スイス(海外のこと)・後編 | 神産巣日神(かみむすびのかみ)のブログ

神産巣日神(かみむすびのかみ)のブログ

古来、日本では、「愛」と云う字を使わないで、「産巣日(むすび)」と言いました。「むすび」と云う言葉は、「愛」と云う言葉よりも非常に深遠な意味を含んでいるのです。ときに、神産巣日神は「造化の三神」の内の一柱の神であり、獨神(ひとりがみ)で御座います。唯々感謝。

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 (半角で 6万文字以内という字数制限に達しましたので、こちらのブログ記事に 前回 すなわち 10月28日(火)の「スイス(海外のこと)・前編」のブログの続きを記させて頂きます。前回のブログから 話が つな がっておりますので、前回のブログも 御覧頂きますと おわかり頂け易い と存じ上げます)

 

 Jungfraujoch(ユング・フラウ・ヨッホ)(標高3454m)も雲の中かと思いましたが、一転して、快晴、雲の上、素晴らしい眺(なが)めでした。目の前に広がる氷河(アレッチ氷河)です。(最近では、地球温暖化の影響で、この氷河が少なくなって来ているとのことでした。)ちなみに、ヨッホ(ドイツ語:joch)とは 鞍部あんぶという意味です。すなわち、ユング・フラウ(ドイツ語:Jungfrau) と メンヒ(ドイツ語:Mönch)(ドイツ語で、「修道士」を意味する山です)の間の低い部分のことであります。

 そのときは学部生でしたので、登山電車(ユングフラウ鉄道[Jungfraubahn])に 一万円以上支払って、来た甲斐があったと思いましたが、今では時間の方(ほう)が優先しますね。
 

 
スイス・ユング
Jungfraujoch(ユング・フラウ・ヨッホ)から眺(なが)めるアレッチ氷河
 
 
スイス・ユング
 
 
スイス・ユング
 
 
スイス・ユング

 
 
 
 
 Jungfraujoch(ユング・フラウ・ヨッホ)は、6月下旬から7月初めの初夏か、9月でしたら、曇りの日は比較的少ないとのことですが、この8月下旬は晴れるのが3日に一回位とのことであり、実際、中には、3日間待った人もいるとのことで御座いました。誠に有り難いことに、本当に幸運でした。


 

スイス・ユング
 

 

スイス・ユング
モレーン(英語:moraine)という 2本の線が見えています(モレーンとは 氷河が削った 斜面の岩が 氷河にはさまれて 土手のように堆積した地形のことであり、線に見える とのことなのであります)


 

スイス・ユング
Jungfraujoch(ユング・フラウ・ヨッホ)から眺(なが)めるアレッチ氷河(夏でも溶けきらずに 越年する雪渓を 越年性[多年性]雪渓といます。そして、越年性雪渓では、積雪層が融解と凍結を繰り返すうちに 氷化して 密度0.5g/cm3以上の固い雪(英語:firnフィルン)となります。ちなみに、雪渓が そのまま成長して厚く 大きくなれば 氷河となりますが、氷河が流動するのに対して 雪渓は流動しない点で両者は異なっているとされています)

 

 
スイス・ユング


 

スイス・ユング


 

スイス・ユング


 

スイス・ユング

 

 

 

 

 

 現在では、Jungfraujoch(ユング・フラウ・ヨッホ)駅から、エレベーターで、110m上がった所に、スフィンクス展望台(標高3571m)(1996年に完成)と 氷の宮殿があるそうです。当時は、エレベーターを使わないルートで外に出て見る景色でしたが、それでも、たいへん素晴らしかったです。

 当時、感性のある20代に、海外に行(い)っておこうと思いました。

 

 Jungfraujoch駅では、フランクフルト&ポテトがいい値段で売られていました。スイスは物価が高いですが、ここは さらに高いです。

 

