピンク色のきれいな、スイカのカクテルを飲んでいた。おいしいお酒と料理に舌鼓を打ち(しかもレストランの雰囲気の割に、料金がお手頃だった)、ホテルへ戻った。今日は月がとても綺麗だ。のんびりと眺めた後、ラフティングの疲れもあってか、ぐっすりと眠った。



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第7日目 平成20年7月19日(金)晴
いよいよ最終日である。13時にウィダさんが迎えに来てくれることになっている。
今日はスパビューティーパッケージなるものを予約しておいた。これは、45分の全身マッサージで筋肉をときほぐし、ボディスクラブで古い角質を取り除きながら肌を滑らかに整え、その後ヨーグルトでお肌に栄養を補給する、というものらしい。もちろん、私は全身エステというのは生れて初めての体験だ。 ヴィラに入るなり、紙製のパンツを渡され、これを履くようにとの指示が。ほぼ素っ裸の状態でマッサージを受けたのだが、これがけっこう恥ずかしい。マッサージ、ボディスクラブはおおよそ想定していた内容だったが、最後に全身に塗られたヨーグルトにはびっくりした。ヨーグルトは相当な冷たさで、お肌に栄養は行くのかもしれないが、体温的にはかなり厳しい。そろそろ限界…、というところですべてのコースが終わり、シャワーを浴びた後、2人で一緒にフラワーバスでくつろいだ。その際、体にいいという飲み物(ジャムー)をいただいたのだが、苦い。「体に良いから!」と自分に何度も言い聞かせながら、やっとのことで飲み干した。チェックアウト時に、またホテルから嬉しいプレゼントが。私には彫刻が施された木彫りの名入りの表札。妻にはハート型の木彫りの小物入れを。ちょっと大きなものだったので、持ち帰るのが大変だったが、最後の最後まで素晴らしいサービスの連続だった。
13時に、ウィダさんの案内でウブドを離れ、一路クタの市街地へ。今日はカルフールとDFSギャラリア・バリで買い物だ。とはいっても、ヌサドゥアのスーパーでお土産の購入は済ませていたので、大して買い物もなく、カルフールではお土産用のお菓子を買い足し、DFSギャラリア・バリでは、妻が化粧品を買った程度。だって、免税品店とはいえ、高すぎるんだもの。
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そして、ツアー会社へ立ち寄り、ルピアを円に両替しようとしたが、ウィダさん曰く、円への両替は空港のほうがレートがよいとのことで、空港で両替することに。会社でやれば手数料を取れるだろうに、そこまで親切にしてくれるとは。本当にありがとう、ウィダさん。空港での両替手続きもウィダさんがしてくれて、至れり尽くせり。そして、1週間お世話になったウィダさんとも、お別れのときがきた。ゲートの手前までお見送りしてもらい、姿が見えなくなるまで手を振ってくれていたのがとても嬉しかった。
帰りの便はジャカルタ経由とのことで、22時5分に出発したと思ったら、その45分後にはもう着陸。ここで乗客の乗降や清掃のため、1時間30分も待たされたのは、ちょっとつらかった。ざわざわして眠ることもできなかったし。新婚旅行もあっという間に終わってしまい、1週間の楽しい思い出を胸に、再び日本での現実へと戻っていったのだった。


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旅行を終えての感想
 当初は大手旅行代理店のパックでの旅行を考えていたが、さまざまな情報を基に、希望を最大限に聞き入れてくれようとするエヌワンツアーに手配をお願いしたのは大正解だった。大手でないからこその気配りで、ホテルやガイド、オプションについてまでもすばらしい手配をしてくださっていた。
 実は今、年末・年始の旅行の手配もお願いしているが、今回も、やりたいこと、予算等の希望を最大限に聞き入れてプランを立ててくださっている。やりとりの中で印象に残ったのは、「こういう旅行のプランだと、大手の会社のほうが安いと思うので、そちらで申し込んだほうがいいと思います。」という高野さんの一言。オーダーメードの旅行であっても決して高くはないのだが、そんなことまで卒直に言ってくださるとは。旅行に関する豆知識を教えてくださるなど、打ち合わせ自体も楽しく行っている。今度の旅行も楽しみだ。