私たち夫婦は肉を極力食べないいわゆるベジタリアンです。
ミャンマーでは仏教の教えに従い、
「殺生」を避けるために肉食を控える人もいます。

レストランで「テッタッルッ」というと、肉類を含まない料理を注文できます。

 

さて人に優しく、虫にも優しくの記事にコメントいただきました。

(きらなさん、ありがとうございます!)

肉や魚は人間が思いっきり殺していますが食べていますか?それは間接的に殺しています。
そこを考えずに「動物好き」発言をする日本人ばかりでうんざりします。虫を殺す云々より人間が意図的に生産し、当たり前に食べられている生き物のことをまず考えるべき。肉を平気で食べていて虫を殺さないのは「優しい」じゃありません。byきらなさん

→おっしゃる通りだと思います。
本当に動物のことを考えるのなら、殺して食べることはできません。
でも、現代のキレイにパッキングされたスーパーの肉に命を感じろというのも難しいとも思ってしまいます。

 

僭越ながら肉を食べるということについて私たち夫婦の考えを書かせていただきますね。

 

虫も殺さない旦那はもちろん、間接的に命をいただく肉食もしません。

多くのミャンマー人は気にせずに肉を食べる人も多いですが、

旦那は肉食を避けます。

 

子どもの時に、仏教の教えである「殺生」を理解してなくて

アリや蚊などの虫をたくさん殺してしまったそうです。

子どもって、分からなくてそういうことしちゃいますよね。

それをとても後悔していて、今では動物も虫も一切殺しません。

 

私はというと、
学生の時に、カンボジアやタイで豚や鶏の屠殺を自分で行ったことがきっかけで、
20歳からベジタリアン生活を始めました。

 

実際に、自分で鶏や豚を殺して食べるという体験は衝撃的でした。

鶏肉や豚肉が【生き物】なのだと改めて感じました。

その後、肉を食べたい!という欲求はなくなりました。

 

日本は子どもの時から、綺麗にパッキングされたスーパーの食用肉しか目にしないから、

それが生きていた、命であるとは感じにくい。

でも、ミャンマーでは普通に市場で鶏が生きたまま、あるいは一匹丸々売っています。

それは、まさに生きている鶏。

 

ですが、友人が私たちのために肉料理を作ってくれた時や、

私が妊娠時に、貧血で医者から肉を食べるように注意された時など

自分からは食べないけれど、場面に応じて

「命をいただく」ことを考えながら、肉を食べることもごくたまにあります。

 

パーフェクトなベジタリアンの方からすると、
甘ったれたことを言っているかもしれませんが、

それはまだ個人の考え方や裁量によるところもあるし、
今は肉食している人を100%否定することもできません。
でも「命」であることは1度考えるべきなのだと思っているところです。

 

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