 Jungfraujoch(ユング・フラウ・ヨッホ)に約2時間滞在して、午後2時5分、Jungfraujoch(ユング・フラウ・ヨッホ)(標高3454m)発、午後2時50分、Kleine Scheidegg(クライネ・シャイデック)(標高2061m)着。そして、ここを午後2時59分発、午後4時18分、Interlaken(インターラーケン)着でした。今度、下りもユングフラウ鉄道を用いて、Kleine Scheidegg(クライネ・シャイデック)迄、そして、ここからは、登りと逆コースのヴェンゲン(Wengen)経由の黄色と緑の列車(WAB:ヴェンゲルンアルプ鉄道[独語:Wengernalpbahn ])に乗って降りて来ました。こちらのコースは日本人が少なくて、穴場のようでした。

 登りのGrindelwald(グリンデルヴァルト)経由の方(ほう)が日本人に人気がありそうで混んでいます。

 日帰り致しましたが、一泊するのもいいと思われます。Grindelwald(グリンデルヴァルト)で一泊するのは一つのパターンですが、観光客が多いようです。

 降りて来るときに、鮮やかな牧草の緑の勾配(こうばい)に、赤い屋根の小ぢんまりした家々が散在している光景が目に入りました。正(まさ)しく、幼いときから、スイスに関する写真や映画で見て来た、端整な「絵のような」美しさで御座いました。下に挿入致します。なお、母親は 映画を見て スイスに行きたいと話していましたので、この光景を御覧頂きたいです。

 
 
スイス・ユング

 
スイス・ユング
 
 
 
 学部一回生のとき、同級生に勧められて、体育会系ではワンダー・フォーゲル(独語:Wandervogel)(渡り鳥の意味です)部に入部致しました。そして、上級生になり、一学年下のワンダー・フォーゲル部後輩で、マッターホルン(独語: Matterhorn)(標高4,478m)に登りたいと言っていた菜食の男子学部生がいました。3回生のときに、この後輩は亡くなりました。そこで、追悼山行のような気持ちで、マッターホルンに立ち寄りました。
 
 
スイス・マッターホルン
マッターホルン(標高4,478m)

 
スイス・マッターホルン

 
スイス・マッターホルン
 
 

 

 実際に訪れて頂きたいですが、現場では、空気がピーンと澄んでいます。

 スイス近辺の山には、主に3つの有名な観光地があります。まず、前述した、Jungfraujoch(ユング・フラウ・ヨッホ)(標高3454m)、そして、このMatterhorn(マッターホルン)(標高4,478m)、それから、仏(フランス)と伊(イタリア)の国境に位置しますが、夏スキーが出来るとされる(仏語: Mont Blanc )(モンブラン)(標高4810.9m)があります。それぞれ、麓(ふもと)の町があり、Interlaken(インターラーケン)、(独語 :Zermatt)(ツェルマット)、そして、Chamonix(シャモニー)で御座います。

 Matterhorn(マッターホルン)(標高4,478m)の麓(ふもと)の町がZermatt(ツェルマット)であり、ここで、ローマ字で氏名を刻んでくれるアーミー・ナイフ(英語: Army Knife)のおみやげを見付けました。自分にも一セット購入致しました。袋付きです。登山やトレッキングのときに一つあると、重宝します。お勧めで御座いますので、下に写真を示させて頂きます。

 

 

スイス・マッターホルン


 

スイス・マッターホルン

 

スイス・マッターホルン


 

スイス・マッターホルン
 
 
アーミーナイフ
アーミー・ナイフ(英語: Army Knife)(正面)
 
アーミーナイフ
アーミー・ナイフ(英語: Army Knife)(側面)

 

 

