うちの夫は
虫を一切殺しません。
人にも優しい旦那ですが、
虫にもとっても優しいです。
ちなみに虫も含めて、
生き物を殺すことは「殺生」といい、
仏教では大きな罪。
ですが、仏教徒のミャンマー人でも
『蚊も絶対殺さない！』
なんてミャンマー人は会ったことない。
夫はミャンマーでも
信仰深い変わり者かもしれない。
部屋の中に蚊が飛んでいても、
サッと払いのけるだけ。
飽きもせず、
何度も何度も蚊を払う旦那。
そんなことしても、
いつか絶対刺されるってば！
「ほらほら、また殺してるよ！」
ふつうに蚊を殺していた私に、
めったに怒りを見せない夫が厳しめに注意。
（…今までの人生で100匹以上は殺したと思うよ、
彼からしたらとんでもなく罪深い私。。）
そしてある日、
私は蚊に刺されてデング熱（重症）になりました。
蚊も殺さないから、
私が死にかけた。
身体を這ってきたアリも、
優しく自然へ返してあげます。
ミャンマーの田舎では、
気づくと腕や足にアリが這っています。
パッと払いたいところですが、
夫は優しく手のひらに乗せて近くの木に返してあげます。
ゴキブリが部屋に入ってくることもあります。
私が言うまで、
夫ゴキブリを自由に飛び回らせています。
私「ちょっと怖いから、部屋の外に出してくれない？」
夫「怖くないよ、自由にさせてあげて」
でも、やっぱり怖いのでお願いすると、
タオルに包むように捕獲して、
外に放ってあげました。
「外の方が広いから、ゴキブリも気持ちいいよね」
「うん、そうだね。」
優しい。ゴキブリにまで優しすぎる。
人間都合で、虫を殺してしまうのはやはり罪ですか。。。
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