「予約が取れない究極のランチ!」~くろぎ~ | 夢酔亭主人のオムライス食日記

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上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

前回訪問からちょうど1年!


湯島の日本料理の名店ですが、予約が困難なことでも有名。

ランチは限定20組のみの予約制ですが、予約したのが4月の末。

(11:30~10組、12:30~10組)


私はその日の気分で食べたいものや飲みたいものが変わるんで、

あまり前から予約はしたくないんですよね。


でも、このお店は別です。
いざとなったら会社をズル休みしても行っちゃう(笑)


ご主人は東京で最高級の日本料理店、ミシュラン3つ星を断った事でも

有名な、新橋「京味」の出身。


この「くろぎ」さんもミシュランの一つ星獲得しているお店です。

お店はグルメの宝庫、湯島にあります。

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築90年以上の置屋を改装したというお店。
看板も表札もないんで、予約した人以外は普通の民家だと思うでしょうね!


引き戸を明け、氏名を告げると奥のカウンターに案内されます。


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黒ロウバイかと思いましたが、違いますね!
ホタルブクロのような花です。


メニューはありません。
なぜなら「鯛茶漬け」しかないんです。


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目の前には武器かと思う程の、包丁が並んでて壮観な眺め。


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湯のみの右ッ側。
よじ登ってる人がいますよ(笑)
こんなシャレが効いたものは面白いですよね。


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●鯛茶漬け(1,000円)


ごはんのお代わり自由というのはよくあります。
ごはんと、味噌汁はお代わり自由という店もたまに見かけます。
ここは、ごはんも、鯛もお代わり自由。


もう一度言いましょうか?

ごはんもメインの鯛も何杯でもお代わりできます。

しかも値段は千円札1枚です。


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鯛はゴマ和えになっています。


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わさびはすり卸したばかりの本わさび。
普通この値段の料理に、本わさびなんか使えないですよ。


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だし巻き。


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小鉢は5種類の魚の南蛮揚げです。


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お皿や什器もいいものを使っているのが嬉しいですね。
お椀の蓋なんか、一文字三つ星の家紋入りです。


それではいただきます割り箸


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最初はごはんと、鯛を別々におかずとしていただきます。

自然な甘さが本当に美味しい。


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ごはんも、なぜこんなに美味しく炊けるのか、不思議なほど美味しい!


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2杯目はごはんの上に鯛をのせ、丼風にしていただきます。
メチャメチャうまいですよ!


いくらお代わり自由といっても、調子に乗って食べるのは野暮というもの!

だけど・・・わかっちゃいるけどやめられない(笑)

最後の一杯は鯛茶漬けで〆ます。


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ごはんの上に鯛をのせてお茶を注ぎます。


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完成!
サラサラお茶漬け、最高です。

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後のデザートはきなこの塩アイスクリーム。
塩が効いた和のアイスでした。


前回、ご主人がおっしゃってましたが、ランチは儲けどころか赤字だそうです。


「常連さんが、お昼も食べたいって人が多いんで、この値段で提供してます。
 今さら、値上げなんかしたらカッコ悪いでしょう!(笑)」


2千円でも3千円の値段でも、お客は喜んで来るでしょう!
でも、あえて千円にこだわるところに江戸っ子の粋を感じます。

私の中では究極のランチですね。


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今日の夜の献立表。



夜の予約もしてきました。
カウンターは年内は一杯。
テーブル席を含めても11月までは予約で一杯だそうです。

ランチは1か月~2カ月前で予約できます。


今日も美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」


【お店】
・くろぎ
・東京都文京区湯島3-35-1
http://www.kurogi.co.jp/