 旅を致しますと、その土地その土地で水を飲みますことが楽しみで御座いますが、スイスでは水が飲めます。アルプスの雪解(ゆきど)け水が噴水から流れていますが、循環している水でなくて、飲めると記載してあれば、飲めます。スイスは物価が高く、ミネラル・ウォーターも高いのでエコノミー(economy)(経済的)でもあります。但し、旅行中、欧州の独(ドイツ)のデュッセルドルフ(独語 :Düsseldorf)(日本人の多い大都会・詩人であるハインリッヒ・ハイネ[Christian Johann Heinrich Heine]の家があります。)でコックの見習いをしている日本人にききましたら、独(ドイツ)では、ミネラル・ウォーターを買っているとのことで御座いました。

 御承知のように、日本の水は軟水(ミネラルが少ない)ですが、欧州の水は硬水(ミネラルが多い)ですので、日本人がいきなり大量に飲むと、硬水に慣れていないということがあるようで御座います。

 

 最後に、パスポートについてで御座ございますが、海外旅行で、生命の(つぎ)に大切なものは、パスポート、お金、そして、復路の航空券と比較されることが御座ございます。海外旅行では 多額の現金を持って行きますことは まず無く、当時 主流でした トラベラーズ・チェック(T/C)(一方[片方]のみにサインをして、番号を(ひか)えておけば、仮に紛失しても、再発行してくれます。)、カード、そして、電子マネー等で支払うと思います。お金でしたら、たとえ 紛失しても、日本から現地に送金してもらうなどして、帰国するくらいの金額は救済されるか、と存じます。ちなみに、日本大使館で 直接 お金を借りることは出来ないとされています。

 ところが、パスポートの場合は、仮に、(なん)か国も旅行すると致しましたら、紛失した国から他国には入国出来ず、その国から日本に帰国することになるとされています。他国からの帰りの航空券を持っていましても、その他国に入国することが出来ず、その復路の航空券を使用することが叶いません。(たと)えば、フランスのシャルル・ドゴール空港や イタリアレオナルド・ダ・ヴィンチ(フィウミチーノ)空港からの復路の航空券を持っていたとして、仮に、西スペインで パスポートを紛失致しましたとすると、フランスイタリアには入国出来ず、西スペインから直接帰国することになると聞かされています。当時、泊まった宿の主人である、西スペインの首都であるマドリード(Madrid)在住の日本人によりますと、西スペインのマドリード(Madrid)でパスポートを紛失される日本人が多いが、大使館・領事館での再発行に3週間かるとのことで御座ございました。仮に、当時の 西スペインですと、万が一まんがいちの場合には、3週間帰国することがかなわなかったということで御座ございます。

 日本にいると、平和ボケすると言う男性大学4回生が見えますが、日本人のパスポート(ほど)、世界各国に入国出来るパスポートは少ない(それだけ日本は努力をして各国に援助をして、信用を回復して来たということで御座ございましょう。)とされていますから、稀少価値があるので御座ございます。当時、日本人のパスポートは、日本円で換算して、数十万円で取引されていると、海外で聞いたことが御座ございます。そういう人達にとって、日本人のパスポートは咽喉頭のどから手が出る(ほど) 欲しいものなので御座ございます。このことを知る、もしくは、わかって行動する日本人は少ないと伺いました。海外では、極力 パスポートを他人に見られないほうがいいです。パスポートのコピーを見せるだけで済む用件で御座ございましたら、パスポート本体は 人前で 決して見せないほうがいいです。海外旅行の準備には、最初必ず日本でパスポートのコピーを致しておりました。貴重なパスポートは、布製の首から()げるタイプの貴重品袋(手作りでも出来ます)や腹巻式の貴重品袋に入れておりました。唯々感謝。(^-^)

 

 (半角で6万文字以内という字数制限に達しましたので、つぎのブログ記事に この続きを記させて頂きます。なお、義務教育の方々かたがたに 美しい日本語を 正しい読みかたで 御覧頂こうと思いまして、当初から 振り仮名ふりがなを付けております)

 本日も、最後 まで  お読み頂き、誠にありがとうございます。唯々感謝。(^-^)