時は2021年、「Bトレの再来か」と俄かに界隈が騒然となった「ますこっとれいん」の初弾が発売されました。
Bトレの民として遊び倒さねば!と息巻いて改造遊びをしていた当時に書き始め、
燃え尽き症候群により放置されていた記事が発掘されたので
当時のTwitter(私の中では永遠に青い鳥が飛んでいるので...)に残っていた自分のつぶやき等から内容を拾いつつ最後まで書き上げてみました。
(下書きのタイムスタンプは"2021-09-28 05:33:13"となっていました。長い!)
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大変、大変にお久しぶりです。
18年に新製品が出なくなって以降、Bトレの亡霊を追いかけるしかなかった我々に救世の光となるか
「ますこっとれいん」というまた新しいNスケールショーティーな鉄道プラモが登場しました。
企画・発売元は「SHOPねこまた」という新興メーカー。
発売形態はBを彷彿とさせる12種類アソート(+シクレ)のブラインドパッケージ。公式サイトでは現在ぱーと4まで企画に入っていることがうかがえます。
Bとは違い1パートで1形式のバリエーションを掘り下げていくラインナップです。
マニアックさと精密さが格段に底上げされそれに伴って価格も底上げされています(1両約1400円...)
第1弾は国鉄51系。
正直旧国なんて今まで見向きもしてこなかったので何が何やら...
と思いつつ、最終的にはしっかり2BOX確保していました。
↑パッケージもBっぽいですね。。
公式サイトによるとピボット台車やヘッドライト、胴受けなど
B以上にKATOAssyフレンドリーな構造に強化されているようで
加工派にも嬉しい感じです。
さて、製品自体のレビューは例によって諸兄の手によるものがたくさんありますし、この先も増えるでしょうから割愛。
自分はやっぱり手を掛けてやらないと面白くないので
分からないなりに足掻くことにしました。
Twitterを見ると早速加工している先達がちらほらと・・・
そういった諸兄となるべく被らず面白いネタは...と探した結果
まず手始めに宇部線のクモハ51を製作することに決めました。
プロトタイプついて
今回のラインナップとネットの海の情報を目を皿にして見比べた結果、そこまで大工事をしなくても形にできそう、かつ形態の面白さもあるクモハ55040を選定しました。
これは宇部・小野田線用に配置された3両のクモハ55のうち、唯一運転士側窓がHゴムとなっている車両です。
51系は晩年前面窓のHゴム化が行われた車両も多く、
ますこっとれいんパート1にもシクレを含む13種類のうち実に12種類がHゴム窓付の車両となっています。
今回はその中から、Hゴム窓前面かつ手すりの設置状況、運番窓、ワイパーの位置を鑑み
「14」番の前面パーツ(クモハ51044用)を使用します。
貫通扉の行先サボ掛けのモールドを削り落とし
エッチングパーツでルーバーと足掛けを追加。
運転席窓下にある通風窓の蓋は幅0.4mmのマスキングテープを貼って表現しています。
側面は乗務員扉の枠モールドを削り、
エッチングパーツでサボ受け・号車札受けを設置。
車体が茶色くなるので窓枠塗装に備え、窓パーツをチマチマチマチママスキングしました。
そして車体色を塗装。
まずはぶどう色から。塗料はクレオスのNo131 赤褐色を瓶生で。
つづいて、宇部線といえば・・・の黄色を塗装。
塗料は確かガイアノーツの西武2000系イエローを瓶生で。
KATO Assyのジャンパ線も付けてニコニコ...していたところで
車体裾のブドウ色がマスキング出来てなかった事に気付き茶色から塗装をやり直す羽目に。
ぐすん。
さてさて屋根も弄ります。
2021年当時、Twitterで
#ますこっとれいん競作
なるタグが作られていたため便乗することに。
乗るからにはナメられちゃなんねぇ
ってな訳でベンチレータ、手すり、ステップ、ヘッドライトなどを社会人財力※でドカドカと投入。 ※大人気は無いのがミソ
一通りゴテゴテディティールを"盛れ"たら屋根を塗装します。
旧国特有の(?)ザラザラ屋根の質感を塗装で表現してみることにしました。
そして塗りあがったのがこちら。
どん!
成人男性が出したらヤバいニヤつきが出てしまいました。
カラーレシピは
塗り屋根の表現はクレオスの116番に致死量のフラットベース(塗料の130%量)を入れガッサガサにして表現しました。
フラットベースは クレオスの188番を使いたかったのですが生憎切らしていたので30番のフツーのやつで代用。
でもまぁスケール的にはこれで良いのかも。 ※よいこはマネしないでね
配管やランボードは明るいグレーで塗り分けたのですが、何色を使ったか思い出せず...
ただ製品のモールドが如何に素晴らしいかが私の拙い写真でも伝わると思います。
最後の仕上げに
車番、所属表記、ドアコック表記そして宇部の象徴(?)「半自動ドア」表記をインレタで入れて...
完成!!
見よ、KATO Assyとの互換性向上による圧倒的情報量の暴力!
足回りはKATOの台車とボディマウントカプラーがネイティブフィットします!感動モンです
旧国関係はサードパーティーパーツも各社充実してるので良いジャンルですね。。
ところで、このクモハ51040の相方は40系が務める事が多かったようで。。
一応ぱーと3で半流40系がアナウンスされているのですがいつ出るのか....首を長くして待っています。