黄疸 | 母の病状記録

母の病状記録

母の病状を記録したブログです。少ない選択肢の中で今の選択で本当によかったのか?ここに来て思い悩む日々。記録することで心の整理をしたい...そんな思いで記述しています。

母は見るからに顔が黄色くなっています。眼球も白目が黄色に変色しています。誰の目からも黄疸が現れていることは明らかです。おそらく全身の肌が変色しているように思います。


肝臓癌の肥大により、胆嚢(たんのう)からの胆汁(たんじゅう)が肝臓へ流れなくなっているようです。そのため肝臓が正常に機能せず、黄いろく変色するようです。


通常黄疸が現れ始めると、命が尽きるのも近いと言われます。母の場合、当初眼球から出始めてすでに2週間が経ちます。担当医は致命的なことではないと言われます。果たしてそうなのか?黄疸が全身に出始める速度にもよります。


母はあとどのぐらい生ることができるのでしょうか?


すでに栄養剤はビーフリード 1袋のみ、そして生食(なましょく)と言われる生理食塩液50mL 1本。腹痛は1日に1、2度起こるようです。そのたびに座薬をお尻から入れます。ほとんど薬漬けの体です。


病院のベッドが硬いのか?背中が痛いと訴えます。そのたびに背中をさすってあげます。母は気持ちよさそうに眼をつむっています。だるさと節々の痛みのせいで、体の持って行き場がないと、苦しげに訴えます。おそらく健常者では考えられない辛さなのでしょう。


すでに自分で立ち上がることはできません。横になっている上半身を持ち上げるのも限界です。介助してベッドの上に座るのがやっとです。苦痛でどうしようもない体を手放すこともできません。


何故ここまで苦痛を強いられるのでしょうか?何故じっと天からの迎えを待たなくてはならないのでしょうか?つくづく人の死に方を考えさせられる今日この頃です。