野人は紅茶を中心とした茶の販売代理店を引き受けることになり準備を始めた。
普段紅茶や茶などまったく飲まず、家に急須もない野人が何故このようなハメになったか、まあ色んな事情で関わった以上は仕方がない。
せっせと茶の道、わびさび道に励むしかないだろう。
そのうちに・・マリンビレッジを・・「究極の茶飯店」に変えてくれる。
それくらいの心意気でやらなければ中途半端になってしまう。
1月には塩製造室と新しい塩釜を作り事業許可申請もする。
魚屋に八百屋に塩屋に砂糖屋に茶屋・・わけわからんが、まあ良い。
これからは毎日飲んでいる牛乳をすべて茶色一色に変えて茶道まっしぐら。
思えば高校の時、無理やり茶道部に入れられそうになって逃げたが、今回は逃げるわけにはいかない。
やるからには旨くて本当に体に効く強精茶・・いや「協生紅茶 協生茶」を提供する。
ものごころついたら・・ウードン茶や待っ茶も・・抹茶りなさいね!
特徴は、言わずと知れた農薬肥料をやらず完全な土壌から生まれるお茶だ。
野菜や花、生き物達と協生させることで雑味渋味のない済みきった味の紅茶と安心して食べられる緑茶や本場中国より美味しいう~どん茶。
そして茶畑で採れた協生野菜も一緒に扱うことにした・・「チャーサイ!」
ついでだから「野草茶」や「野人茶」も面白いものを考えている。
だから・・荒廃して草に埋もれた茶畑を協生農園に変える工事に・・行って来るね。
茶畑は先に紹介した「やべ~人」の家の近くだ。
石垣島のサトウキビ協生野菜、フレッシュシュガーに次いで伊勢の茶畑協生野菜と紅茶・・・バランスの良い生砂糖に生紅茶・・成るべくして成ったとしか思えない組み合わせ、それにレモンの生葉を添えたセット・・来年は面白い年になりそうだ。
南の「生紅茶三昧」、北の生キャラメルに負けてたまるか・・・
茶の道を極めるまでの険しい道のりを「茶人エッセンス」として新しくテーマに加えた。
「原人物語」よりも面白くするつもりだ。
原人物語の作者は「ムー乱咲き四季舞」だが、茶人エッセンスは「無―我わび助」にするか・・「ぶんぶく茶釜」がいいかな。
紅のムートン(豚)奮戦記を楽しみに。
・・・ ・・ 茶の弟子