ストロークの補充 | 神産巣日神(かみむすびのかみ)のブログ

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古来、日本では、「愛」と云う字を使わないで、「産巣日(むすび)」と言いました。「むすび」と云う言葉は、「愛」と云う言葉よりも非常に深遠な意味を含んでいるのです。ときに、神産巣日神は「造化の三神」の内の一柱の神であり、獨神(ひとりがみ)で御座います。唯々感謝。

 去る10月05日(日)の「ボランティア・高尾山登山」のブログ でぉ伝え申し上げましたように、乳幼児、学童、そして、思春期のボランティアを行って参りました。ボランティアを含めまして、ストローク(英語: stroke)(「撫[な]でる、さする」を意味します。)につきまして考察・思索致しましたことを記させて頂きます。(^O^)

 まず、ストローク(英語: stroke)には、大別して、陽性(プラス)のストロークと陰性(マイナス)のストロークがあります。


 親がいる子供は、幼いときは、親からの無条件のストロークを受けて、成長していきます。人が成長するためには、充分な無条件の陽性(プラス)のストロークが必要とされています。

 第2のストロークの分類と致しまして、条件付きのストロークもあります。

 成長するにつれて、世界が広がって来たり、また、親が年老いて、ストロークを供給することが落ちてくると、親以外の方々(かたがた)からのストロークが増えていきます。


 陽性(プラス)のストロークが充分であるときには、子供はニコニコしています。

 以前、「ロンパールーム」という子供向け番組で、ニコちゃんと困(こま)ったちゃんというキャラクターが登場しました。

 陽性(プラス)のストロークが足りなくなってきますと、子供はストロークを求めて、相手を困らせたりします。この結果、相手から、感情的に叱られるというような陰性(マイナス)のストロークを受けることもあります。それでも、ストロークを欲しがるのですね。人が生きていく上で、ストロークは必要とされているのです。


 日本人に特有の「甘え」につきまして、大人でも、お互いに 適度な「甘え」が享受(きょうじゅ)出来ているときは、人間関係がうまくいくとされています。勿論、どちらかに負担が掛(か)からなければ、の話しで御座います。


 ストロークの第3番目の分類と致しまして、ストロークには、表情、態度、雰囲気 そして、ボディー・ランゲージ(英語:body language)などで伝える非言語的コミュニケーション(英語:non-verbal communication)のようなもの、言葉による言語的コミュニケーション(英語:verbal communication)のようなもの、そして、握手のような身体的なものが御座います。


 特に、親のいない子供は、強烈にストロークを求めて来ます。咽喉頭(のど)飴のようなぉ菓子でも、救護用品でも、本でも、本人が用いきれない程沢山(たくさん)の品物を持って行きます。親のいる子供は、そこ迄沢山(たくさん)の品物を持って行くことは少ないです。

 幼児体験、それ以降の体験から、愛情を求めて、「甘え」が満たされるように求めて来る子供には、出来るだけ、極力、陽性(プラス)のストロークを補充して、「甘え」が満たされるように配慮致し、勤めて参りましたし、そうあるべきとされています。


 最後になりますが、有名なので御承知のことであらせられると存じ上げます、アイルランド出身の文人オスカー・ワイルドによる子供向けの短編小説「幸福な王子(The Happy Prince)」では、王子とつばめが町の人々のためにストロークを与えます。


 本日も、最後(まで)ぉ読み頂き、誠にありがとうございました。唯々感謝。(^-^)