忘れちゃいけないリスクとは・・・ | 日々恒心!失敗しない・後悔しない住宅計画術

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株式会社無添加計画 常務取締役 瀬野剛史

心身ともに若干疲れを感じたせいでしょうか、、、久しぶりに派手に風邪です(苦笑)
明後日の住まいネット全体会議に備えて、今日は早く帰り、明日は終日休みます。


さて、タイトルにある忘れちゃいけないリスク・・・

最近、消費税増税を気にされている方も増えてきたようですが、『金利』の上昇について触れられる方は、ほとんどいらっしゃいません・・・

建物費用関係が3,000万円だとしても、消費税アップ分は、5%から8%の「3%アップ」で90万円。5%から10%の「5%アップ」で考えても150万円の負担増。


これに対して、金利が1%上がった場合はどうなるでしょうか。

3,000万円の計画に対して、500万円の自己資金、借入を2,500万円と仮定。

これを35年返済、金利1.990%、元利均等返済(ボーナス併用無)の時と。金利が1%上昇した時の『総返済額』の差は、『約675万円』・・・

2%上がった場合は、『約1,404万円』の負担増です。

消費税の負担増とは比べものになりません。

金利上昇のリスクって怖いですね・・・


金利があがり、土地が安くなったり、建築費用を見直したところで、そのアップ分を吸収出来る金額差ではありませんね。

つまり、今ならば3,000万円の計画が成り立つ方も1%の金利上昇により、2,300万円までの計画にしないと無理が生じ、2%の金利上昇の場合は、1,600万円、現在の約半分までの住宅費用しか掛ける事が出来なくなります。


これまで、住宅ローン金利は最低金利を更新してきましたが、安倍政権では物価上昇2%のインフレという金融緩和策が出ている中で、これによって、長期金利が上がってくれば、住宅ローン金利もいつの間にかに上昇ってことになることもあるかもしれません・・・

緩やかな上昇で考える余地があるならばまだしも、日本国の財政評価によっては国債が売られ、信用低下、長期金利の上昇へとなる可能性も・・・

金利上昇、物価上昇にそって、収入もあがれば良いですが、あまり現実的ではないような・・・


消費税増税の営業トークには惑わされず、しっかりとご自身のタイミングを見計らって、住宅計画をしましょうねと、ご相談者様にはお話させていただいています。

しかし、金利の動向も踏まえて考えた時、これだけの差がある事をしっかりとお伝えした上で、住宅計画のタイミング、時期を判断していただけたらと思います。


こう考えると、やはり、世の中のタイミング的には「良い時期」なんでしょうね。

ハッキリとした理由無く延期する必要はありませんし、逆に慌てる必要もありません。

各ご家族のタイミングはそれぞれでしょうが、まずは、長期的に住宅計画を考えるライフプランニング・家計設計から、そのタイミングをご検討してみてはいかがでしょうか?


(我が家も金利見直そうかな・・・)


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不動産・建築・住宅ローン・ライフプランニングのプロとして
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