大阪ミニミニ同人会 | コン美味食文化論

コン美味食文化論

いけずな京女が、コンビニエンスに現代ニッポンの食文化を探求中。食のクロスロードを縦横無尽に放浪してます。

 熊本からapple-aさんが、出張で大阪に来られました。
 飴屋のおっさん様のところで飴を買うというので、飛んで行ったよ大阪は阿倍野・美章園(びしょうえん)。
 天王寺から阪和線で一つ目の駅です。

コン美味食文化論-01飴屋さん
コン美味食文化論-02ふたり


 集まったのは飴屋さん、apple-aさん、ちりとてちんさん、私の4名。
 「何が食べたい?」と聞かれたので、主賓をさしおいて「かすうどん!」とリクエストするあつかましい奴は、私です。

コン美味食文化論-1店頭



 それならば、と連れて行っていただいたのが「粋.菜.酒・食和'S(Ku.Wa.Zu)」という居酒屋さん。
 お昼は定食中心で営業されております。

コン美味食文化論-2かすうどん1



 「本格国産牛かすうどん」を「かす大盛」で1人前注文し、4人で分けるゴムタイな私たち…。
 いやその、このあとお好み焼も食べたかったので…。

コン美味食文化論-3かすうどん2



 え~、「かすうどん」とは大阪南部、河内~泉州あたりで常食されているうどんでして。
 「かす」というのは油かす、あっやっぱりご存知ない?

 牛の小腸を、脂が抜けるまでじっくり素揚げしたもの。
 昔から牛の畜産や関連産業が盛んな地域で、新鮮なホルモンが手に入ったのでその有効活用に考え出された食材です。
 かみしめると、外はカリカリ、中はプルプル。そして濃厚な旨みとコク。
 しかも、揚げてあるからしつこいのかと思いきや、軽くて後味が意外に残らない。
 そしてこれがですね、うどんと抜群に相性ええんですわ!
 ホルモン好きな方なら、きっとこの美味しさをわかっていただけると思いまする。

コン美味食文化論-4油かす



 またこのお店の油かすは、大きくて味わいが豊かです。
 やはり、牛の真の旨みが凝縮しているのがホルモンですから、ええ牛のホルモンかどうかは、すぐわかる。
 これは、独り占めしたい(爆)

コン美味食文化論-5寿司



 なんぼなんでも4人でうどん1杯というわけにはいきませんので、お寿司の盛り合わせ(松)も頼みました。
 それでも全然売り上げになりませんな…ビール1本でも飲めばよかった。

コン美味食文化論-6店内



 というわけで、ふだん飲食店の詳細な紹介はいたさないのですが、今回は罪滅ぼしのためにお店の紹介、しときます。お近くの皆様ぜひご利用をあせる


 店名:食和'S
 ジャンル:居酒屋
 TEL 06-6710-0982
 住所 大阪府大阪市東住吉区桑津5-3-6
 交通手段:近鉄南大阪線北田辺駅から443m
 
 「食べログ」の案内は、こちら から。


コン美味食文化論-7店頭1
コン美味食文化論-8店頭2


 次に連れてってもろたのは、美章園駅から徒歩1分の「お好み焼 むろまち」さん。

コン美味食文化論-9店内



 ごく庶民的な、大阪なら一般的な「近所のお好み焼屋さん」ですね。

コン美味食文化論-10ポスター



ほほお、「たこやきパフェか」…いや、ちゃうちゃう。

コン美味食文化論-11かす玉1
コン美味食文化論-12かす玉2


 またもや、「(油)かす」を堪能しようと、「かす玉」を注文しました。
 うどんの中でもカリカリプルプルであった油かす、今度はお好み焼の生地の中でふんわり加熱されてさらに香ばしくなってました。

コン美味食文化論-13タイガース焼1
コン美味食文化論-14タイガース焼2


 そして、「せっかく大阪なんやし」と、わかったようなわからんような理由で「タイガース焼」も注文。
 こちらは、豚肉とポテトたっぷりのお好み焼に玉子焼を乗せ、マヨネーズで球団のマークがかかれて出てきます。
 ポテトがほっくほくで美味しい!ただしボリュームたっぷり、4人で分けても食べごたえ、ありますよ。

コン美味食文化論-15餃子1
コン美味食文化論-16餃子2


 さらに、餃子部会(身内用語)の部会長であらせられるapple-aさんに敬意を表して、餃子もいただきました。    

 か~な~りニンニクの聞いた、王道の餃子でした!

コン美味食文化論-17豊下さん
コン美味食文化論-18飴の豊下


 このあとは、「飴の豊下」さんの工場に行って、飴ちゃんを買い…。(飴ちゃんの説明はこちら

コン美味食文化論-19かぶら



 一緒に売ってたお漬けもんやドレッシングの試食をさせてもらいました。
 写真は、なにわの伝統野菜・天王寺蕪の「若びき」、すなわちちょっと育ったもんを間引きしたもんですね。
 ちっちゃいですけど十分に蕪の甘味とほろ苦さがあり、胡麻ドレッシングとぴったりでした。

コン美味食文化論-22店内2



 さて、当然ですがデザートは別腹だ!
 天王寺駅まで車で送っていただき、訪問したのは「手作りタルトケーキとカフェのお店・タルトメッセ」
 1975年以来地域で愛されている、素材を自然のまま生かしたオリジナルタルトの専門店です。

コン美味食文化論-21タルト



 私は「ショコラバナーヌのタルト」をいただきました。バナナはコープ自然派の、JAS有機認証のものが使われています。
 タルト生地は、ホロホロ、サクサクの口どけの良い軽さ。
 中のフィリングはしっとりして、コクがありながら上品な甘さ。

コン美味食文化論-20店内1



 久々に私の中でタルトのヒットだったので、お土産に紅玉のタルトをお持ち帰りしたのでありました。


 皆様、お忙しいところ私のために(違う)、有難うございました。
 楽しかったし美味しかったですね、またお会いしましょう。



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