昨日の記事でシックハウスのことを少し書きました。
室内の空気が汚染されたところに長時間、身を置くことによって起こる健康被害ですよ、と。
今日は、この室内空気環境についてです。
人が身体に物質を取り込む方法は3つ。
1)経口・・・口から入れる
2)経皮・・・皮膚から勝手に取り込む
3)吸引・・・呼吸から
これらから、人間は一生涯で、どれだけの物質を取り込んでいるのかと言いますと・・・
食物が7%
飲料が8%
残りの85%が空気で、さらにその内の79%が室内空気。
そして、総重量の56%は自宅の空気と言われています。
まず、口から入れるのは食料、飲料ですね。
だいたい1日に1.5kgから2kgくらいを取り入れているそうです。
それでも、便でかなり排出もされます。
では、吸引や皮膚から入る空気は、どのくらいかご存知でしょうか。
身体の大きさにもよりますが、おおよそ1日に1万5000~2万リットル。
重さにすると約15~20kg。
牛乳パックで言えば、何と、1万5000~2万パックもの空気を無意識の内に吸引し、
その空気に含まれているものも一緒に体内に取り込んでいることになります。
万が一、汚れた空気を吸った場合、肺に取り込んだ空気は、直接、血流にとけ込み、
その血液は全身を廻り、中枢神経系に達すると言われています。
また、一部のVOCは吸引した際に、喉や鼻、器官などの粘膜に汚れた空気が
直接触れることが刺激となって、嗅覚神経を伝わり、感情・意欲などの精神に
関わっている感情脳と言われる脳まで流れていく事が分かっているそうです。
口から意図的に入れる食物や飲料は、各々の意思で選ぶことは出来ますし、
今の時代、食の安全は高まってきています。
最近では、添加物だけではなく、産地や生産者の表示など、選択出来る内容も増え
食べ物などには気をつけている人も多いことでしょう。
しかし、呼吸で取りこむ空気、皮膚から取り込む空気は、目に見えないものだけに
軽視されていることもあるでしょう。
行く場所に気をつける事は出来るかもしれませんが、保育園、幼稚園、学校、職場、公共施設etc…
そこにある空気を吸うことしか出来ませんよね。
自らの意思ではなかなか選択出来ません。
そうです、だから、空気環境ってホント大切なんです。
公共施設、学校、職場などの空気環境は家族のチカラじゃどうにも出来ません。
だ・か・ら・こ・そ・・・
せめて、お子様を育てる家、家族との団欒をする家、自宅という場所くらいは、最低限、健康で、化学物質の揮発しない、発生させない環境を用意するのが、大人の責任、そして、住環境の提供に携わる私たちの役目だと、そう考えています。
これから家づくり、住宅計画を実行されようとしている皆さん、どうぞ、室内空気環境についての価値基準をあげた家づくり、住宅計画をされてください。
でもどうやって・・・?と具体的行動について、具体的な方法をお知りになりたい方は
どうぞ、お気軽にご相談ください。
不動産・建築・住宅ローン・ライフプランニングのプロとして
ワンストップサービスを提供する【無添加計画】 瀬野
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