大阪で食べる本場の長崎ちゃんぽん/ 長崎亭(大阪梅田) | 夢酔亭主人のオムライス食日記

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上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

日帰りでの大阪出張。


向かうは大阪駅前第3ビル。


年末には第1ビルの「ローマ軒」を紹介したが、第3ビルも40年前の昭和の面影を色濃く残している。

 

本場ちゃんぽんの暖簾に魅かれたのは「長崎亭」さん。

 

一歩店内に入ると長崎の香りがする昭和の大衆食堂。


ここが大阪駅の目の前とは思えない静かな雰囲気。

 

長崎ちゃんぽんと半炒飯セットを注文。


厨房にはご主人と接客は奥さんの家庭的な雰囲気。


目の前の客席には先代だろうか、おじいちゃんがのんびりくつろいでいたがお店が混んでくるとキリリと厨房へ入る。

 

アサヒビールのグラスで飲むただの水。


ほどなくして出来上がりだ。

 

●ちゃんぽん半炒飯セット(900円)


この価格も昭和のままか?


なにせ半炒飯はたったの100円なのだ。

 

具だくさんの長崎ちゃんぽん。

 

半炒飯もボリューミー。


それではいただきます割り箸

 

テーブルコショーをパッパッパッ・・・

 

スープを口に運ぶと、信じられん美味さ。


コクがあるのに上品な後味。こんなに美味いちゃんぽんスープは長崎でも滅多に出合えない。

 

豚バラ肉、海老、ゲソ、あさり、紅はんぺん、玉ねぎ、キャベツ、もやし。


これだけでも十分だけど、更に具が増える「五目ちゃんぽん」ってどんなものなのだろうか。

 

太麺のちゃんぽんぽん。


もっちり食感がよござんす。

 

後半戦はウスターソースで味を変えるのが通な食べ方。

 

炒飯はしっとり系で、気取らない町中華の味。


隣のお客が食べていた皿うどんや焼きそばも旨そうだったし、ここはぜひ機会を見つけて再訪したい。


美味しい食事に感謝を込めて、
「ごちそうさま!」

 

【本日の名曲コーナー】

 

昭和24年のヒット曲。

 

藤山一郎の歌う「長崎の鐘」

 

紅白やお正月のテレビを見てても、もう日本の歌謡界は滅び去ったと言っていいだろう。

 

心に響くような歌なんてありゃしないじゃないか。

 

昭和20年8月9日。アメリカ大統領トルーマンという悪魔によって一瞬で壊滅させられた長崎。

 

「長崎の鐘」は、レクイエムだよ。


【お店】 
・長崎亭
・大阪府大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル