毎朝肉食健康体 90歳の母1 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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もうすぐ90歳  
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4月初旬、母の遺言を聞いて以来久しぶりに家に行った。

母はノコギリ片手に、うっとおしいからあの枝を切れ、ここはここからバッサリ・・と庭で陣頭指揮、大雑把な注文が多い。

放置し過ぎた木は隣の庭の領域まで侵害していた。


「わかったから、脚立で木には登るなよ・・」


いまだに脚立で木に登る母は来年の正月で90歳になる。

遺言時、88歳だと思っていたら89歳だったらしい。

炊事洗濯、買い物もいまだ現役だ。

昼ごはんを食べて1時間ばかり話をしたが、野人の知らない話がポンポン出て来た。


「母ちゃん・・毎日何食って生きてる?」


「何をって・・昔から変わらないよ、すき焼き、唐揚げ、天ぷら、うなぎ、豚ビーフンに魚の刺身に煮物・・」


「すげ~な・・脂っこいもんばかりではないか」


「まとめて多めに作るから朝も残り物だよ」


「母ちゃん・・それって毎朝・・魚肉食いまくってるということか?」


「当たり前じゃないか、お前だってそうして育ったんだから」


「そう言われたら・・不規則だが今もまあ同じようなもんだ、朝からステーキ食える」


「母ちゃん、人はそもそも草食か、肉食か?」


「そりゃあ肉食よ・・当たり前でしょうが~」


「そう・・今の食生活は近代食文化、ご飯やパンや野菜は人が作りだしたもんだからな、太古から主食になりうる植物などなかった」


「そんなややこしいこと考えなくても、食べて一番旨いと感じるのが主食でしょうが」


「・・・ ・・」


「一握りのご飯と一口の肉を食べ比べればわかることでしょ、ご飯もパンもうどんも何でも食べるけど、ご馳走と感じるのは肉や刺身でしょうが・・ばかばかしい」


「・・ ・・・」


「肉と魚ばかりじゃ飽きて来るからご飯や野菜や他のおかずがいるのよ、脇役が・・」



たしかに同量の旨味だけを比べれば魚や肉だ、イノシン酸の量も・・・

母には、皆が主食と決めているものがおかずで、料理のメインディッシュが主食なのだ。

食べる量は年と共に減ったが、母はメインディッシュを減らさずご飯や他の物を減らしていた。

しかし・・何処かで聞いたような理論だな・・

母とこのような会話をしたことは初めてだが、確かに同じことをこのブログで書いた。

母はむー塩も協生野菜も食っていない、あまり関心がないのだ。

そこで・・健康診断の結果を聞いて見たのだが、これがまた~


続く・・


母の遺言を聞く

http://ameblo.jp/muu8/entry-10849697486.html


動物性たんぱく質中心の野人の食卓

http://ameblo.jp/muu8/entry-10847125653.html





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これも ここからバッサリちょん切って・・・


伊勢正三 幼馴染の記憶

http://ameblo.jp/muu8/entry-10090977845.html