野菜の必要量? 1 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

健康食品のコマーシャルでやっていたが、野菜の必要量と言う言葉がやたら出ていた。

1日の野菜の平均摂取量と必要量を比較、慢性的な野菜不足だから不足分をこれで補いましょうと言うものだ。

強調している野菜の力とは豊富な成分含有量のことらしいが、それで問題ないなら野菜ではなくて最初から栄養分やミネラルのサプリメントで間に合うはずだ。

これほど周年野菜が手に入る時代はないのだが、それでも相当な量が不足しているらしい。

何処の誰が言い出したか知らないが、「お尻ペンペン」してあげたい。

足りないのは野菜ではなく・・・オツムだ。

健康を唱える現代の栄養学そのものが健康悪化の原因を作っている。

農薬を使わなければ安全と言うのもおかしな話で、矛先は農薬へ向かっている。

野菜の質とは色艶が良くて新鮮、安心とは生産者の顔が見えることと言うのだが、質とどう関係するのか野人には理解不能だ。

見るのは作った人の顔ではなく野菜であるべきだろう。

野菜は作り育てるものだと言うことは常識だろうが、野菜を植物と捉える野人にとっては非常識な道理だ。

植物ではなく野菜は野菜だと言うのならとやかく言うことでもない。

野山で普通に育つ植物と畑の野菜との違いは子供でも疑問に思うはず。