蒸しりんご店長のりんごです。
このところ、妊婦さんの鍼灸治療をさせていただく
機会が増えています。
その中で、先日
初めて見た！というものがありました。
それがこれ。
母子手帳じゃなくて
『親子健康手帳』になっている！
このタイプ初めてみました～
へ～へ～といいながら
ページをめくり
最近ってこうなってるんだ～
私のお産（3年前）とはちがうな～なんて
会話をしました。
ところで、最近の妊婦さん治療は
やはり逆子治療です。
つい先日は、出産された患者さんに
会いに行かせていただいたのですが
この方も、逆子だったのですが
予定帝王切開直前の健診で
逆子が戻っていて
医師に驚かれた方です。
しかし、結果的には
色々諸事情あって帝王切開での
ご無事な出産となりました。
また、昨日は患者さんのうち2人が
前回、逆子治療にこられた方で
お一人は、逆子が戻った方
もうお一人は、逆子が戻っていない方でした。
更にいうと
3回の逆子治療の末
まだ戻っていなくて
次回検診結果待ちの方もいらっしゃいます。
当然ですが
逆子治療をさせていただいた方の中には
最後まで逆子が戻らず
帝王切開になった方もいらっしゃいます。
医師の逆子に対する見解の例として
『お灸を始め
何かの対策をしようがしまいが
逆子が戻る人は自然に戻るし
戻らない人は戻らない。
放っておいても同じこと』
というふうに
基本的には
『自然に戻る子は戻る』
というのが主流のようです。
もちろん、逆子体操、寝る方向など
対策を指導している医師もいますが
一方で、
一切なんにも対策を教えてもらわなかった
という妊婦さんも少なくないです。
これまで多くの妊婦さんを診させていただいたので
それこそ様々な産婦人科に通われている
妊婦さんから、医師の指導を間接的に聞いてきました。
今は、多くが、逆子に対する寝る姿勢くらいは
教えられていますが
逆子体操は、教えられていないという人も多いです。
教えられたといっても、体操の紙を渡され
『でも、体操もあんまり意味ないからねぇ』と
言われた、という妊婦さんも居ます。
お灸に関してはもちろん
お灸を勧められた！というような人は
多くありません。
まあ、科学の西洋医学
西洋の医師という立場上
安易に、科学的な根拠の無いものを
大手を振って勧めることは慎重だ
というのもあるかもしれません。
『お灸は効果が無い』という
立場を取る医師もいるようです。
一方で医師の紹介で
来院される方もいらっしゃいますが
『お灸がいいよ！
すごく効果的だから行って下さい！』
というような太鼓判ではなく
『お灸で治ったという人もいるみたいですよ。』
『（良くも悪くも大して影響しないから）
やりたいならやってみたら』
というようなスタンスでした
と、妊婦さんたちは言われます。
ただ、逆子になろうとなるまいと
妊婦さんは養生をすることは必要です。
特に現代社会では。
逆子治療と言っても
なにか特別なことをするわけではなく
養生をきちんと理解して
必要なことを丁寧にする
それだけなんです。
科学的でないと言われようと
そもそもお産というものは
頭で考えて
知識でするものではなく
まさに野生たるヒトが
産み落とすもの。
お灸が効くか効かないか
お灸をした逆子妊婦さんが
お灸をしたから戻ったのか
しなかったとしても戻ったのか
その議論を追求するよりも
そういったことを
私は書きたいのではなく
また、そもそもお灸だけで戻ったと
言うスタンスは
私はとっていませんので
お灸を含む
妊婦さんの養生をお伝えすることで
少しでもより良い妊婦生活を送れたら
そう思っているだけです。
私自身、逆子が理由ではないですが
第1子で帝王切開になった経験者としても
もし逆子を回避することで
帝王切開ではなく経膣分娩が出来るなら・・・
そういう私的な想いもやはり強いです。
安易に、逆子はお灸で治る！ということだけを
言いたいわけではないからこそ
これからしばらく逆子の記事を書いていこうと思います。
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『逆子と鍼灸治療の効果』