イギリスでのお話。
イギリスの水道・ガス・電気料金。
供給会社にもよりますが、毎月各家庭のメーターを見に来てくれるわけでありません。
推定使用量で請求書を出し、たまにメーターを確認して帳尻を合わせています。
以前の当ブログでも触れました→☆過去記事へ
過払いになっていれば、いつかまとめて還付される。
不足なら、いつかまとめて追加請求がくる。
誰も損も得もしないので”結果オーライ”にはなるシステムです。
不足分の請求が一気に来たら恐ろしいけど。
でも毎月確認していない故、いらぬトラブルが発生しやすいのも事実。
我が家は以前、ガスの請求がめちゃくちゃになりました。 参考→☆過去の記事へ
一見合理的なシステムに見えるけど、実際は効率が悪い。
イギリスってそんなとこ結構ありません…?
さて、今回は水道料金のトラブルをご紹介します。
2016年の9月末、まぁとんでもない請求書が届いたのです。
「8か月分の上下水道料金として £1,474.96」
わかりにくいので日本円に換算しますよ。
1ポンド140円として、20万円強!!
いやいや、例によって推定使用料が間違ってんだろうと請求書の詳細を確認するも、
メーター実測値でこの金額だと書いてあります。
イギリスの水道料金が高いのか?
いえいえ、いくらなんでも1か月に25,000円分も使いませんて。
実はこの請求書が届く前に水道会社から、
「今回お宅の水道料金えらい高いけど、どうした?」みたいな手紙が来ていたのです。
そんな手紙が来たのは初めてだったので、気にはなっていましたが。こういうことか…!
とりあえず自分の目で、メーターを確認してみなくては。
我が家の水道メーターは、家の前の歩道に埋まっています。
掘り起こすために地に這いつくばらなくてはいけません。
通行人の視線が痛いけど、気にしてはいられないわ!!
だって20万円がかかっているんだもの!!
そうやって必死に掘り起こしたメーターの数値と、請求書の実測値を比べてみると…
全然違うやんけ!!
ゼロがひとつ多いとか、十の位と百の位がひっくり返っているとか、
そういうケアレスミスじゃあない。
メーター番号(各メーターに割り当てられている識別番号)から、メーター値まで、
全部間違っている!!
後編へつづく