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農園へ行くと、原人、庭人、虫人のお笑い3人組は野人ベッドで遊んでいた。
原人のヨガのようなポーズはまるで絵にならずウドの大木のようだ。
早速野人講習しながら生モノを食いまくった。
伸びて葉が開く前の枝のアスパラを生で食わせたが、食ったことのない旨さ甘さだったようだ。
トウが立って、まあ普通食べる部分ではない。
4月に芽吹いたばかりのヤマウドも初体験、根元部分を掘ってそのままガブリエル・・
甘くみずみずしく・・言葉に・・なった。
太い2年物の生ゴボウも皮付きのままかじったが、エグ味も雑味もなく旨い。
この日の旨さグランプリは「貧相」なタマネギだった。
タマネギは「鶏糞の中で育てる」と言われるくらい肥料を必要とする。
肥料などまったく使わないムー農園の野生タマネギは、小さくてラグビーボールのように縦長、つまり横には肥大しない。
そもそも茎の部分が丸く横に広がる方が植物の道理からすればおかしい。
洗わずに表皮だけ剥いてその場で丸かじり、あまりの旨さに大感激。
大きなタマネギ1個、苦労して作って食べるより、放置して出来た小さなものを3個丸かじりした方が旨くて健康的だ。
苗を3本植える手間はかかるが、耕したり肥料もやらないからこちらのほうがはるかに楽なのだ。
このタマネギは市販のよりも密度が濃く、丸ごと加熱しても甘味が強くて本当に美味しい。
お笑い3人組はこの他、生マメ、生人参、生花など、生々しく食いまくった。
原人は調子の悪い何処かが一発で治ったと言っていたが定かではない。
強風で避けたフェイジョアの治療
周囲は雑草に見えるが オケラ ツリガネニンジンなど