海は未知の生物だらけ | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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世界の海洋生物は推計100万種以上と言われるが大部分が未知の生物。

公式記録は25万種、他は予測に過ぎないがそれほど外れてはいないだろう。

人が到達した最高峰の山は限られ、大半は雪に埋もれて環境は厳しく生物も生息し辛い。

しかし深海は広域に及び、山よりも遠く到達した人も数少ない。

高山と違って低温ながら環境は安定、耐圧構造を備え、環境に順応した生き物の宝庫なのだ。

微生物に至っては10億種以上とも言われるが誰にもわからない。

そんな住み心地の良い所なら一度は住んでみたいが何も見えないのはつまらない。

陽光も届かず藻類も野菜もなく肉食の循環バトルが繰り返される世界だ。

17歳の時に海洋開発、居住計画に夢を抱き、海洋学の道に入ったが今考えればまったく住みたいとは思わない。

人は地上で暮らすのが一番、理由は単純だ。

暗闇の中で来る日も来る日も魚貝類しか食えなければ飽きてしまう・・・

この地上にはまだまだ未知の食べ物が山ほどある。

見て触れて味わい、感動が好奇心を生み、探究心が養われる。

文明の元になった人類の知恵は食べることから始まり、食を中心に磨かれていった。

暮らしの中心は食べることであり、人は生きる為に食べ、食べる為に働いている。

食の本質は今も昔も変わらず自然界にあるのだがそこに気付いてはいない。

人の知恵は食材を自在に操って食文化を築き、多彩な食品を作り上げた。

それらは周年市場に溢れ、豊富な食料は飢えを満たすだけでなく楽しみの幅を広げてくれた。

野人も例外ではなくその恩恵を受けている。

しかしながら、それらの人々は得体の知れない病の予備軍となり、片や貧困にあえぎ餓死する人々も増加している。

搾取するものとされるもの、どちらも破滅への道を歩いているように見える。

人類は知恵の使い方を間違えている。

生命の起源である海を知れば海から得られる知恵は大きいはずなのだが。

地球は、すべての生き物が生きて行ける仕組みになっている。

「存在する」とはそれが前提なのだ。

地球の理を知り、知恵はその中で使うものだと野人は思っている。



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土は生きている

http://ameblo.jp/muu8/entry-10236844457.html

土壌は生命の聖域

http://ameblo.jp/muu8/entry-10651131872.html