生きた化石ゴキの活用 3 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

今の日本にゴキを必要とする人はなく、むしろゴキにとって最も受難の時代だ。

スプレーにホイホイに毒団子にスリッパに丸めた新聞紙と・・あらゆる武器に晒されている。

その程度でめげるようでは三億年も生き延びることは出来ない。

ウィルスがそうであるように、あらゆる劇薬、武器に体も知恵も順応するだろう。

長年共に生きて来た人間に、これほど嫌われ虐げられてもゴキは元気よく前向きに生きている。

カサカサ・・ホイホイ・・とフットワークも軽く、共に歩いてきた友に遠慮して夜だけ・・何とも健気ではないか。

野人が「遠慮せんでもいい、おいで・・」と声をかけると、最初はうろたえるが、やがて全身で喜びを表現、精一杯愛情を込めてスリスリする。

歩くのは得意だが飛ぶのが苦手で滅多に飛ばないゴキが喜びのあまり飛び回るのだ。

こればかりはちと迷惑だから気絶しそうな人はやらないほうがいい。

とにかく、そのような心情豊かな虫は他には存在しない。

野人は同じ地球に生きる生き物として先輩のゴキには敬意を払っている。

生理的に受け入れられない人の方が圧倒的に多いだろうが、敬意は敬意だ。

そしてゴキから学んだことも多い。

言えることは、これだけ人間に虐待されてもゴキは人間に反撃、復讐することはない。

野人はゴキの望み通り、ゴキの名誉を回復、ゴキの知恵を取り入れ、社会に活かすことにした。

手始めに・・・山の中に・・

ゴキの生ごみ処理協生牧場」を作ってあげよう。

エサの量に合わせて、ゴキは自動的に増える。

既にゴキが力を発揮する具体的な仕組み、牧場施設構想は頭の中に出来上がった。

ゴキのフンまでも完全消滅させる、これほどクリーンな省エネ施設はないはず。

ゴキの世話をするジイ様に「ゴキ語」を教え、女王蜂のようにゴキのリーダー「ゴキ王」を育てればゴキ達は喜んで協力するはずだ。

ゴキに続いて第二弾、三弾と、これから話すことはゴキと心が通じなかったら思いつかなかった兵法だ。

これは地球を復元する生ごみ処理の壮大な協生牧場計画の始まりに過ぎない。

結果良ければ・・ОK牧場よ~!

これを・・○○○○○○○○○計画と言うが、○文字9個は聞いたことのある外国映画のタイトルでカタカナ、イメージはぴったりだ。

コメントでの正解者には先に紹介したスズキの生ハムを進呈する。

〆切は、野人がこの名を出す記事を載せる次回の次回の次回まで。