テレビからまたおかしなCMが流れて来た。
健康食品のCMの「こうだから」と言う前置きはまったく道理に合わないことはわかっている。
思考の起点が間違っていれば目的地に到達しないのが道理だ。
子供の頃から聞かされていればそれが当たり前のようになるし、洗脳のようなものだな。
入浴剤や歯磨き粉も同じだが、今度は美容液オイルの宣伝だった。
人は30過ぎると皮脂が減少~?
もっともらしくこれが常識になっているようだが、皮脂は粘膜で保護された海から、陸へ上がった生き物の必需バリヤーだ。
動植物例外なく、紫外線をガードして保湿と防水機能も持つ皮脂がなければ数日も生きられない。
自然に皮脂がなくなればそれが寿命と言うことになるが、生きている限り最後の最後までなくならないのが皮脂なのだ。
子供の頃から毎日のように洗剤で皮脂を落とし続ければ皮膚細胞も根負けして不調になるだろう。
自らそのようにしておいて・・
「オイルで補充しましょうね」・・など、何とも理不尽な時代になったものだ。
皮脂のマイナス製品が売れてプラス製品も売れれば事業はさらに繁栄するだろうな。
皮脂を落としても生きられるのは住居や衣服など人知で何とかカバーしているからに他ならない。
雨に打たれ、紫外線に晒されるのが生き物、皮脂がなければ紫外線の害だけでなく熱を奪われ凍死凍結も待っている。
人知で凍死は免れても、連日必要以上に脂質を出し続ければ皮膚の老化が進むのが道理で、寿命さえも縮んでしまう。
30過ぎて皮脂が減少するのは洗い過ぎて酷使した皮膚が「くたびれた」からであり、洗剤で毎日皮脂を落とすから毎日不十分、放っておけば数日で戻るからやってみなさいね・・簡単だ
おかしな道理を説いて販売する方が悪いのか、それを素直に受け入れる方が悪いのか、どちらでもないだろう。
作って売る方にも判断があり、買う方にもそれがあり、自由な世界だ。
いずれにせよ、おかしいと気付いた方が止めればこの関係は成り立たなくなる。
こうして数多くの物が消滅していったのが文明だ。
体に優しいという洗剤も出回っているが、油を溶かすのが洗剤であり、完全な皮膚に成分などはまったく必要なく、油を溶かさなければ洗剤とまでは言えないだろう。
動植物を問わず生き物は表皮からは何者の侵入をも許さないよう進化、防御システムは完全だ。
自然界にはそのような物質は存在しないが、人は体に良いと言う名目でそれを作りさらにエスカレートしている。
常識やメディアに判断を委ね、自ら考えようとしなくなった人間はそれに従うしかないだろう。
不調だからと苦情を言ってもはじまらない
「よく落ちる」「脂質と潤いを補充」・・この言葉はどちらも間違っていないのだから。
その結果どうなるかは長い時間をかければわかるだろうが。気付いた時は遅く、本来の皮膚は取り戻せない。
皮膚に限らず細胞はやがて再生力を失い老化するが、あまりにも早すぎる今は自然老化ではなく
自らの人災老化と言えるだろう。
女性に向かって化粧品使うなとは恐れ多くて言えないが、化粧しない体にまで洗剤を使うことはない。
25年前から体に石鹸を使っていない野人の皮膚はシワもシミもなくスベスベ、帽子もかぶらず海山で人の50倍くらいは紫外線に皮膚を晒してきたがまったく影響もなく老化は進んでいない。
特別な体でもなく、自ら人体実験しているようなもので確信を持って道理を説いている。
動植物の毛と表皮はすべて防水仕様
http://ameblo.jp/muu8/entry-10204755440.html
毛が・・生えた
http://ameblo.jp/muu8/entry-11277485866.html
半年ぶりのシャンプー使用結果 理に適った洗い方
http://ameblo.jp/muu8/entry-10228687561.html
紫外線って キモチ いいな・・
生き物は 太陽なくして生きて行けない
む・・・ むうタニック