さて・・・・・・・・・・
この方・・・・。
「アサリにょぉぉぉ~~~~!!!」
前回脱走した、
作業場のドアの隙間を閉じられてからというもの
1日中、外が見えるドアに張り付き、
「出たいにょぉぉぉ~~~~!!!」と鳴いているアサリ。
どうにも、他の猫と折り合いが悪く、施設内で
アサリ本人も居心地が悪く、他の猫たちも手を出すアサリを
持て余しています。
う~~~~~ん。
困ったなぁ・・・・
「アサリは外がいいにょぉぉぉ~~~~!!!」
アサリの場合、もともとがこの地域の猫で、TNRの子だったので
外に出すのもアリなのですが、そうするとやはり自由と引き換えに
いろいろな心配ごとが起こるのが自然界。
さらに、世話をする人間の心配やら居場所作りやら、出前やら・・・・
一番簡単なのは、また一番人間側が楽なのは
このまま施設内に入れておくことです。
そうすると長い時間をかけても、このような居場所がたくさんある広い施設では、
不自由ながら自分の居場所やライフスタイルを
猫たちが自分なりに工夫して見つけていくものなのです。
ですが、まだ若いアサリ。この土地の猫。
ここは車や人の心配がない自然の土地です。
う~~~~~ん。
愛さんと考えに考えて・・・・・・・・・・
結局、外への扉を開けたら、脱兎の如く外に走り去ったアサリ。
閉じ込めている安全か?外の自由か?
正解なんてありません。
ですが
「外への扉を開けたら、脱兎の如く外に走り去ったアサリ。」
これがアサリが決めたアサリの生き方だと私は感じました。
中に居つく子は、たとえ外に出てしまっても、少ししたら中に入りたくて
帰ってきたり、入りたくて鳴いていますから
それからというもの、アサリが居ついた辺りの森の・・・・
たくさんある野ばらの木やツルを
愛さんと
ひたすら・・・切って、
倒して、引き抜いて・・・・
野ばらは大木になるので、トゲが半端なく大きく、
切ったままだと木は枯れてもトゲが残ってしまうので、
焼却しなければなりません。
大きな木は危険過ぎて引き抜けず、
根がすごいのでまわりを落としてから根を引き抜きます
1本引き抜くごとに小さく光明真言をお唱えします。
「ごめんね。他の土地でまた生きてください」
アサリが居ついた辺りの森の野ばらや、とげのある草木を
半日かけて切って、掘って、引き抜いて、焼却し、
手術後のおじちゃんと更年期のおばちゃんの方が
死にそうになったころ、
まぁとりあえずは危なくないでしょう。
くらいに整備し、
当のアサリは・・・・・・・・・・・・・
「はぁ~~~。喰った喰った。
満腹にょぉぉぉ~~~~!!!」