母弱る | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

母の体調がおもわしくなく弱り切っているので久しぶりに帰った。

寝たきり老人になっているかと心配したが

「はあ~い」と玄関まで出迎えて来た。

しかしその姿は枯れ枝のように衰弱していた。

前回もそうだったが今回も遺言の続きで、九州の土地の事や、葬儀はお坊さんだけここに呼んで簡単に済ませろとか・・相変わらずだ。

死んでからも守護するから遺灰は骨壺に入れず海と山に半分づつ撒けとか的確に指示を出していた。

反面、図書館に予約していた新刊が来たから受け取りに行くと意気盛んだ。

それ以上本読んでも脳ミソに入らんだろうが・・と言いたかったがやめた。

母には野人理論は通用せず、まったく無縁の所で生きている。

石鹸シャンプー歯磨き粉などどちらでもよく、協生野菜もむー茶もむー塩も必要なく、毎朝1時間かけて読む新聞のチラシを見てスーパーへ歩いて通い続けている。

1年前に医者からもらった薬を取り出して効くとか効かんとか何やら講釈を始めた。

若い頃から体や臓器が弱く長生き出来ないと思っていたらしいが、その割には結核も自力で完治させ、これまで診断数値が1度も狂ったこともなく、毎日肉食べても平気、胃もたれが何だかわからないと笑う。

数十年前に辛そうだったリウマチも知らんうちに治っちゃったと言う。

前回の遺言は戯言と受け流していたが、今回の様子でさすがに野人の胸は痛み、辛かった。

コケた時の受け身を野人に教える元気もない。

久しぶりに長時間、母と生まれ故郷の話をした。


翌朝の連絡では

「寿命が10年伸びた」  らしい


良かったね・・

その調子で100歳以上生きてもらいたい


土産に持参した寿司 2個しか食わん
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回転百円寿司でも 問題ないはずだが・・


ポチ・・ 母の世話 ちゃんとやるんだぞ
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わかったのか?  手・・かじるな
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・・ ・・・


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ケツ・・ 向けるんじゃねえ

母の漢詩とグレープフルーツ
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