~ちょっといい話の回覧板~その50 | うきうき♪わくわく♪にこかこごはん

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【この程度でちょうどいい】

メルマガ「人の心に灯をともす」より

篠田桃紅氏の心に響く言葉より…


ほどほどに、まあ、八十代の平均寿命をまっとうして、

なるべく病気をせず丈夫で、お金もほどほどにあり、

人に迷惑をかけない。

そういう人生がいいだろうと、

非常に常識的な一つの典型をつくることはできます。

しかしそれが人間のほんとうの幸福かというと、

その人が幸福と思えば幸福ですが、ああつまらない、

退屈な人生と思えば退屈です。


私も長く生きてきて、いろんな人に出会い、

いろんな人の人生を見たり聞いたりしてきましたが、

どういう人の人生が一番幸福だったのか、いくら考えてもわかりません。

たとえば、あの人は素敵な人だったと思うけれども、

その人の妻はどうだったかというと、

苦労させられたのかもしれないと思いますし、

この人は立派で尊敬できる人だったけれど、

その人の子どもはどうだったかというと、

親と比較されて悩んだ様子でしたし、

いいことずくめの人は見つかりません。

一つ得れば、一つ失うことは覚悟しなさい、

ということなのでしょうか。

なにもかもが満足な人生はありえないようです。


一方で、豊かになれば人は幸せになれると、

人類共通して思ってきましたが、それもまた違ったようです。

私もずいぶん裕福な人を見てきましたが、わけがわからなくなります。

どのように生きたら幸福なのか、「黄金の法則」はないのでしょうか。


自分の心が決める以外に、方法はないと思います。

この程度で私はちょうどいい、

と自分の心が思えることが一番いいと思います。

ちょうどいいと思える程度は、百人いたら百人違います。


私はまだ足りなと思う人は、いくらあっても足りません。

そういう人はいくら富を手にしても、お金持ちになった甲斐はありません。

愛情を充分に与えられても、愛されていると自覚しません。

まだまだ足りないと思っているのですから。

これくらいが自分の人生にちょうどよかったかもしれないと、

満足することのできる人が、幸せになれるのだろうと思います。


「幸福になれるかは、この程度でちょうどいい、

と思えるかどうかにある」……

いいことずくめの人はいない、一生もない……


『103歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い』幻冬舎



篠田桃紅(しのだ・とうこう)氏は、

世界で最も尊敬される現役美術家と言われている。

1913年に生まれ、現在103歳。

墨を用いた抽象表現主義者として、世界的に広く知られ、

今も第一線で制作している。


「吾(われ)唯(ただ)足(た)るを知る」、

と彫られた京都の龍安寺のつくばいは有名だ。

「足るを知る」とは、満足することを知ること。

他人と比較すれば、嫉妬や不平不満が生じ、もっともっと、と欲しくなる。


幸せな人は、今ある幸せに気付ける人。

今あるあたりまえの日常に感謝できる人。

仕事ができてありがたい、健康でありがたい、

生きていてありがたい、と。


すべてのことは、その人にとって、ちょうどいいことが起こる。

ちょうどいい仕事だし、ちょうどいい夫(妻)だし、ちょうどいい人生。


足るを知る人で。



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秋のサクラは美しかった


好きな白いコスモスも同じようにがんばって咲いていた






ハチのお仕事を撮影しようとしたけど


飛んでいったしまったぁ~コスモス




り