種男とマムシの頭 種子島コンビ
30日の土曜日、やっと綺麗な海水が入り、むー塩作りを再開した。
マムシのアタマにムチ打たなくとも、
「おい・・しお・・つくれ」
「へ~~い」
東シナ海流時代から続く「阿吽の呼吸」で駆けつけて来た。
終日、1日に帰る種男から塩作り技術の引き継ぎを受けていた。
マムシなら、船長、機関整備、FRP補修だけでなく、潮汲み、塩作りしながら釣り具整備、施設の補修、魚さばき、いくの手伝い・・何でもやれる。
ヤマハリゾート合歓マリーナでも部下だったからいくとは元同僚だ。
畑も嫌いではないから穴掘り、移植、草刈りもやらせよう。
むー塩は作った端から売れてすぐに在庫がなくなるから、早めに予約しておいた方がいいだろう。
今回のように台風、豪雨などで海の条件が悪化すれば待っていただくことになる。
この日のランチはビレッジに本部を置く身障者のヨットクラブで賑わっていた。
その中の一人に7月23日「小学生の魚講習会」に登場した大型巡視船の元船長がいた。
その時は船の海難事故について話に熱中したが、今回もまた最近の遭難事故について話しかけて来た。
19時間、40キロ漂流して下田の浜に漂着したニュースについて、目を輝かせて熱弁した。
雑誌「野人の証明」に書いてあった方法をそのまま実践して助かった事に衝撃を受けたらしい。
保安庁、巡視船、潜水救助チームの中にも簡単な野人理論はなく、ペットボトルなど色んな方法が主流。だいたい、ペットボトル持参で遭難する人などいるはずもない。
親や幼稚園、小学校の先生が30分程度教えておけば溺れることはないのだから、
そもそも・・水難対策など必要ない。
先月、下田の漂流の前、海上保安庁の職員3名がビレッジに所用でやって来た。 その時も
「どんな筋金入りのカナズチでも30分で泳げるようになるし 何時間でも溺れない」
そう言うと・・
全員口を揃えて
「とても信じられません」
何で?と、それ以上聞いても来ないし
「あ・・そう・・」
と言うしかないではないか。
本を一冊・・タダで差し上げた。
その話をするとこの元巡視船の船長のおじさん・・
後輩達に言って聞かせ、社会の為に尽くすと燃えていたな。
小学生の魚講習会
http://ameblo.jp/muu8/entry-11898483497.html
浮き身で19時間漂流