近江牛の牛丼/ 八千代(彦根) | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

昨日の続き・・・


大阪で仕事し、京都の夜を楽しみ、近畿地方出張2日目は滋賀県の彦根に向かう。


彦根と云えば35万石の城下町。


現在の静岡県の生まれながら徳川家康の家臣となり、あれよあれよと出世し徳川家臣団筆頭にまで上り詰めた井伊直政。


関が原では逃げる島津勢に追い打ちをかけ、その時受けた鉄砲傷が元で41歳でこの世を去ったが、まさに戦国の世を終わらせるために戦った英雄の一人だ。


その井伊軍の特徴は赤色の甲冑を揃えた赤備え。


井伊の赤鬼直政を先頭に突撃する赤備えには敵も震え上がったそうだ。


チャッチャと仕事を終わらせランチタイム。


彦根駅前で発見した「八千代」さん。


蕎麦もラーメンも定食もある大衆食堂。


ストーブで暖められた店内。


ふなずしなどの郷土料理も充実していたが、鮒よりは近江牛だと思い牛丼重を注文。


彦根ではお水が徳利で出てくるのかな(笑)


●近江牛の牛丼重(1,750円)


牛丼又は牛肉重でよさそうなものだが「牛丼重」とは逆に分かりづらい。


それはともかくお重は蓋を開ける時が楽しい。


なんじゃこりゃ!?


牛丼、いや牛丼重の上には何やら赤いものがくねくねと・・・


陣太鼓を打ち鳴らし、法螺貝の咆哮を先頭に井伊の赤備えが攻めてきたか!


よく見ると近江名物赤蒟蒻だね。


料理は見た目が7割とも言われるが、これはちょっと・・・


それではいただきます割り箸


汁ものはなくて家来は漬物だけ。


七味をパッパッパッ・・・

結び切りの赤蒟蒻はお客との縁を大事にしている意味らしい。


もみじ麩。

豪快に掬ってパクリ。


おおっ!


近江牛柔らかッ!


味付けも辛すぎず甘すぎない関西風。


玉葱じゃなく長ネギなのが良い。


青菜も頑張っている。


それ以上に大活躍なのが赤蒟蒻。


主役の近江牛以上の存在感。


牛丼、いや牛丼重にはなくてもいい食材なのだが、あればあったでこれもあり。


結局、あっという間に完食で大満足。


欲を言えば、やはり汁ものが欲しかった。


さあ、お腹もいっぱいになったし、後は我が家に向けて帰るだけだ。


美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」



【お店】
・八千代
・滋賀県彦根市旭町9-1