優れたシマサルナシの活用1 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

キウイとサルナシの仲間は「マタタビ科」に属し、猫の「マタタビ」が親分。

本州中部から北海道まで分布する北方系のサルナシ、本州中部から南西諸島は南方系のシマサルナシ、台湾はタイワンサルナシ、中国南部南アジアにはシナサルナシ、サルナシ以外はキウイのミニチュアのような形で、シナサルナシを改良したのがキウイだ。


輪切りにして見ればどれもキウイと同じ姿をしているが、味はキウイとは別物。

これらサルナシ類のほうがはるかに甘く芳香があり美味しい。

野人はキウイが大嫌いで全く食べないが、サルナシ類は木の実ナンバー1と断言するほど大好物、同類でも何故これほどの差があるのか・・


いくら人が改良して大きな優良種を作ろうが一つの枝へ配給される養分は決まっていて、数百年程度で変るものではない。

小ミカンや小ぶりな山のシバグリが濃厚で旨いのはそれが理由で、甘く立派過ぎる果物は人が創意工夫した技術で育て、肥料で味付けしたものと考えてもよい。自然界の産物とはほど遠い。


果物としては立派な優秀作品でも、果実が細胞のミネラルバランスを壊せば今の野菜同様メタボ、完全な生命力は失われ健康にも貢献出来ない

むー茶を愛飲する読者も・・見た目は同じ「茶」でも、極端な味と効果の違いを実感しているはず。

つまり栽培キウイ1個食べるなら、野生の小さなシナサルナシ3個食べた方がはるかに美味しく健康美容効果も抜群と言うことだ。

葉っぱ類と違い木の実は人間本来の食性であり、エネルギーも上回る


キイチゴやヤマモモなど、果肉を食べる木の実の大半は小ぶりで液果、流通には乗りにくい。

北方系のサルナシも同じで、シワシワに熟した頃が食べ頃だが、他のサルナシ類より皮が軟らかく破れやすい。

この南方系のシマサルナシを見ればわかるが、木の実の中で大きさは最大級で皮もキウイのようにしっかりしているから十分流通には耐えられる。

しかもぶどうのように鈴なりだから収穫効率抜群。


これらサルナシ類の最大の強みは「つる性」で肥料も不要、逞しく木に絡み

「草にも木にも負けない」と言うことだ。

自然界と同じ環境維持と、管理収穫を見越した配置次第で大きな力を発揮する。


続く・・



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食器は自分で下げましょうね・・後ろにそう書いてある!