辛くない塩の魔力 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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魔力と書いてみたが、特別の塩でもなくこれが本来生き物には必要な塩だろう。魔力と書いたのは明らかに通常の塩との違いが歴然としているからだ。通常の塩とは精製塩も粗塩も含んでいる。健康ブームで多くの粗塩が登場してきたが、精製塩よりははるかに海のミネラルが含まれている。しかしにがりを抜けば完全な塩ではない。にがりを抜くのは日本古来からの塩作りの伝統だ。独自にブレンドした塩も同じで、嗜好品としては美味しくても海のミネラルバランスそのものではない。野人の言う魔力を持つ塩とは海水をそのまま乾燥させた塩だ。あまり売られてはいないが作るのは簡単で、海水を汲んできて煮詰めれば出来る。

マリンビレッジの天ぷらと焼き物の塩はすべてこの自家製塩だが、塩を舐めた人は必ず感激する。つまんで舐めても辛さはさほど感じず旨味と甘味が強烈だからだ。他の塩との最大の違いは喉が渇かないことだろう。釣ったキスを天ぷらや骨せんべいにして塩で食べるのだが量が半端ではない。あれほどの量の揚げ物を食べる事は家庭でも絶対にないだろう。多い人で10倍くらいは食べている。塩辛いものを食べ過ぎると喉が渇き自動的にストップがかかるがそれがなくいくらでも食べられる。つまり「塩分摂り過ぎ」とは無縁の塩なのだ。この塩を毎日少しづつでも摂れば水分摂取量も汗の量も大幅に減る、減ると言うより正常に戻ると言ったほうが良いだろう。塩に対する体の反応と代謝が変わることは間違いない。海水はいくらでもあるから試してみれば良い。野人は農学部ではなく海洋学部だから海が専門だ。海水のミネラルバランスが地球上のすべての生き物を生かす。それを大前提にして海底が隆起した大地で農業をやっている。しかし一般常識ではなかなか理解し難いようだ。人は特定の成分と効能に固執するが野人はまったく関心がない。人は野菜と土壌を作ろうとするがそれもやらない。生命循環の道理に明らかに反するからだ。

にがりを抜いた塩はすっきり味かもしれないが循環の道理からは逸れている。いくら科学が進もうが人間は生命を作り出すことは出来ず自然界の足元にも及ばない。

野人理論を実践した「つきの石ころ」さんが塩の反応の違いを記事にしている。「アクセント」さんも違いに気づき実践段階に入ったようなので一読して欲しい。



体は自然塩を求めている

http://ameblo.jp/wood325valley/entry-10303395567.html


アクセントさんの記事

http://ameblo.jp/accent0802/entry-10304664262.html



野人テーマ 食の本質と健康


喉が渇かない塩の仕組み 1

http://ameblo.jp/muu8/entry-10292201476.html

喉か渇かない塩の仕組み 2

http://ameblo.jp/muu8/entry-10292968037.html