大声出せなくなったむー母 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは


この数週間でめっきり弱った母を近くのかかりつけの病院に連れて行った。

ご飯を少ししか食べなくなり、喋るのがキツくなり大声も出せなくなった。

7月4日、むー茶もむー塩も真面目に摂らない母の為に野人は腕をふるい「猪骨付きバラ肉のスープ」「猪バラ味噌煮込み」を作り食べさせた。


「美味しいわね~音譜と感激した母は久しぶりにたくさん食べたが・・

フォークダンスも詩吟にも図書館にもスーパーにも行けず、何度目かの遺言ドクロがまた始まった。

健康診断の数値は異常がないのだから他に原因がある。

本人はサバサバしたもので、これだけ生きれば十分~と笑い飛ばしている。


この検査で、急に不調になった原因が分かった。

老衰ではなく「片肺の下半分」写ってない汗のだ。

これでは喋るのも歩くのも苦しいだろうな。

事態は深刻のようで2人とも医師に呼ばれレントゲン写真を見ながら説明を受けたが・・またもやお笑い劇場になってしまった。


むー母は・・

「どおりで左の背中が重く、さっきからこの子に指圧させてたのよ~」


「母ちゃん・・・消えた肺はじゃ・・」


「でも・・こっちから見たら ・・」


詳しいことはわからず翌日に日赤病院で検査することになり先生が専門医へ連絡、回答を待つ間むー母はベッドで寝ていたが・・じっとしていない。

先生はすぐにでも救急車で行かせるつもりだったが、専門医は明日しかいない。


「それだけ元気なら明日でもいいでしょう」


「いいのよ・・ そんなことはいつでも~音譜


母はここでは名物ばあさんらしく、先生も看護婦さんも笑いっ放し・・

そして・・その4人の看護婦さんに・・

野人の行く末をお願いしたビックリマーク


「私が逝ったら 

この子をくれぐれもお願いしますね~音譜


「・・・ ・・」


皆さん爆笑・・完全にお笑い劇場クラッカーになってしまった。 息子としては非常に恥ずかしい汗

患者は20人くらいいたが、お笑いのない通夜のような病院に母と看護婦さんの笑い声だけが響いていた。


帰りの車中で・・

「母ちゃん、何で年下のオナゴどもにオレの行く末・・お願いするんじゃ」


「この際・・誰でもいいのよ、

数が多いラブラブ方がいいでしょうが」


「・・・ ・・」


「しかし・・肺の半分 何処いったんだろうな?」


「あれはレントゲンの撮り方が悪いのよ」


「母ちゃん・・明日 先生にそう言え」


「いざとなったらアンタがストローで膨らませればいいでしょ」


母は診察室で野人が言った言葉を覚えていた。

明日の検査が思いやられるが、お笑いなくして母子関係は保てない。


尿管結石の激痛で悶絶しながら車を運転、深夜の救急病棟にたどり着き、担架で運んでくれた女医さんと看護婦さんに、脂汗を流しながら放った渾身の一撃は傑作だった。

似たもの親子だな・・

む~母 語録・・

http://ameblo.jp/muu8/entry-11762039849.html

母弱る

http://ameblo.jp/muu8/entry-11257131851.html

むー母 図書館から催促される

http://ameblo.jp/muu8/entry-11746941276.html

尿管結石 自力で採ったぞ~ビックリマーク

http://ameblo.jp/muu8/entry-10085147288.html


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